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サツマビーグルのブログ村

Blog

フクちゃんの訓練記(完)

Posted on April 29, 2019 at 10:41 PM Comments comments (0)

久しぶりのブログ更新です。
以前からプロバイバーのブログシステムの不具合が改善されませんでしたので更新することが出来ませんでした。

その間のブログは、別のプロバイダーniftyの『 猟犬サツマビーグルのつぶやき 』に掲載していました。
このブログは、日常の気付きなどをサツマビーグル目線で記載しており、にほんブログ村に登録し、ランキングにも参加しています。
ランキングは「狩猟犬」と「ハンティング」の2部門にトライしています。
お陰様で、狩猟犬部門では常時3位以内、ハンティング部門でも10位以内をキープしております。
応援よろしくお願いします。


さて今日は、アサ号とマレ号との間に、昨年8月25日に生まれたフク号の山入訓練の様子を紹介します。

フクちゃんは現在8ヵ月になる女の子!。
生後4ヵ月頃から基礎訓練を開始し、生後7ヵ月(今年の4月1日から)より山入訓練を開始している。


現在、訓練をしている山は下の写真の窪みの所からスタートです。
狩猟期間中も訓練用として一度も犬を入れていない。




































基礎訓練は、何時も車の出入りが少ない林道を利用しているが、本格的な山入訓練は下の写真の様な林道の脇道を利用している。

昔は車が通れたが、今は無理である。

この様な場所は、野生動物も大いに利用しており、鳥獣の臭いも濃く、猟欲発現にはもってこいの場所と言える。





































山入訓練は以下の通りである。

朝7時30分頃(夏は6時30分頃)に犬舎を出発し猟場(訓練場)には8時頃に到着。
フクちゃんを車から降ろし、首にGPSマーカーを装着し、放犬。





































訓練は、あくまでフクちゃん任せで、声を掛けたり、指示したりは一切しない。
※ 訓練犬が足元から余り離れない場合は、訓練犬とは絶対に目を合わさないよう知らん顔をして、動かずじっとしていると訓練犬は、退屈になり安心感から少しづつ遠くに足を延ばす様になる。訓練者と訓練犬の我慢比べである。

フクちゃんは現在、林道で臭いを拾うと、300m余りは狩り込んて行ける。
そして、運が良く、シカを発見(起こし)すると追い鳴きが始まる。
訓練犬がここまで仕事が出来る様になれば、訓練者も訓練犬も山に行くのも楽しくなり、もちろん追跡時間も日増しに伸びて行く。

今日のフクちゃんのと追跡軌道は下記の通りである。
写真は、GPS受信機の画面である。
<凡例>
・車印・・・車を駐車している位置(フクちゃんを放犬した場所)
・旗印・・・過去にシカを捕獲した場所(射場)
・三角印・・・訓練者の位置(最終的にフクちゃんを回収した場所)

尚、グリーンの線がシカを追跡したフクちゃんの追跡軌道である。

この追跡軌道で太くなっている線は、シカを見失い、シカが逃げて行った臭腺を捜索していることを意味する。
また、一本線の場合には、順調に追跡していることを表している。







































この日のフクちゃんの移動距離は、7km余りであった。

この間、シカを2度確認しており、運が良ければ狩れるたろう!。

もうこれだけ仕事が出来れば『シカ猟犬としてデビュー』と言っても過言ではない!。

後は、今までイノシシとは対峙していないのが気になる。

この時期、牝イノシシに抱きかかえられ噛みつかれ恐怖心を体験すると、賢い訓練犬は山に入らなくなることも少なくない。

逆に、牡イノシシに切られ大ケガをしても、一瞬の出来事から、訓練犬も恐怖心ものこらずに大成する訓練犬も多い。


【 後記 】

今回をもって、フクちゃんの訓練記は終了させてもらいます。

しかし、当犬舎の作出犬で、日々訓練に励んでいるが未だ猟欲が発現しない犬がいるオーナー様で、訓練法が分からない等々のご心配がある場合は何時でも連絡くださいませ。
( オーナー様に合った訓練法を分かりやすく丁寧に説明させて頂きます )



フク号が遂に猟欲発現!

Posted on April 8, 2019 at 10:28 PM Comments comments (0)

当プロバイダーのブログシステムの不具合で暫く更新できませんでした。
お詫び申し上げます。


さて、フク号が遂に猟欲が発現し、300m余り追い鳴きをしました。

フク号の父はアサ号、母はマレ号で、昨年8月25日に誕生。

現在、7ヵ月、体重11kg、体高37cmと、標準よりかなり小さい。
アメリカンビーグルより小さいく位だが、外見はサツマビーグルそのものであり、筋肉質で身体のバランスも良く、非常に美しい姿に成長している。

運動場内での写真は以下の通りである。








































さて、訓練であるが、猟期中は、リードに繋いで山には連れて行っていたが、本格的に単犬での山入訓練は4月1日より開始した。
ところが一昨日、早くも360m余り追い鳴きを行った。
その時の様子はGPS受信機で紹介する。





































< 画面の説明 >

×印=林道の行き止まり
旗印=過去にシカを捕獲した場所(射場)
▲印=小生の位置
家印=神社(祠)
犬印=フク号


この時の様子は以下の通りである。

この日は、何か何時もと変わっていた。
地鼻を多用し、林道を上に下に執拗に何かの臭いを取って捜索をするので、これは?と思い、暫くお手並み拝見と?静観していた。

写真は、捜索を始めたフク号の様子




































すると、杉山から雑木林に入った瞬間!、大きな声で追い鳴きが始まった。

追跡は、GPS受信機を見て分かるように、シカの獣道に沿って追跡している。

これはシカ?と思っていたが、361mの地点で立ち止まり動かない?。

暫く様子を見るが、時々鳴くが、一向に追跡をしない?

30分程経っても帰ってこないので、距離も近いので、その場に行くことにした。

現場に行ってみると、一カ所を見つめて動かないでいる?

更にその場に行くと、何と獲物を穴に追い込んでいた!。

その時の写真は以下の通りである。





































フク号をリードに繋ぎ、穴の中を覗いてみると?

フーフー!・・・と何かが怒り興奮している様子?

近くで枝を見つけ、穴の中を突くと???

何と飛び出して来たのは?『 アナグマ 』

ヨタヨタと逃げて行った(笑)


今日、フク号が追い鳴きしたのはアナグマでした!

