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サツマビーグルのブログ村

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純血サツマビーグルのオーナー通信 第10報

Posted on December 2, 2017 at 1:42 AM Comments comments (0)
本日は、日本国内で現存する唯一の純血小型サツマビーグルのチコ号のオーナー様高知県H氏より、今猟期初めての便りが届きましたので紹介します。

チコ号の発見ニュース並びに系統等については「当犬舎の活動報告(トピックス)」に記載し公開しているので、興味がある方はご覧頂きたい。当時のアクセス数は1日で1000件を超える反響があった。
体高は38cm、体重は14kgとアメリカンビーグルとほぼ同じサイズである。強いて違うところ上げれば、耳が長く大きい、尻癖が良い、従順で温和、猟野での帰りが良い等である。

10月18日に鹿児島より空輸で当犬舎に到着。数日後一緒に来た犬達と一緒に「分譲犬の紹介」に『非売犬』と記載し本犬を紹介した。しかし、全国の老ハンターから『もう年で余り歩けないので帰りの良いサツマビーグルでのんびりとウサギ猟をしたいので是非に譲渡してほしい・・・』と言う電話やメールが後を絶たず、1週間ぐらいは睡眠不足になったことを覚えている。

さて、前置きはこの位にして高知県のオーナー様F氏を紹介する。氏宅には既にシローの直娘「ハナ号」が行っている。犬の系統や飼育にはかなりの見識と拘りを持っておられ、一度志しを持つととことん突き進む土佐高知の「いごっそう」男子である。奥様も何度も来舎され、非常に上品で大人しい方であるが、心はシッカリとした土佐高知の「はちきん」女子と見受けられる。ご夫婦は教職の仕事に付かれていましたが現在は定年退職されている。

チコ号は、当犬舎で約3週間飼育したが、物静かで大人しく、尻癖は完璧で清潔感を好み、毎朝夕の散歩が大好きな女の子であった。チコが送犬されるに当たり、鹿児島から送って来た写真から色々な事を想定していたが、写真よりずっと素晴らしい体躯と非常に小さいのに驚いた。これがサツマビーグルの小型なのか・・・と心が躍った。是非ともこの犬を後世に残してやりたいと決意。また、前オーナーは約50年間ウサギ猟一筋でやってこられ82才で現役を引退した老ハンターでもある。氏が最後まで残して飼っていたのがチコ号である。早くチコ号の猟芸が見たいと考え、1日も早くチコ号に小生を信頼してもらうように大事に飼育し、約10日程で散歩でも尻尾をピンと伸ばして歩く様になったので主人として認めてくれたと判断した。そして翌日単犬で昔良く通ったノウサギ猟場に連れて行き放犬した。老ハンターが自分に合わせて仕込んだせいか、小生の前方20m程をゆっくりと前進し、絶えず後ろを見て主人が付いて来ているか確認をする。そして「ホイホイ」と声を掛けてやるとまた少しずつ前進して行く。この間、当犬舎の犬の様に高鼻を使うのではなく、地面すれすれに鼻を付けで臭いを取って進んでいる。やはりノウサギ猟犬はこの様な落ち着いた捜索をしないと起しには繋がらない。シカやイノシシは現地ではいなかったので知らないと言っていたが・・・。約1時間程山入れしたが全くウサギの反応はなかった。翌日も違う場所に入れてみたが臭いは全くなかった。その夜鹿児島の師匠にチコ号の猟芸に付いて聞くと、捜索は小生が話した内容と同じだが、臭いが濃くなると動きが一変し前鳴きから起しへと進展し、約60分程追跡すれば一旦は主人の元に帰って来る・・・と説明を受けた。仕事をしないのでは?と疑った小生の見分を恥じた次第である(笑)。

その後も山に入れるが反応なし。しかし、ある日遂にシカを発見し少し追い鳴きしたのを見て、このままだとシカ猟犬になってしまうと難儀していた。そこにタイミングよくオーナー様から電話があり、事情を話すと『是非私に飼わせて下さい!、高知にはまだノウサギは居ます・・・」と執拗に懇願されたが、当犬舎の貴重な台牝なので譲渡は出来ない旨をお伝えした。しかし、その後も度々電話やメールを貰う。流石にオーナー様は土佐高知のいごっそう。一旦こうと決めたことは絶対に諦めないのである(笑)。幕末維新の立役者で英雄の「坂本龍馬」を彷彿させる土佐弁で熱く語られると、小生も遂に情熱に屈し譲渡を快諾した次第である。可愛い奥様を手に入れたのも小生と同様と推察するが?・・・(笑)

