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シロ号が4年半ぶりに戻って来た!
Posted on December 10, 2018 at 11:43 PM |
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先日、当犬舎作出の純血サツマビーグルのオーナーで愛媛県T氏より猟を辞めたのでシロ号を飼ってもらえないか?との問い合わせがあった。 シロ号は、父はハク号、母はエス号で、純血サツマビーグルの保存活動で、当犬舎2回目の繁殖犬である。毛色の斑紋等が父親のハク号に瓜二つであったことから自家用に残していた。 しかし、T氏よりサツマビーグルの保存活動に全面的に協力する。また、繁殖に使ってもらって良い・・・との心強い申し入れがあり、かつ愛媛県西条市は当犬舎から高速を使えば2時間余りで行けると言うことから譲渡を快諾した。 その後、シロ号はT氏の熱心な訓練により、当時サツマビーグルの猟欲発現は1才をすぎないと発現しないと言われていたが、何と僅か生後8ヵ月余りでシカ猟犬として、捜索、起こし、追跡、回収・・・と、狩猟犬として完成した。 当時、T氏より電話があり『シロはシカ猟犬として完成した!この様な素晴らしい犬はブリーダーが持っていた方が良い・・・私には別の仔犬を貰えばよい!』との申し入れがあった。 絶滅が危惧されているサツマビーグルの保存活動を開始し、2年目の出来事であり、小生はT氏の思いに感銘を受け、今日まで保存活動を続けられている大きな原動力となっている。 そして、シロ号の2回目の発情が来た時、T氏より繁殖の申し入れがあり、当時鹿児島から来たばかりの若牡シロー号と交配し、7頭の仔犬を出産した。この直仔は、全国の熱心なサツマビーグル愛好家(ハンター)の下に譲渡され、今や各地でその素晴らしい狩猟犬として活躍の他、体形の美しさ、主人への忠誠心、尻癖の良さ等々、サツマビーグルの魅力を地域のハンター等が知る所となり、それが口コミ等で多くの予約を頂くようになった。 さて、話が少しそれたので本来に戻すとしょう!。 T氏より猟を辞めてのでシロ号を飼ってもらえないか?・・・と電話を頂いた時は一瞬驚いたが、シロ号の受け入れは即答で了解した。 しかし、当犬舎も既に9頭飼育しており、これ以上の飼育頭数の増加は第一種動物取扱業(動物愛護管理法)の認可申請時の登録数(9頭)に違反することになるので、1頭減らさなければならない。T氏にその旨を伝え、引き取りを暫く待ってもらうことにした。 そこで、サツマビーグル保存活動の後継者の一人である滋賀県のK氏にその旨を伝え、1才の若牡ドン号を飼ってもらえないか?と依頼したところ、同氏は1ヵ月前にコハク号をシカ猟中事故で亡くしていたこともあり、引き受けを快諾してもらった。 T氏は早速、先週の日曜日、早朝4時に自宅(滋賀県)を出て、当犬舎に8時前に到着。 K氏にドン号の猟芸、性格等々を説明し、約1時間程の引継ぎを終えた。 K氏は若いハンターではあるが、礼儀正しく、猟犬を見る目や狩りの技術はベテランハンターにも一目置かれる存在となっている「若くして名ハンター」と言える。 K氏が帰った午前10時過ぎに、一路、シロ号のオーナーT氏宅の愛媛県西条市を目指し高速を経由し移動する。 移動中は、シロ号に2年余り会っていないので、その後の活躍等を想像しながら、2時間余りでT氏宅に到着。 T氏は小生と同い年であるが、未だ現役で働いておられる。会社は自宅から直ぐ近くらしく、昼休み時間でもあり、自宅で到着を待っていてくれた。 T氏とは早々に挨拶を済ませた後、別れ際に『どうかお茶でも飲んでゆっくりしていって下さい』と言い残され、会社に戻られた。 