フク号の父親で現在は名シカ猟犬となっているアサ号の初追い鳴きは『 タヌキ 』だったので、親子よく似た狩猟犬デビューとなった。
※ アサ号は、タヌキを追跡の末、立ち木に追い上げた。



【 訓練ポイント 】

サツマビーグルの場合、先導犬に付けて訓練するより、単犬で出来る限り数多く山に引く方が猟欲の発現は早い。
それは、個々の犬の資質に沿った訓練が可能だからである。あくまで訓練犬のペースで猟欲発現を待つ方が良い。

焦らず、急がず、騒がず・・・の精神で、訓練犬を信じ車が通れない様な林道で、散歩するような気持ちでやると良い結果が出る(コツコツが勝つコツ
単犬で訓練した狩猟犬は、3年余りも全く山入させなくても仕事は良くやる。

尚、一旦猟欲が発現した場合は、山入の間隔を開けず、自信が付くまでは同じ山で訓練することがベターである。
訓練犬が未熟なことは獲物も承知しており、寝屋も変えず遠走りもしないので自然と訓練犬は起こしや追跡力が増すケースが多い。

★ 訓練に関する問い合わせは、当犬舎作出のサツマビーグルに限り、何時でも受け付けます。




シロ号が4年半ぶりに戻って来た!

Posted on December 10, 2018 at 11:43 PM Comments comments (0)
先日、当犬舎作出の純血サツマビーグルのオーナーで愛媛県T氏より猟を辞めたのでシロ号を飼ってもらえないか?との問い合わせがあった。

シロ号は、父はハク号、母はエス号で、純血サツマビーグルの保存活動で、当犬舎2回目の繁殖犬である。毛色の斑紋等が父親のハク号に瓜二つであったことから自家用に残していた。
しかし、T氏よりサツマビーグルの保存活動に全面的に協力する。また、繁殖に使ってもらって良い・・・との心強い申し入れがあり、かつ愛媛県西条市は当犬舎から高速を使えば2時間余りで行けると言うことから譲渡を快諾した。

その後、シロ号はT氏の熱心な訓練により、当時サツマビーグルの猟欲発現は1才をすぎないと発現しないと言われていたが、何と僅か生後8ヵ月余りでシカ猟犬として、捜索、起こし、追跡、回収・・・と、狩猟犬として完成した。
当時、T氏より電話があり『シロはシカ猟犬として完成した!この様な素晴らしい犬はブリーダーが持っていた方が良い・・・私には別の仔犬を貰えばよい!』との申し入れがあった。

絶滅が危惧されているサツマビーグルの保存活動を開始し、2年目の出来事であり、小生はT氏の思いに感銘を受け、今日まで保存活動を続けられている大きな原動力となっている。

そして、シロ号の2回目の発情が来た時、T氏より繁殖の申し入れがあり、当時鹿児島から来たばかりの若牡シロー号と交配し、7頭の仔犬を出産した。この直仔は、全国の熱心なサツマビーグル愛好家(ハンター)の下に譲渡され、今や各地でその素晴らしい狩猟犬として活躍の他、体形の美しさ、主人への忠誠心、尻癖の良さ等々、サツマビーグルの魅力を地域のハンター等が知る所となり、それが口コミ等で多くの予約を頂くようになった。


さて、話が少しそれたので本来に戻すとしょう!。
T氏より猟を辞めてのでシロ号を飼ってもらえないか?・・・と電話を頂いた時は一瞬驚いたが、シロ号の受け入れは即答で了解した。
しかし、当犬舎も既に9頭飼育しており、これ以上の飼育頭数の増加は第一種動物取扱業(動物愛護管理法)の認可申請時の登録数(9頭)に違反することになるので、1頭減らさなければならない。T氏にその旨を伝え、引き取りを暫く待ってもらうことにした。

そこで、サツマビーグル保存活動の後継者の一人である滋賀県のK氏にその旨を伝え、1才の若牡ドン号を飼ってもらえないか?と依頼したところ、同氏は1ヵ月前にコハク号をシカ猟中事故で亡くしていたこともあり、引き受けを快諾してもらった。

T氏は早速、先週の日曜日、早朝4時に自宅(滋賀県)を出て、当犬舎に8時前に到着。
K氏にドン号の猟芸、性格等々を説明し、約1時間程の引継ぎを終えた。
K氏は若いハンターではあるが、礼儀正しく、猟犬を見る目や狩りの技術はベテランハンターにも一目置かれる存在となっている「若くして名ハンター」と言える。


K氏が帰った午前10時過ぎに、一路、シロ号のオーナーT氏宅の愛媛県西条市を目指し高速を経由し移動する。
移動中は、シロ号に2年余り会っていないので、その後の活躍等を想像しながら、2時間余りでT氏宅に到着。

T氏は小生と同い年であるが、未だ現役で働いておられる。会社は自宅から直ぐ近くらしく、昼休み時間でもあり、自宅で到着を待っていてくれた。
T氏とは早々に挨拶を済ませた後、別れ際に『どうかお茶でも飲んでゆっくりしていって下さい』と言い残され、会社に戻られた。

そして、T氏の広い屋敷の一角に住居を構える長女さん宅に通された。
その建物たるやご主人が大工の棟梁でもあり、総ヒノキの数寄屋造りと・・・高級料亭を思わせる立派な建物であった。

当日は、シロ号が徳島に行く・・・と言うことから、隣町に住んでいる次女さんも来られていました。その後、奥様と娘さんの3人でシロ号の思い出等にふけり、2時間余りもお邪魔してしまった。

ご家族のシロ号やその子達への愛情は半端ではないことを痛感する。この様な素晴らしい家庭で暮らしていたシロ号を連れて帰ることに、何か申し訳なく辛かった。
シロ号が徳島に旅立つ時、ご家族は本当に寂しそうであった・・・。

写真は、最後のお別れをする2人の娘さんとシロ号!。。。
別れが辛いのに笑顔で送り出してもらえることに胸が痛む!。
利口で賢いシロ号も何かの異変に気付いているような顔をしている・・・。



































下の写真は、シロ号(父親は当犬舎所有犬のシロー号)の直仔の『ハチ号』2.6才牡。
これぞ「サツマビーグル」と思える素晴らしい体型の持ち主である。性格もサツマビーグルには非常に珍しいフレンドリーで、初めての小生にも尻尾を振りながら暖かく迎えてくれた。

実は、T氏よりこのハチ号も譲渡したい旨の話があり、素人写真を送ってもらい当ブログに紹介した。しかし、写真を見てシカ猟の完成犬とは理解できなかったのか?、猟期中にも拘わらず問い合わせは僅かしかなかった。
小生も写真から、狩猟犬としてシカ猟には使えるが、体型的に種牡となると当犬舎で飼う事に躊躇していた。

T氏宅の屋敷裏には、シロ号と一緒に3頭のサツマビーグルが繋がれていた。T氏に「ハチ号は?」と尋ねると、『この犬です・・・』と紹介され、「エェェェ!」と驚いた!。

それがこの写真だ!