オーナー様は、奥様とご一緒に11月8日にチコ号を迎えに来られた。その後3週間ほどチコ号とのコミュニケーションを図り、12月1日に初めて山入りした様だ。
放犬後暫くしてノウサギに着臭し、前鳴きの後すぐに起して追い鳴きとなり、約30余りの追跡で今年初のノウサギをゲット。
当日の猟芸については聞いてないが、チコ号も大変だったと思う。ご主人も変わり、薩摩弁から土佐弁に、しかも猟場の条件は鹿児島と高知では全く異なる。この様な環境下で初めて猟場に行き、ノウサキをご主人様の元に追跡し、会心のショットで初猟果に導いたことは心より「おめでとう!ご苦労さん!」と褒めてやりたい。

今猟期のオーナー様の安全とチコ号の活躍とを心より祈念しています。


写真① 12月1日の初猟で見事にノウサギをゲットし、喜ぶチコ号とオーナー様
写真撮影は奥様です。チコ号が噛み噛みするのでピントが合わずに大変!・・・。





































写真② 当犬舎に来た翌日のチコ号
物静かで大人しく見えますが、警戒心全開で小生を疑っている様です(笑)
写真では身体はガッチリして大きく見えますが、他のサツマビーグルと比べるとかなり小さい。良く鍛えられた筋肉質の素晴らしい身体をしている。







































平成29年度猟期トップバッターはアサ号

Posted on November 17, 2017 at 12:34 AM Comments comments (0)
平成29年度における徳島県の狩猟が11月15日にスタートした。今猟期はイノシシとシカについては3月31日まで延長された。

午前中は、猟銃安全指導員として県警本部及び地元警察の署員と所轄管内における猟場の違反者の取り締まりに同行した。今年の初猟は水曜日であり、ハンターの数は少なかった。多くのハンターは最初の日曜日である11月19日が初猟となるであろう。
我々が若い頃は、狩猟解禁日は会社を休んで出猟したものだが、ハンターも高齢化で昔の様な猟欲もなくなったのではないか・・・(笑)

さて、小生の初猟は11月15日の13時過ぎとなった。お供は、今や当犬舎の大黒柱に成長したアサ号である。アサ号は9月7日に初めての子供が生れ、若いお父さんになった。
仔犬のお父さんと言う自覚があるかどうかは分からないが、犬舎内でも堂々としており、猟場での仕事ぶり(捜索、起し、追い鳴き、追跡、帰り・呼び戻し)は若犬ながらに既にシカ猟犬として完成している。

13時過ぎに猟場に到着。GPSマーカーを装着して林道に放犬。スピード豊かな狩り込みから約5分余りで追い鳴きに変わる。何と獲物はこちらに向かっている。急いで銃袋から銃を取り出しスラッグ弾を2発装填するや否や、何と次々と牝シカが目の前を通り抜けて行く。牡シカを待ったが牝シカの群れの様で、牡は居ないと判断し7頭目の牝シカを撃った。しかし一旦は倒れたが直ぐに起き上がり走り出した。そこにアサ号が追いつき、シカは林道に向かって逃げるが、手負いでもあり足の速いアサ号の相手ではない。林道に転げ落ちた処でアサ号に咥えられ、ナイフで止め差しして終了となった。
アサ号は、約3ヶ月余り山に引いてなかったが、若いのでブランクは無かった。今猟期の更なる成長が楽しみだ。


今猟期の初猟の様子(写真)を紹介する。

写真① 毎年恒例となった吉野川第十堰(石井町)でカモ猟の取締まりの様子
6時34分に夜明け。今年も違反者は無く、無事平成29年度の狩猟がスタートした。
参加者:徳島県警本部・石井署員、徳島県猟友会長、石井町(鳥獣保護員、狩猟指導員、猟銃安全指導員)、他。


































写真②  半矢となった牝シカを林道で咥え興奮気味のアサ号
今猟期の晴れのトップバッターのアサ号は見事に牝シカをゲットし大役を果た。
獲物は半矢となったが高速追跡で林道を駆け下りた処でアサ号が咥えて終了。





