そして、T氏の広い屋敷の一角に住居を構える長女さん宅に通された。 その建物たるやご主人が大工の棟梁でもあり、総ヒノキの数寄屋造りと・・・高級料亭を思わせる立派な建物であった。 当日は、シロ号が徳島に行く・・・と言うことから、隣町に住んでいる次女さんも来られていました。その後、奥様と娘さんの3人でシロ号の思い出等にふけり、2時間余りもお邪魔してしまった。 ご家族のシロ号やその子達への愛情は半端ではないことを痛感する。この様な素晴らしい家庭で暮らしていたシロ号を連れて帰ることに、何か申し訳なく辛かった。 シロ号が徳島に旅立つ時、ご家族は本当に寂しそうであった・・・。 写真は、最後のお別れをする2人の娘さんとシロ号!。。。 別れが辛いのに笑顔で送り出してもらえることに胸が痛む!。 利口で賢いシロ号も何かの異変に気付いているような顔をしている・・・。 下の写真は、シロ号(父親は当犬舎所有犬のシロー号)の直仔の『ハチ号』2.6才牡。 これぞ「サツマビーグル」と思える素晴らしい体型の持ち主である。性格もサツマビーグルには非常に珍しいフレンドリーで、初めての小生にも尻尾を振りながら暖かく迎えてくれた。 実は、T氏よりこのハチ号も譲渡したい旨の話があり、素人写真を送ってもらい当ブログに紹介した。しかし、写真を見てシカ猟の完成犬とは理解できなかったのか?、猟期中にも拘わらず問い合わせは僅かしかなかった。 小生も写真から、狩猟犬としてシカ猟には使えるが、体型的に種牡となると当犬舎で飼う事に躊躇していた。 T氏宅の屋敷裏には、シロ号と一緒に3頭のサツマビーグルが繋がれていた。T氏に「ハチ号は?」と尋ねると、『この犬です・・・』と紹介され、「エェェェ!」と驚いた!。 それがこの写真だ! 何と、オーナー募集で譲渡出来なかったのは、本当に幸いであった。この写真をオーナー募集に載せていたら、恐らく若いシカ猟犬の完成犬とあって、その日に譲渡先が決定ていたと思われる!。 因みに「オーナー募集」に載せた写真はこちら・・・ 本当に、この写真のお陰でハチ号が譲渡されずに済んだ!。ラッキー!!!。 その後、T氏が会社に行き、ご家族の3人でお話をさせてもらい、ハチ号への思いやりが強く、すっかりハチ号が生活に取り込まれていることが理解でき、ハチ号を徳島に連れて帰りたい!とは言えなかった。 しかし、どうしてもハチ号が欲しくなり、ハチ号の譲渡を申し入れてみたが、あっさりと否定された!。 予てより、T氏よりハチ号は小生の所有で仔犬の時に飼育を依頼され今日まで飼っていたことの説明は有ったと思われるが、2人の娘さんにとってはハチ号は家族同然であり、生活の一部になっていることが示唆され、断念するしかなかった。 しかし、帰り際に「今後ハチ号が、ペットと狩猟犬の何方で終わるのが幸せなのか?是非考えてあげて欲しい・・・」と言い残し、T氏宅を後にした。 シロ号は、生まれ育った当犬舎に4.6年ぶりに戻って来た。 当日は、知らない犬が沢山いるので驚いていたが、食事を与えると美味しそうに食べた。 やはり、警戒心が強いと言われているサツマビーグルも育て方によっては友好的でフレンドリーな性格の犬になることをT氏のご家族に教えてもらった感がある。 ハンターが高齢化しており、サツマビーグルの狩猟犬としての普及には限界がある。 この度のT氏宅の様に、狩猟犬とは言え、ご家族に愛育されれば、今後家庭犬(ペット)して十分飼育することが出来ることが示唆された。 写真は、当犬舎に来て3日目のシロ号!。 利口で賢いシロ号は、主人が変わった事を悟り、すっかり小生にも心を許し、なついている様に見える。 シロ号は、父親のハク号のコピー犬の様に、顔、体型、斑紋が実によく似ている!。 猟芸も生後8ヵ月でシカ猟の完成犬としてなっており、シロ号と山入するのが楽しみだ!。 そして1年後には、アサ号と繁殖し素晴らしい仔犬を後世に残して欲しいと切望している。 ※ ハク号の詳細(写真等)は「サツマビーグルの写真集」を参照。 |