何と、オーナー募集で譲渡出来なかったのは、本当に幸いであった。この写真をオーナー募集に載せていたら、恐らく若いシカ猟犬の完成犬とあって、その日に譲渡先が決定ていたと思われる!。





































因みに「オーナー募集」に載せた写真はこちら・・・













本当に、この写真のお陰でハチ号が譲渡されずに済んだ!。ラッキー!!!。


その後、T氏が会社に行き、ご家族の3人でお話をさせてもらい、ハチ号への思いやりが強く、すっかりハチ号が生活に取り込まれていることが理解でき、ハチ号を徳島に連れて帰りたい!とは言えなかった。
しかし、どうしてもハチ号が欲しくなり、ハチ号の譲渡を申し入れてみたが、あっさりと否定された!。

予てより、T氏よりハチ号は小生の所有で仔犬の時に飼育を依頼され今日まで飼っていたことの説明は有ったと思われるが、2人の娘さんにとってはハチ号は家族同然であり、生活の一部になっていることが示唆され、断念するしかなかった。

しかし、帰り際に「今後ハチ号が、ペットと狩猟犬の何方で終わるのが幸せなのか?是非考えてあげて欲しい・・・」と言い残し、T氏宅を後にした。


シロ号は、生まれ育った当犬舎に4.6年ぶりに戻って来た。
当日は、知らない犬が沢山いるので驚いていたが、食事を与えると美味しそうに食べた。

やはり、警戒心が強いと言われているサツマビーグルも育て方によっては友好的でフレンドリーな性格の犬になることをT氏のご家族に教えてもらった感がある。

ハンターが高齢化しており、サツマビーグルの狩猟犬としての普及には限界がある。
この度のT氏宅の様に、狩猟犬とは言え、ご家族に愛育されれば、今後家庭犬(ペット)して十分飼育することが出来ることが示唆された。

写真は、当犬舎に来て3日目のシロ号!。

利口で賢いシロ号は、主人が変わった事を悟り、すっかり小生にも心を許し、なついている様に見える。

シロ号は、父親のハク号のコピー犬の様に、顔、体型、斑紋が実によく似ている!。
猟芸も生後8ヵ月でシカ猟の完成犬としてなっており、シロ号と山入するのが楽しみだ!。

そして1年後には、アサ号と繁殖し素晴らしい仔犬を後世に残して欲しいと切望している。
※ ハク号の詳細(写真等)は「サツマビーグルの写真集」を参照。






































特集!サツマビーグルの猟芸 第1報:テツ号

Posted on August 10, 2018 at 9:54 PM Comments comments (0)

純血サツマビーグルの保存普及活動も開始後8年を迎える。多くの試練も経験し、狩猟や訓練等を通して多くの知見も習得した。現在、国内の飼育数も79頭となり、年内にも目標の100頭達成が現実味を帯びてきた。

しかし、日本固有の獣猟犬である純血サツマビーグルの猟芸等についての報告は、過去の狩猟雑誌を見直してもその記述は稀である。
そこで、この度より、小生が元気なうちに今日までのサツマビーグルの飼育経験で得た知見を後世に残したいとの思いから、今までに飼育した全犬の猟芸について紹介したいと考えている。登場する犬は、小生の思い出順で記述する。

この度、猟犬としての関心が高い「猟芸」について、最も信頼を置いているテツ号牡5歳を第1報とし、順次紹介する。サツマビーグル普及活動の一助になれば幸甚である。


写真は、2才当時のテツ号。
サツマビーグルは、猟芸の発現が遅いと言うことが今日までの通説となっていた。
現在当犬舎で飼育しているサツマビーグルは、生後6ヵ月頃から基礎訓練を開始し、単犬で山に引き、訓練犬と共に色んな地形を歩きながら山慣れを行っている。
頻度は週に2~3度である。
訓練犬の体力に合わせて行い、山に来ることが楽しいことを学ばせている。
訓練犬が山慣れしてくると、主人はゆっくりと歩き、又は同じ場所で立ち止まるを繰り返すと、若い訓練犬は体力を持て余し、主人が居ることを確認しながら、段々と遠くまで足を伸ばすようになる。主人から100m余り離れて捜索が出来るようになると、自然と獲物に出会う確率も高くなり、初めての起こしに繋がり、猟犬として覚醒する。最初は100mや数分程度の追い鳴きとなるが、主人は腰を落として訓練犬の帰りを迎えてやり、大いに褒めてやる。訓練犬は褒めてやることが、猟芸向上の秘訣となる。
訓練の詳細は、当ホームページの『 猟犬としての飼育・訓練法 』サイトを参照。


さて、本題のサツマビーグルの猟芸にもどすとしよう。
今日まで飼育したサツマビーグルは、8年前に鹿児島から初めて持ち帰った①ハク号、②エス号、③ベン号、2年遅れて④テツ号、⑤リュウ号、⑥シロー号、3年遅れて⑦マレ号が入舎している。その後前記した基礎犬を基に、当犬舎で作出した⑧アキ号、⑨エリー号、⑩アサ号、⑪ドン号の11頭を飼育し、猟犬として完成させている。
この頭数では、いささか知見不足も止むを得ないが、8年前にハクとエスからスタートした保存普及活動なので、これも良しとして私見を述べてみる。

先ず、上記した11頭は全てシカ・イノシシ猟犬として完成しているが、何れも同じ猟芸とはいかない。
おおよそ、外形(体型)から判断し3タイプに分けられる。
1)胴長で足が短いタイプは、地鼻を多用し、中速で追跡するため、ノウサギやタヌキ等の小物に向いている。
2)胴が箱型で足の長いタイプは、高鼻を多用し、林道からでも実に素早く漂臭をキャッチし、寝屋に急行すや高速追跡を開始する。シカの天敵となり得る猟犬と言える。
このタイプは体高が55cmを超える大型で美しく猟芸も素晴らしいが、作出は難しい。
3)上記の中間タイプ
高鼻と地鼻を上手く使い分け、追跡速度も臨機応変に変えることが出来る。

いずれのタイプも若犬時代は、体力任せで2時間余り長追いするが、2歳を超えるころから賢い狩りに変身し、主人から遠ざかって直線的に尾根超えをするような場合は、約30分程追跡した後、主人の下に一旦帰って来る犬が多い。単独猟にとって最良である。