純血サツマビーグルのオーナー通信 第9報

Posted on October 16, 2017 at 9:46 PM Comments comments (0)
クマの有害駆除

本日は、秋田県のオーナー様T氏より送って頂いた、クマ猟(有害駆除)でのサツマビーグルの活躍ぶりを写真と動画で紹介します。

【秋田魁新報社 2017.10.15のニュース】
秋田県内で本年度、有害駆除や個体数調整などで捕殺されたツキノワグマの頭数が、9月末時点で過去最多の533頭に上ることが14日、県のまとめで分かった。県は今年4月時点のクマの生息数を1013頭と推定しており、その半数以上を捕殺したことになる。県自然保護課は「目撃件数が多く、実際の生息数は千頭をはるかに上回る可能性が高い」と分析。これまで県猟友会に自粛を要請してきた冬場のクマ猟を、今季は解禁する方向で検討している。

秋田県は、上記の新聞報道にもあるように、本年度はTVや新聞等でクマの被害ニュースが数多く報道されている。またクマによる人身被害も数多く発生しており大きな社会問題にもなっている。オーナー様も駆除隊メンバーとして大きな貢献をされている。

今から約2年ほど前にオーナー様より『クマの駆除にサツマビーグルを使いたいので是非譲渡して欲しい・・・』と電話があった。当時サツマビーグルは、発祥の地鹿児島では主としてノウサギ猟に使用されており、当犬舎ではシカ猟とイノシシ猟に使用しているが、今日までクマ猟に使ったと言う話は狩猟界誌や全猟誌でも見たことが無い旨を伝え、一旦は譲渡予約をお断りした。しかし、その後オーナー様の熱心なサツマビーグルに対する期待に感銘し、自家用に残してあったリク号牡を譲渡した。
その後リク号は、クマ猟に訓練されサツマビーグルが優れたクマ猟犬として使用できることを実証してくれた。その後、是非サツマビーグルの保存をお手伝いしたいと申し出があり、2頭の牝犬を譲渡している。

現在、オーナー様の処には下記のサツマビーグルが飼育されている。
※ 同氏は繁殖に必要な「第一種動物取扱業者」の認証を取得している。
①リク号(牡)=ギン号×スズ号 平成28年1月12日生
②エル号(牝)=シロー号×エリー号 平成28年6月23日生
③リブ号(牝)=ハク号×マレ号 平成28年10月18日

今後は、東北地方を中心にサツマビーグルの保存普及活動に取り組んでほしいと切望している(当犬舎の後継者の一人)。


写真 有害駆除でのリク号






































動画 檻に入った大きなクマに初めて挑戦するエル号

初めてにしてはクマが大きすぎたせいか、最初は尻尾を巻いて警戒していたが、暫くそっとしておくと自然と猟犬魂に火が付いたのか、大きな鳴き声を出してクマにファイトしだしたようだ。大抵の犬は、初めてクマに会わせると尻尾を巻いて逃げ出すようである。エル号も今日はおっかなビックリであったが、クマに向かって大声でファイトしたことは将来のクマ猟犬としての第一歩として評価したい。
※ 今日スマホで初めて動画を撮ったらしく、その後に尻尾を上げて素晴らしいファイト姿を見せたが時すでに遅し、電源が無くなったようです・・・(笑)





名シカ猟犬・種牡ハク号の現役復帰

Posted on June 2, 2017 at 11:30 PM Comments comments (100)

ハク号は、6月1日で7才になった。鹿児島から当犬舎に来たのは約4年前。ハク号の最初の子供達も3才となり、立派な狩猟犬となっている。当犬舎にもアキ号とエリー号が居る。

ハク号との思い出は多い。1才時に鹿児島で見たノウサギ猟での仕事は、エネルギッシュな狩り込みから素早い起こし、ウォウォと低い美しい声での追い鳴き、スピード豊かな追跡に驚いた。小生は猟を始めた昭和48年からアメリカンピーグル一筋でのノウサギ猟を約40年やって来た。平成3年には(社)全日本狩猟倶楽部主催「第12回全猟ビーグル競技会全国決勝大会」成犬部門で総合優勝し内閣総理大臣杯も受賞した。しかし、このハク号のノウサギ猟を見てサツマビーグルの能力と資質の高さに感銘を受けた。