シカ猟完成犬のオーナー募集
Posted on December 3, 2018 at 12:45 AM |
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この度、シロ号(当犬舎作出犬)のオーナー様で愛媛県T氏より、鉄砲を止めたので3頭飼育しているサツマビーグルの内、シロ号とその子ハチ号の2頭を当犬舎に引き取ってもらえないか・・・との問い合わせがあった。 シロ号は、元々当犬舎で自家用として残していた犬であり、今後は当犬舎で飼育。 尚、ハチ号もシロー号の後継犬として飼育したいのだが、当犬舎も現在9頭飼育しており、これ以上の増加は、動物愛護管理法(認証取得申請頭数制限:9頭以内)並びに飼育管理上から判断し難しいと判断し、オーナー募集となった。 募集は、保存会員様「限定」とします。 理由として、サツマビーグルの成犬は主人への忠誠心が強く、飼育経験がないと簡単には行かない。非常に利口で賢い犬なので、オーナー様の犬に対する愛情(信頼)を確認するまでは心を許してくれない(慣れない)。 例として、当犬舎のテツ号は、4日間に渡り餌はおろか水も飲まなかった。鹿児島の師匠に相談すると、朝夕30分程散歩をしながら、時々立ち止まってはテツ号の頭を優しく声を掛けながら撫でてやるを繰り返し行えば、自然とオーナーが変わった事を自覚し、信頼するようになる。信頼の証は、散歩の時間が来るとると尻尾を振り、また散歩中も尻尾をビンと立てて歩くようになることで判断できる。そしてこの頃から餌を食べる様になる。 サツマビーグルは、シャイな犬が多いと言われるが、主人に対する忠誠心からくる警戒心がシャイと勘違いされているようだ。シャイな犬は、新しい主人の前では餌を食べないが居なくなると食べる・・・これがシャイである。 しかし、サツマビーグルは決して新しい主人を警戒しても噛んだりは一切しない。 但し、乱暴に扱う(叩いたり蹴ったりして危害を加える)と抵抗するかもしれない。 募集犬=純血サツマビーグル牡:2.6才(平成28年6月17日生) ・名前=ハチ号 ・血統=父シロー号(四国プリンス犬舎所有犬)、母シロ号(四国プリンス犬舎作出犬) ※ 母シロ号は、父がハク号、母がエス号である。 ・体型=体重:18kg、体高:48cmの中型犬 ・外観=頭部、胴、四肢にかけバランス良く、全身がバネの様な素晴らしい筋肉質の体躯 であり、純血サツマビーグルの特性を継承する秀逸犬である。種牡として最高と言える。 ・性格=母親同様、サツマビーグルには珍しいフレンドリーで扱いやすい・・・と聞く。 <コメント> ハチ号の母シロ号は、生後8ヵ月余りでシカ猟の完成犬となり、狩猟並びに有害駆除で大活躍している秀逸犬である。母の詳細は、「サツマビーグルの写真集」を参照。 ハチ号も生後6ヵ月頃より母親と一緒にシカ猟に行くようになり、1才頃には単犬で捜索、起し、追跡・・・等々が一通り出来るようになる。 現在は、母親と変わらない素晴らしい仕事をする・・・と聞く。 <写真①>手前:ハチ号、後側:母親のシロ号 <写真②>募集犬:ハチ号 写真は上手く取れなかったと・・・前置きし、写メを送って頂いた。 正面 左側 右側 |
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