しかし、上記した3タイプは、生後60日目頃の仔犬での見極めは未だ判断できないでいる。理由の一つに、鹿児島ではここ十数年前からサツマビーグルを繁殖するハンターが居なくなり、自然淘汰でその飼育数が激減し、一部のごく少数のサツマビーグル愛好家が細々と繁殖を行っていたため、従来居た、大型、中型、小型の3タイプの系統が崩壊し、純血を守ることを優先し、止む無くミックス交配をしてきた。両親の外見から判断し、ベストの繁殖をしたと思っても、一胎中には色んなタイプが生まれ、思うようにはいかない。

現在、当犬舎では中型を目標に系統繁殖を行っており、現在4代目となっている。しかし、、体型だけの固定なら可能と思うが、猟犬としての能力(猟芸)も考慮せねばならない。
中型でよく発達した頭骨に大きく長く垂れた耳を有し、骨太でガッチリした体躯で、尻尾が上部にピンと立っている。所謂「頭がバセット、胴体は小型の米系ポインター」の様な容姿、かつ猟芸は高鼻と地鼻を巧みに使い分け、狩り込みはエネルギッシュで、起こしが早く、連続追い鳴きで高速追跡し、戻り(帰り)が良い・・・と言うのが理想的なサツマビーグルと言えるが、実に難しい!。やはり遺伝的に固定される7世代を数えないと無理と考える。

また、現存するサツマビーグルの血縁関係は近く、系統保存を急ぎ近親交配を行うと、遺伝障害が発生することも少なくない。現状では4系統の種牡を所有しているが、異系とは言えず、実際に繁殖し、血液係数等を判断しするしか方法はない。現在、79頭全ての情報(血統)は、当犬舎がコンピューターで一元管理しているので、現在は遺伝障害は発生していない。
現在のサツマビーグルは、数か非常に少ないため、厳重な管理の下で繁殖した仔犬を購入しないと、案に安いからと言う安易な気持ちで手に入れると、その子孫に遺伝障害が発生するリスクも高くなる。良く電話で問い合わせがあるので、誰から購入したと言う事を聞くとその系統もおおよそ見当がつく。サツマビーグルの将来への存続のためにも、販売目的だけの繁殖は慎んでほしいと願っている。また、購入しないことである。

話は、どんどん擦れてしまうのが小生の欠点でもあり勘弁願いたい。
話を戻し、上記した11頭のうち、前記した理想的なサツマビーグルに、唯一もっとも近い猟芸をするのが「テツ号」である。
良く受ける質問に、犬を1頭しか飼ってはならないと言われたら、どの犬を残しますか?・・・即!テツ号と答えている!。
しかし、テツ号にも欠点が一つだけある。それは子種がなく、種牡として使えないことである。もし・・・が許されるなら、今頃はテツ号の直仔を中心とした系統繁殖(品種改良)をしていただろう。そして、その系統(血統)は、後世に残るサツマビーグルとして愛育されていたと思う。あまり考えると虚しくなるので種牡の話はこの辺で置くことにする。

テツ号は、犬舎では静かで大人しく、小生の孫たちが犬舎にノコノコと入って行き、悪さをしても絶対に怒ったりはしない、利口で賢い犬である。
山に行っても主人と連絡性が良く、かなり広く捜索していても、帰れコール「20番スラッグ弾の空ケースで『ピィピィッピィー』と短く区切って吹く」をすると、必ず主人の下に返って来る。単独猟犬としての資質は申し分ない。


以下、テツ号との思出写真を紹介する。

写真は、東京のペット専門雑誌社より取材を受けるテツ号
















写真左は、「特集ビーグル犬」の単行本に全カラー5Pに渡り「テツ号」が大きく紹介され、一般の愛犬家にも日本にもサツマビーグルと言う固有の獣猟犬がいることが報知された。
反響が大きく出版後、3週間余りは多くのビーグル愛好家からメールや電話が殺到し、その対応に追われた。

その後、ペットとしての譲渡依頼も多くなっている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな雌イノシシ。

テツ号のイノシシ猟は、主人が来るまではイノシシとの安全距離を維持し、大きな声で鳴き続ける。イノシシにはウォ~ンウォ~ンと低い声で長く引っ張る鳴きをする。

シカは、起こすと直ぐに逃げるので、ウォウォと短く鳴きながら追跡する。

この鳴き方で獲物の種類が分かる。

また、ヤマドリには、連続で鳴かず、動きが機敏になるので直ぐ分かる。
弾を入れ替える時間も取れ、実に面白い狩りが堪能できる。

装弾は、スラッグ弾及び6粒弾に加え、5号弾も4発持っている。

テツ号と狩りをすることで、本当の意味での「一犬・二足・三鉄砲」と言われた単独猟の神髄が良く理解できる。
サツマビーグルを飼育するまでは、約30年間、アメリカンビーグルで狩猟やトライアルで楽しんで来た。そのアメリカンビーグルは、現在、四国プリンス系ビーグルとして13代目を数えている。現在、当犬舎にアメリカンビーグルは居ないが、熱心なビーグラーにより系統保存されている。


写真は、テツ号が初めて狩った大きな牡シカ。

何時も牝シカばかりで、何時かは森の皇帝と言われる大型の牡シカを是非とも撃ちたいと思っていた。

この時のことは今でもよく覚えている。
テツ号がエネルギッシュに杉山を登って行き、雑木林に差し掛かった時、何時もなら前鳴きをするのだが、この日は全く鳴かないで登って行く。暫くして止まり、動かない。恐らく大シカと向き合っており、テツ号の迫力に委縮した大シカが隙を見で杉山を駆け下りてきたと推察する。
すぐさま2発撃つが興奮して当たらない。その後テツ号は30分余り高速で追い鳴きする。大シカはたまらず、元の寝屋に戻って来た。その時の様子は、白い息をハーハーと吐き、意識朦朧の様で、小生が居るのも構わず前進してきた。
すぐさま射撃体勢をとり、1発撃つとドサ!と倒れた。思わず銃を置き大シカの下に行くと、何と!、よろよろと起き上がり、逃げて行った。血のりは転々と付いている。直ぐにテツ号がやって来るが、私には目もくれず追い鳴きをしていった。GPS受信機で暫く様子を見ていると、500m程行った杉山で、テツ号が同じ場所で鳴いている。
その場所に歩いては遠いので、車で15分ほどかけ現地に向かった。車を駐車したころから数十メートル横に行った杉山の谷筋で、テツ号が大シカの周りを旋回しながら大声で鳴き続け、小生が到着するまで大シカを止めていた。
初めて近くで見る憧れの森の皇帝!。しばし、牡の大シカに見とれていたのは言うまでもない。

その後、テツ号とシカ猟やイノシシ猟で、大いに楽しんで来た。特に、これだけ私がサツマビーグルに特化し、全てを犠牲にしてまでも保存普及活動に従事している理由の一つにテツ号との出会いが実に大きい。