その後、毎年のように鹿児島に行き、サツマビーグルの保存を訴えてきたが誰も残そうとしない。この素晴らしい日本固有の獣猟犬を後世に残さなければ・・・との思いから、6年前の定年退職を機に保存活動を開始。

しかし、ハク号はオーナー様が放さない。しかたなくビーグルトライアルの全国の猟友にお願いし探すが純粋な犬は出てこない。そこでホームページ「狩猟犬サツマビーグルの郷」を開設し一般の方からの情報を期待した。その結果100件余りの情報を頂いたが繁殖可能な純粋犬は数頭ほどしか見つからなかった。

そして、ハク号を見てから2年目の時、オーナー様の猟友でサツマビーグル一筋の方様から「ハク号を預かっているが飼いますか・・・」と連絡があり、「飼います」と即答。
その時の猟友は、今は私のサツマビーグルの師匠(80才)となっている。サツマビーグルの飼育歴は何と70年である。少年のころ当時サツマビーグルは放し飼いで、子供の遊び相手となっていたと聞く。子供たちはお気に入りの犬を持ち寄ってはノウサギ猟のまねごとをして遊び、自然に犬の扱い方や猟を覚えたものだ!・・・と懐かしそうに話して下さる。今でも色々とサツマビーグルの歴史や思い出を聞くためよく電話をするが、話が2時間に及ぶことも少なくない(笑)。とてもお元気である・・・。

オーナー様は、高齢でもう猟は出来ないのことから小生に飼育を託して下さった。当時ハク号の仕事ぶりは有名で、何人ものハンターが高額で買いに来たと聞く。なぜ小生なのかを尋ねると、ハク号の子孫を後世に残してもらえる・・・との思いと奥様が小生を大変好いて下さっていたことが譲渡の理由だったと師匠からお聞きした。有難いことだ!。。。

ハク号が当犬舎に来て今日までの4年間余り、純血サツマビーグルの種牡として健康に注意を払いながら大事に飼育して来た。何度となくハク号のあの豪快な追い鳴き(追跡)を見たいと思ったが・・・保存のため!・・・と我慢して来た。その間、ハク号の猟芸を見せてほしいと依頼もあったが全てお断りして来た。しかし、このことが逆にとられ「仕事をしない犬を種に使っている」等々の吹聴もされたが、ハク号の子孫が増え大きくなって後継犬が出来るまでは何があっても何を言われようと「忍」に徹して来た。かなり辛い思いもしたがハク号とエス号の僅か2頭で開始した保存活動も約4年目の今日、全国で70頭余り(当犬舎以外も含む)まで増えている。感慨無量である。現在は保存会もでき、若い優秀な後継者もできた。しかし、種牡がハク号、シロー号、リユウ号、ギン号と4頭(系統)しかなく、うちリユウ号は昨年イノシシ猟中に惜しくも死亡している。今後はこの子供たちの血統を上手く一元管理し、遺伝的な障害を排除しつつ、後世に残して行くことが保存活動の課題となる。
現在は、当犬舎の譲渡犬に関しては詳細な情報をコンピュータで一元管理し、繁殖の指導を行っている。しかし、この事務作業を行っていく後継者がいないのが現状であり、これを解決することが保存の課題となっている。保存活動には多くの時間と経費が必要であり一個人ができることには限度がある。
将来は、保存会組織をNPO法人化し事務局を置いて血統書の発行まで行うことが目的であるが、それには多くの賛同者と運用経費がいる・・・。今後の課題は山積だ!。。。

さて話をハク号に戻そう!。
1週間前、約4年ぶりに2回目の山入訓練を行ったのでその時の様子を紹介する。
3才までは名ノウサギ猟犬、名シカ猟犬と言われていたが、この4年間と言う長期のブランクは人間年齢で言うなれば約16年と言うことになる。マラソンの選手が現役を引退しコーチや監督をやった後、16年ぶりにフルマラソンの現役に復帰する・・・と言い換えれば良く理解できる。この事からも正直あまり期待は出来なかった。
しかし、ハク号は違った!!!。。。
エネルギッシュな狩り込み(捜索)、素早い起し(発見)、追い鳴き(美声)、追跡(約90分)、帰り(呼び戻し)を完璧にやってのけた・・・。。。何ということか? 感動した!。


写真① 訓練開始前のハク号(放犬前の勇姿)
午前7時に訓練場所に到着。GPSマーカーを装着し放犬。物凄いスピードでエネルギッシュに狩り込んでいく。GPS受信機で確認すると平均速度は約9km/hである・・・早すぎる・・・バテルかも?。。。約3分余りで起しから追い鳴き、追跡に移る。以前聞いた追い鳴きだ!。実によく通る美声で「ウォウォ」と連続鳴き。約20分で雄シカを確認。その後も60分余り見事な追跡をみせた。呼び戻しも完璧であった。
恐るべし!ハク号・・・追跡ロボットのようだった。





































写真② 追跡を終えて帰って来たハク号
4年間のブランクなんか何のその!・・・と言わんばかりの満足感漂う良い顔である。
現役復帰できるか・・・との心配も、何と取りこし苦労に終わってしまった(笑)。
この犬を見て、サツマビーグルの保存を決意したことに間違いはなかった・・・と実感。









































写真③ ハク号が牡シカを追跡した軌跡(GPS受信機)
約3km×2km四方の山野を90分余り追跡。平均速度は約6km/h。延べ移動距離は約10km。追跡中、アスファルト道路の横断は4回。谷川の横断は5回。
※ 当地のシカは、ほぼ隔日で犬を入れているのでスタミナ、逃避術は非常に長けており、並の犬では起こしも追跡もままならない。足の弱いシカは他の場所に移動している様である。しかし、シカが生息する条件が全て揃っている。標高が400m~700mまで続く大山で、杉林と檜林の間に雑木林が混在し谷川も3本流れている。夏でも涼しく生息条件が良いので、犬に追われても強いものはこの地を離れない。





































<追記>
昨日(6/2)も早朝小雨が降る中、見学の約束をしていたので山入りした。見学者様には「ハク号を連れて行きます」と言うと「良いのですか」と返されたが、山入した。結果は、約2時間にも及ぶ見事な追い鳴き(追跡)をみせ、見学者様にも純血サツマビーグル「ハク号」の猟芸に納得して頂いた。

◎ハク号の猟芸を公開します・・・

エネルギッシュな狩り込み(捜索)、素早い起こし(発見)、追い鳴き(美声)、追跡(約2時間)、帰り(呼び戻し)に至る一連の猟芸をご覧ください。

※ 見学は前もって電話連絡をお願いします。尚、集合は午前6時30分厳守。



純血サツマビーグル・テツ号の思いやり

Posted on May 28, 2017 at 1:24 AM Comments comments (0)
今日は、テツ号がシロー号を思いやる姿を写真に収めることが出来たので紹介する。

実は、一昨日シロー号は早朝訓練でシカを追跡中にマムシに鼻先を噛まれ、顔が大きく腫れ上がっている。唇に体液が溜ったことで大きく垂れさがり餌を食べるのも痛々しい。

今日、ハク号の早朝訓練を終え帰宅した時のこと、テツ号がシロー号の痛みに対し「元気を出せ!」と言わんばかりの珍しい仕種に遭遇し感動した。。。
これは凄い!と、是非とも写真に収めたいと・・・スマホを取り出し決定的な瞬間を待つこと約20分、遂にその瞬間が訪れた。今日はそのタイムリーな全容写真を紹介する。

サツマビーグルの奥深い心優しい一面を是非ご覧ください。
※ テツとシローの仕種に小生なりに会話を想定し、リアルに再現してみました(笑)。
皆様も想像してみて下さい・・・。






写真①

シロー号・・・テツ兄さんマムシに噛まれても死なないの?













写真②

テツ号・・・マムシに噛まれても死ぬことはない!












写真③

テツ号・・・心配しなくても後数日すると腫れも治り、元気になるよ!


※ 言葉を掛けながら左手でシロー号の頭を優しく撫でてやるテツ号。









写真④

シロー号・・・・ほんとですか?

テツ号・・・大丈夫!


※ 治るかどうか不安げなシロー号を呼び寄せ、右手で肩を優しくポンポンとたたきながら「大丈夫!」と言うテツ号。







写真⑤

テツ号=シローは男子だろ!、元気を出せよ!