テツ号によって、サツマビーグルの猟芸を心行くまで堪能できた気がする。種牡として使用できないまでも、犬舎に居るだけでその実力と普及活動への功績は大きく、存在感がある。
当犬舎の広報部長として、多くの見学者様にサツマビーグルの良さを広め、好印象を頂いている。
今後も素晴らしい猟犬として元気で長生きしてほしいと願っている。

年寄って、足が弱った老ハンターの単独猟犬として、テツ号の様なサツマビーグルは素晴らしい伴侶となるだろう!。
恐らくこれだけ利口で賢く、猟犬としてだけでなく、主人や家族にも忠誠心が強く思いやりがある犬種はないと断言できる。そうでなければ保存普及活動はとてもでないができない。


次回は、どの犬が登場(紹介)されるかは想像しながら楽しみにお待ち下さい。

では、次回にお会いしましょう!。。。

これからも暫くは、猛暑日が続くと思いますが、お身体には十分ご自愛下さいませ。





マリーの子育て

Posted on June 30, 2018 at 2:17 AM Comments comments (0)
今日は、マリーの子育てを紹介する。

マリーが出産して、今日で20日目となる。
出産は、12時間にも及ぶ難産で、逆子の巨大仔が2匹も産道で詰まり、私が手伝ってやらなければ、恐らく自然分娩だと母子ともに死んでいたと思う。。。

しかし、今はどうだろう!!!。。。
その時が嘘のように、母子ともに健やかに暮らしている・・・。

本来なら、仔犬も目が開き、ヨチヨチ歩きで、マリーも大変な時期だが、仔犬が3頭と少なく、ミルク喧嘩をしなくても幾らでも飲めることから、みんな幸せそうにゴロゴロと寝てばかりである。







































暑くなるとキャンキャンと泣く。。。そして扇風機を回してやると泣き止み、また寝る!。

更に暑くなるとまたキャンキャン泣く。。。こんどはコンクリート床に移動してやると、またスヤスヤ眠る・・・。

1頭は小さいが良く歩く。しかし大きさ標準だ!。。。
他の2頭は、もう2kg前後もある巨大仔で、歩くのもやっと。まるで海洋の岩陰で眠る海の怪獣「トド」のようである・・・(笑)

それにしても、あのヤンチャで落ち着きがなく、ガサ!犬のマリーが、本当に子犬の世話を暑さもいとわず、母親モード全開で良くしているのには苦笑する。。。

巨乳をゆらゆら揺らして歩く姿は、まぎれもなくお母さんだ!

仔犬を産んでからは、かなり落ち着きも出て来て、良い母犬になっている。







































四国徳島は、ここ数日、ぐづついた天気が続いている。

晴れと思い油断していると、猛烈に激しい雨が降る・・・の繰り返しだ!。

もう少しで露も開けると思うが、また連日35℃を超える猛暑になるのか・・・

運動場には、寒冷紗を張っているが、それも猛暑には適応できないので、屋根や犬舎周りのコンクリートに打ち水をする。

更には、大型の業務用扇風機3台のフル運転となる・・・。。。夏本番だ!

仔犬にはスポットクーラーを用意しているが、出来る限り自然の状態で保育するのが基本である。夏仔は暑さに強い・・・


今朝の運動場の様子・・・
みんな蒸し暑い天気にうんざりしている!・・・ようだ。。。




































最後に・・・

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更新の励みとなります・・・。。。


純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第3話

Posted on March 8, 2018 at 1:32 AM Comments comments (0)
皆さん・・・お元気ですか?。。。四国徳島は、先月の寒さが嘘のように暖かくなり、梅の花も咲き始めました。これから一気に春です・・・。

〇僕は昨日で生後6ヵ月になりました。(ご主人評価)
・体重:早朝測定(空腹時)で12kg。
・体型:父親のアサ号の様に足は長くなく、母親のマレ号に似たバセットタイプ。
・性格:明るくフレンドリーで物怖じしない。
・飼育管理:ケージ内でのウンチは殆どしなくなったが、おしっこは未だである。
・歩様:外見はバセットタイプで鈍い感がするが動きは軽快(格言=重くて軽し)
●欠点・・・大きくなるにつれ自然に治ると思われる???。
・給餌の際に大声で啼く・・・・継続中。
・なんでも噛んで破壊する・・・やや改善。
・尻癖が悪い・・・やや改善。
・誰にでも喜んで良く飛びつく・・・・継続中。
・尻尾がピンと立たず垂らしている・・・新発見(性格的なものか?)

◎相対的な評価・・・犬舎内ではわんぱくぶりを発揮。犬歯以外は生え変わっている。2月末から少しずつ基礎訓練を行っているが、小さい時から度胸があり物怖じしない性格からか、基礎訓練はほぼクリアーし、最終段階の応用編に入っている。銃壁もクリアー。


●第一段階=基礎訓練(生後4ヵ月~6か月)
①他犬や他人と接しても仲良くできるコミュニケーション力を学習をする。
※ 犬や人の出入りが多い公園等で散歩させ、来園者と仲良くする。最初は尻尾を下げて警戒するが何日も通うことにより尻尾が上がり、顔見知りの犬や人に尻尾を振って歓迎するようになれば合格。  ⇒ 合格
②車に乗せる学習をする。
※ 最初は10分程乗車することからスタートし、最終的には未舗装の林道で60分余り乗車させて酔わなければ(嘔吐やヨダレ)合格。 ⇒ 合格
③林道に連れて行き遊ばせる。
※ 最初は尻尾を下げて警戒しオドオドするが、訓練者は腰を下ろして「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり、心配しなくて良いことを教える。何日も通うことにより尻尾も上がり、走ったり小枝を噛んだりしてじゃれる様になると合格。⇒ 合格
④山歩きを学習する。
※ 最初は何時もの林道からゆるいのり面を探して訓練者が先に下りたり上がったりする。子犬が下りたり上ったり出来ずにキャンキャン鳴く場合は、レベルが高いので優しい場所で再訓練する。そして段々と傾斜がキツイのり面を訓練者の後に付いてこれれば合格。訓練は、上るより下りる方が恐怖心が強くなるので時間をかけて、訓練犬自らが勇気を出して自主的に行動できれば合格。⇒ 合格
※ 訓練のポイントは、訓練犬と目線を合わさずに知らぬ顔をして、訓練犬が付いてくるまで何時までも待ってやること。声をかけても行けない。甘えは禁物!。
⑤谷川を渡る学習をする。
※ 最初は、少し水が流れ深くない谷から始め、段々と水量も多く深い谷へ進展させ、訓練者に付いてこれれば合格。⇒ 合格(珍しく水を怖がらない)
※ 訓練は、谷の上り下り、左右の横断を行う。この訓練が最も訓練者の忍耐が要求される。林道の上り下りの要領で、訓練犬が勇気を出して自主的に行動するまで知らぬ顔をして待ってやること。声を出して勇気付けたりしないこと。変な学習をさせればそれが癖となり、自分が出来なければ「キャンキャン・ウォーン」と泣き叫んだりする犬になり回収に手間取る犬になる。
基礎訓練の極意は、訓練犬を信じ「あせらず」「いそがず」「さわがず」の精神で、気長に訓練犬の自主性に任せた訓練を行う。いくら困っても訓練者(主人)は絶対に助けてはくれないことを教える。そして訓練犬が付いてくる(帰って来る)まで訓練者は待っていてくれるという安心感を植え付けること。
⑥応用編を行い仕上がりを確認する。⇒ 現在進行中
※ ゆっくりと林道から降り、水が流れる谷筋を下って行き、谷を横切り、対岸の谷筋を登って林道に戻る。途中何かの臭いに反応(鼻を地面に付けて必要に臭いを嗅ぎ尻尾を振る又は高鼻で鼻をクンクンしている等)して足を伸ばして捜索しだしたら、訓練犬が納得して帰ってくるまで待ってやる。そして最終的に訓練者から100m程離れて捜索が出来るようになれば合格。
※ 主人から離れて捜索できない犬には、訓練犬が足元に帰ってきても「知らぬ顔」をして動かないようにする。訓練犬は何時までも訓練者が動かなければ退屈してウロウロ少しづつ遠くに足を伸ばすようになる。遠くまで行ってもGPSで確認し、決して呼んだりしてはいけない。
※ この100m離れて捜索することが出来なければ、できるまで基礎訓練を繰り返し行う。この間、数ヵ月余計に時間が掛かっても猟犬として生活する時間からすると本の僅かな時間である。


【 基礎訓練の点描 】
ドンちゃんは、生後25日位から高さ20cm余りの産箱を超え、隣の部屋で一人寝していた。性格はサツマビーグルには珍しいフレンドリーで、物怖じしない。初めての山入はマリー号とのシカ猟に同行させた。身体が小さく初めての山なのでマリー号と一緒に放した。しかし、何とマリー号に付いて林道を降りて行ったのには驚いた。しかし、GPSマーカーを装着していなかったので何処でいるのか分からない。その内はぐれて泣くまで待ってみるが10分ほどしても何も聞こえない。マリー号はとGPS受信機を見ると林道下の谷を越え向山まで足を伸ばしている。まだシカを起こしていないので、帰れコールを20番空ケースで『ピッピッピー』と強く何度も吹くとマリー号は10分程で帰って来た。
ドンちゃんは・・・と暫く待って見たが帰ってこない。マリー号を車の輸送箱に戻し、GPS受信機でマリー号の軌道を辿って行く。林道を下り谷を渡り対面の杉山を登って行く。しかし、こんな急坂を山入初めてで小さいドンちゃんが登って行ったのか・・・等々を考えながらヒーヒーと息を切らせて登って行くと、なんとドンちゃんがマリーの後を追って下っていた。
これには何とも驚いた。この子犬は何なんだ!!!・・・凄い!!!。。。あの谷川をどのようにして渡ったのか等々を思いつつ、安心させてやろうと大声でドンちゃんを呼ぶも何と無視。結局、車まで一人で戻って行った。
度胸があり物怖じしない性格は承知していたが、喜んでばかりではいられない。それは目線を変えて考えると、鈍感とも言える。
普通であれば、先導犬や主人からはぐれれば寂し泣きをするものだが、途中で主人と会ったのにちらッと振り向いただけで、知らぬ顔でマリー号の後を追う子犬なんて、アメリカンビーグル37年、サツマビーグル8年、猟歴45年の小生であるが一度も見たことがない。
ドンちゃんの今後の課題は、20番空ケースでの「呼び戻し訓練」を徹底的に行う必要がある。セルフハンティングの危険性が示唆される。

基礎訓練中の写真

















〇基礎訓練を行っている猟場全景

















〇犬舎内での様子



















また、来月お会いしましょう!。。。

良い訓練報告が出来るように頑張ります。

僕の訓練報告が、兄妹犬(7頭)の参考になれば幸いです・・・。



純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第1話

Posted on December 22, 2017 at 12:37 AM Comments comments (0)
皆さん初めまして・・・
僕は、四国プリンス犬舎の純血サツマビーグル系統繁殖の4代目の「ドン」と申します。
父はアサ号、母はマレ号です。平成29年9月7日に生まれました。兄弟は7頭です。現在は、生後100日となり、先日第1回目の8種混合ワクチンを接種しました。

タイトルは、「訓練記」となっていますが、今は山にも散歩にも行っておりません。
このコーナーには、先輩犬のアキ号(牝)、マリー号(牝)、リリー号(牝)がシカ猟犬となるまでの訓練の様子を紹介しています。

僕は、初めて牡の4代目として犬舎に残ることになりました。今後は先輩犬と同じように単犬にてシカ猟犬として完成するまでの様子を適時に報告させ頂きます。
他の兄妹犬6頭のオーナー様への訓練教書になるように、飼育や訓練方法を詳しく紹介したいと思います。
全国の兄妹犬に負けないように頑張りますので応援の程よろしくお願いします。

現在の体躯を紹介します。
カラー(毛色)は、現存するサツマビーグルに珍しい黒勝ちの白黒タンで、僕が犬舎に残ることになった最大の理由になっています。サツマビーグルは100年ほど前にハーリア、英系ビーグル、昭和に入ってバセットハウンドが入血され現在の外観が完成されたといわれております。ご主人様によりますと、僕のカラーはハーリア譲りでは?・・・と考えられています。
頭部は、よく発達し耳の付け根が低く絞り耳で大きく長く垂れています。この頭部は母親譲りです。
胴部は、骨太でガッチリとして、少し胴長です。
脚部は、前肢及び後肢共に骨太で足は大きいです。若干後肢がハの字になっているのが気になりますが、今後の基礎訓練等で自然と治るようです。
体重は7kgです。体高は僕がガサで測れません・・・(笑)。

現在は、朝夕2回のドックフード(愛犬元気2:ジョイ・スーパーミール1)をもらっています。日中は、日光浴をしています。骨太の犬を作るには、カルシウムとビタミンDが必要です。コンクリートを例にとりますと、カルシウムは砂でビタミンDはセメントと考えると良くわかると思います。ビタミンDは日光浴をしないと生まれませんので注意してくださいね。
我々サツマビーグルは、ドックフードを噛まずに丸呑みするので、器にドックフードを入れ同じ量の水(冬は温水)を入れもらっています。喉に詰まらずスイスイと食べられ、喉が渇かないので水をがぶ飲みせず下痢等もしません。

この時期の飼育ポイントは、日光浴とドックフードの与え方です。ドックフードの量は、便の状態を見ながら増減します。黒くコロコロした便は量が不足しています。また形にならずに軟便の場合は量が多すぎますので少し減らします。
サツマビーグルはかなり大きい中型犬ですので、エサの量は成長に大変重要です。

健康管理面では、生後100日で8種混合ワクチンと狂犬病ワクチンを接種し、8種は1ヵ月後に2回目を接種します。
また、2か月に1回は駆虫剤を投与します。腹に虫がいますといくら高カロリーのドックフードを与えても、犬はやせ大きくならず、骨太のガッチリとした若犬には成長しません。

飼育で分からないことがあれは、何時でも何なりとご相談してくださいね。

では今日はこの辺で失礼します・・・次回をお楽しみに!


写真・・・生後100日の僕「ドン」です。
毎日、エサを沢山食べ、日中は日光浴をたっぷりしています。
この写真は、ポカポカと暖かいのですこし眠くなっています・・・
※ 子犬ですが凄い顔をしているでしょう!。。。動きが鈍いように思われますが「重くて軽し」と言う発祥地鹿児島での格言があります。これは一見動きは鈍そうにみえますが、放すと軽快で良い動きをすることを意味しています。こう見えて動きは軽快ですよ・・・。









































純血サツマビーグルのオーナー通信 第10報

Posted on December 2, 2017 at 1:42 AM Comments comments (0)
本日は、日本国内で現存する唯一の純血小型サツマビーグルのチコ号のオーナー様高知県H氏より、今猟期初めての便りが届きましたので紹介します。

チコ号の発見ニュース並びに系統等については「当犬舎の活動報告(トピックス)」に記載し公開しているので、興味がある方はご覧頂きたい。当時のアクセス数は1日で1000件を超える反響があった。
体高は38cm、体重は14kgとアメリカンビーグルとほぼ同じサイズである。強いて違うところ上げれば、耳が長く大きい、尻癖が良い、従順で温和、猟野での帰りが良い等である。

10月18日に鹿児島より空輸で当犬舎に到着。数日後一緒に来た犬達と一緒に「分譲犬の紹介」に『非売犬』と記載し本犬を紹介した。しかし、全国の老ハンターから『もう年で余り歩けないので帰りの良いサツマビーグルでのんびりとウサギ猟をしたいので是非に譲渡してほしい・・・』と言う電話やメールが後を絶たず、1週間ぐらいは睡眠不足になったことを覚えている。

さて、前置きはこの位にして高知県のオーナー様F氏を紹介する。氏宅には既にシローの直娘「ハナ号」が行っている。犬の系統や飼育にはかなりの見識と拘りを持っておられ、一度志しを持つととことん突き進む土佐高知の「いごっそう」男子である。奥様も何度も来舎され、非常に上品で大人しい方であるが、心はシッカリとした土佐高知の「はちきん」女子と見受けられる。ご夫婦は教職の仕事に付かれていましたが現在は定年退職されている。

チコ号は、当犬舎で約3週間飼育したが、物静かで大人しく、尻癖は完璧で清潔感を好み、毎朝夕の散歩が大好きな女の子であった。チコが送犬されるに当たり、鹿児島から送って来た写真から色々な事を想定していたが、写真よりずっと素晴らしい体躯と非常に小さいのに驚いた。これがサツマビーグルの小型なのか・・・と心が躍った。是非ともこの犬を後世に残してやりたいと決意。また、前オーナーは約50年間ウサギ猟一筋でやってこられ82才で現役を引退した老ハンターでもある。氏が最後まで残して飼っていたのがチコ号である。早くチコ号の猟芸が見たいと考え、1日も早くチコ号に小生を信頼してもらうように大事に飼育し、約10日程で散歩でも尻尾をピンと伸ばして歩く様になったので主人として認めてくれたと判断した。そして翌日単犬で昔良く通ったノウサギ猟場に連れて行き放犬した。老ハンターが自分に合わせて仕込んだせいか、小生の前方20m程をゆっくりと前進し、絶えず後ろを見て主人が付いて来ているか確認をする。そして「ホイホイ」と声を掛けてやるとまた少しずつ前進して行く。この間、当犬舎の犬の様に高鼻を使うのではなく、地面すれすれに鼻を付けで臭いを取って進んでいる。やはりノウサギ猟犬はこの様な落ち着いた捜索をしないと起しには繋がらない。シカやイノシシは現地ではいなかったので知らないと言っていたが・・・。約1時間程山入れしたが全くウサギの反応はなかった。翌日も違う場所に入れてみたが臭いは全くなかった。その夜鹿児島の師匠にチコ号の猟芸に付いて聞くと、捜索は小生が話した内容と同じだが、臭いが濃くなると動きが一変し前鳴きから起しへと進展し、約60分程追跡すれば一旦は主人の元に帰って来る・・・と説明を受けた。仕事をしないのでは?と疑った小生の見分を恥じた次第である(笑)。

その後も山に入れるが反応なし。しかし、ある日遂にシカを発見し少し追い鳴きしたのを見て、このままだとシカ猟犬になってしまうと難儀していた。そこにタイミングよくオーナー様から電話があり、事情を話すと『是非私に飼わせて下さい!、高知にはまだノウサギは居ます・・・」と執拗に懇願されたが、当犬舎の貴重な台牝なので譲渡は出来ない旨をお伝えした。しかし、その後も度々電話やメールを貰う。流石にオーナー様は土佐高知のいごっそう。一旦こうと決めたことは絶対に諦めないのである(笑)。幕末維新の立役者で英雄の「坂本龍馬」を彷彿させる土佐弁で熱く語られると、小生も遂に情熱に屈し譲渡を快諾した次第である。可愛い奥様を手に入れたのも小生と同様と推察するが?・・・(笑)

オーナー様は、奥様とご一緒に11月8日にチコ号を迎えに来られた。その後3週間ほどチコ号とのコミュニケーションを図り、12月1日に初めて山入りした様だ。
放犬後暫くしてノウサギに着臭し、前鳴きの後すぐに起して追い鳴きとなり、約30余りの追跡で今年初のノウサギをゲット。
当日の猟芸については聞いてないが、チコ号も大変だったと思う。ご主人も変わり、薩摩弁から土佐弁に、しかも猟場の条件は鹿児島と高知では全く異なる。この様な環境下で初めて猟場に行き、ノウサキをご主人様の元に追跡し、会心のショットで初猟果に導いたことは心より「おめでとう!ご苦労さん!」と褒めてやりたい。

今猟期のオーナー様の安全とチコ号の活躍とを心より祈念しています。


写真① 12月1日の初猟で見事にノウサギをゲットし、喜ぶチコ号とオーナー様
写真撮影は奥様です。チコ号が噛み噛みするのでピントが合わずに大変!・・・。





































写真② 当犬舎に来た翌日のチコ号
物静かで大人しく見えますが、警戒心全開で小生を疑っている様です(笑)
写真では身体はガッチリして大きく見えますが、他のサツマビーグルと比べるとかなり小さい。良く鍛えられた筋肉質の素晴らしい身体をしている。







































平成29年度猟期トップバッターはアサ号

Posted on November 17, 2017 at 12:34 AM Comments comments (0)
平成29年度における徳島県の狩猟が11月15日にスタートした。今猟期はイノシシとシカについては3月31日まで延長された。

午前中は、猟銃安全指導員として県警本部及び地元警察の署員と所轄管内における猟場の違反者の取り締まりに同行した。今年の初猟は水曜日であり、ハンターの数は少なかった。多くのハンターは最初の日曜日である11月19日が初猟となるであろう。
我々が若い頃は、狩猟解禁日は会社を休んで出猟したものだが、ハンターも高齢化で昔の様な猟欲もなくなったのではないか・・・(笑)

さて、小生の初猟は11月15日の13時過ぎとなった。お供は、今や当犬舎の大黒柱に成長したアサ号である。アサ号は9月7日に初めての子供が生れ、若いお父さんになった。
仔犬のお父さんと言う自覚があるかどうかは分からないが、犬舎内でも堂々としており、猟場での仕事ぶり(捜索、起し、追い鳴き、追跡、帰り・呼び戻し)は若犬ながらに既にシカ猟犬として完成している。

13時過ぎに猟場に到着。GPSマーカーを装着して林道に放犬。スピード豊かな狩り込みから約5分余りで追い鳴きに変わる。何と獲物はこちらに向かっている。急いで銃袋から銃を取り出しスラッグ弾を2発装填するや否や、何と次々と牝シカが目の前を通り抜けて行く。牡シカを待ったが牝シカの群れの様で、牡は居ないと判断し7頭目の牝シカを撃った。しかし一旦は倒れたが直ぐに起き上がり走り出した。そこにアサ号が追いつき、シカは林道に向かって逃げるが、手負いでもあり足の速いアサ号の相手ではない。林道に転げ落ちた処でアサ号に咥えられ、ナイフで止め差しして終了となった。
アサ号は、約3ヶ月余り山に引いてなかったが、若いのでブランクは無かった。今猟期の更なる成長が楽しみだ。


今猟期の初猟の様子(写真)を紹介する。

写真① 毎年恒例となった吉野川第十堰(石井町)でカモ猟の取締まりの様子
6時34分に夜明け。今年も違反者は無く、無事平成29年度の狩猟がスタートした。
参加者:徳島県警本部・石井署員、徳島県猟友会長、石井町(鳥獣保護員、狩猟指導員、猟銃安全指導員)、他。


































写真②  半矢となった牝シカを林道で咥え興奮気味のアサ号
今猟期の晴れのトップバッターのアサ号は見事に牝シカをゲットし大役を果た。
獲物は半矢となったが高速追跡で林道を駆け下りた処でアサ号が咥えて終了。





































純血サツマビーグルのオーナー通信 第9報

Posted on October 16, 2017 at 9:46 PM Comments comments (0)
クマの有害駆除

本日は、秋田県のオーナー様T氏より送って頂いた、クマ猟(有害駆除)でのサツマビーグルの活躍ぶりを写真と動画で紹介します。

【秋田魁新報社 2017.10.15のニュース】
秋田県内で本年度、有害駆除や個体数調整などで捕殺されたツキノワグマの頭数が、9月末時点で過去最多の533頭に上ることが14日、県のまとめで分かった。県は今年4月時点のクマの生息数を1013頭と推定しており、その半数以上を捕殺したことになる。県自然保護課は「目撃件数が多く、実際の生息数は千頭をはるかに上回る可能性が高い」と分析。これまで県猟友会に自粛を要請してきた冬場のクマ猟を、今季は解禁する方向で検討している。

秋田県は、上記の新聞報道にもあるように、本年度はTVや新聞等でクマの被害ニュースが数多く報道されている。またクマによる人身被害も数多く発生しており大きな社会問題にもなっている。オーナー様も駆除隊メンバーとして大きな貢献をされている。

今から約2年ほど前にオーナー様より『クマの駆除にサツマビーグルを使いたいので是非譲渡して欲しい・・・』と電話があった。当時サツマビーグルは、発祥の地鹿児島では主としてノウサギ猟に使用されており、当犬舎ではシカ猟とイノシシ猟に使用しているが、今日までクマ猟に使ったと言う話は狩猟界誌や全猟誌でも見たことが無い旨を伝え、一旦は譲渡予約をお断りした。しかし、その後オーナー様の熱心なサツマビーグルに対する期待に感銘し、自家用に残してあったリク号牡を譲渡した。
その後リク号は、クマ猟に訓練されサツマビーグルが優れたクマ猟犬として使用できることを実証してくれた。その後、是非サツマビーグルの保存をお手伝いしたいと申し出があり、2頭の牝犬を譲渡している。

現在、オーナー様の処には下記のサツマビーグルが飼育されている。
※ 同氏は繁殖に必要な「第一種動物取扱業者」の認証を取得している。
①リク号(牡)=ギン号×スズ号 平成28年1月12日生
②エル号(牝)=シロー号×エリー号 平成28年6月23日生
③リブ号(牝)=ハク号×マレ号 平成28年10月18日

今後は、東北地方を中心にサツマビーグルの保存普及活動に取り組んでほしいと切望している(当犬舎の後継者の一人)。


写真 有害駆除でのリク号






































動画 檻に入った大きなクマに初めて挑戦するエル号

初めてにしてはクマが大きすぎたせいか、最初は尻尾を巻いて警戒していたが、暫くそっとしておくと自然と猟犬魂に火が付いたのか、大きな鳴き声を出してクマにファイトしだしたようだ。大抵の犬は、初めてクマに会わせると尻尾を巻いて逃げ出すようである。エル号も今日はおっかなビックリであったが、クマに向かって大声でファイトしたことは将来のクマ猟犬としての第一歩として評価したい。
※ 今日スマホで初めて動画を撮ったらしく、その後に尻尾を上げて素晴らしいファイト姿を見せたが時すでに遅し、電源が無くなったようです・・・(笑)






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