※ シロー号を優しく抱きしめて、慰め勇気づける心優しいテツ号。









狩猟犬サツマビーグルのマリーちゃん訓練記 第2話

Posted on May 12, 2017 at 1:43 AM Comments comments (0)
皆さんお元気ですか!!!
私(マリー)は、ご主人様が用事や雨が降らない限り、朝6時から9時までの約3時間余り毎日山入りしています。
もう山は大好きになりました。ご主人様から100m以上離れて山を自由に散策したり、急坂の上り下り、水が流れる谷渡り等々の基礎訓練は全て出来るようになり、合格をもらいました。訓練当初は車酔いで1ヶ月余り山入りが遅れましたが、追いついた感じがします。
今日は、その訓練の様子を少し長くなりますが、分かりやすくドキュメントタッチでお話ししますので、参考にしてもらえば幸いです。

5月からは、先輩犬と一緒に山入りしています。この目的は、先輩犬と一緒に行動し逸れても独力でご主人様の元に帰れるようになることです。
先輩犬は知力、体力が優れており、シカを探して山中にどんどん前進し、場合によってはご主人様から1km余りも離れることもあります。そして、先輩犬がシカを発見するまでは何とか一緒に付いて行けますが、いざ追跡に移るとそのスピードに付いて行けず山中に置いてけぼりとなり、帰るに帰れずご主人様に助けてとばかりに『ウォ~~~ン』と大声を出すも誰も助けに来てもらえません・・・。

そこで第二段階の訓練は、上記した山中で迷っても確実にご主人様の元に帰ることを勉強します。このことは将来一人前の猟犬になっても大変重要な事項と言われています。
【訓練ポイント】
先導犬が居なくても単犬で山入りし、猟欲の発現を待って、訓練犬が独自て獲物を発見し追跡し、山中で逸れた時に帰りの訓練をしても何ら心配はありません。テツ号、シロー号、アキ号、エリー号、アサ号もこの方法(単犬訓練)で完成しております。

何故、マリー号は先輩犬と行くのか?。即ち、先輩犬の運動とストレス発散を兼ねて連れて行っているらしいです(笑)。先輩犬と一緒に行動しても体力が違うので途中で逸れるのは明白で、一石二鳥を狙っての山入りだそうです。
但し、ご主人様の元に確実に帰れるようになると先輩犬は外され単犬で山入りするらしいです。それは、例え先輩犬と一緒に追い鳴き出来ても単犬で山入りさせると、その実力たるや見る影もなく愕然とした思い出がある方も多いと思われます。そこで時間が多少掛かろうとも単犬で訓練(捜索、起し、追跡)した方が真の実力が身に付く他、結果的には完成犬(一人前の猟犬)になるのも早いと聞いております(ご主人様談)。

私は、今までマレ号、シロー号、テツ号と各1回づつ山入りしましたが、やはり追跡に移ると体力の差から途中で逸れてしまいました。しかし、ご主人様は私が入って行った処で、何時までも待ってくれています。この3犬は30分程追跡すると一旦ご主人様の元に帰るというサツマビーグル特有の狩り口がてきます。なので逸れた場所で帰る道を探していると、山中で合流し一緒に帰ってこれます。3犬との学習で先輩犬が何故ご主人様の元に確実に帰れるのかを見つけました。それは自分が走って行った道に残っている自らの臭いを逆方向に辿って行けばご主人様が待っている処に帰れると言うことです。
私は僅か3回でこのことをマスターしました。凄いでしょう!。次回からは独自で帰れる自信がつきました。

しかし、一昨日からは足が速く追跡時間も長いアサ号と山入りしています。先の3犬と異なり物凄いスピードで広範囲に捜索しシカを発見します。そして大きな声で「ウォンウォン」と1時間余りも追跡するので、私は一生懸命に付いて行こうとしますが体力の限界で追跡を止めハーハー言っています・・・。そして気が付けば山中で逸れているのです・・・トホホ!(
アサ号の身体能力はどうなっているのか信じられません!)。そこでこの度マスターした自分が走って来た道を逆に辿って行けばご主人様が待って居てくれるころに帰れると思い帰ろうとするも走るスピードが速すぎて臭い(自身の足臭)が残っていないことに気付く・・・探しても探しても無い?・・・こんなはずでは?・・・これは困った!!!・・・と、思わす「ワォ~~~ン」とご主人様を呼ぶと、どこからか「ピッピー、ピッピー・・・」と言う音が聞こえて来る。何だろうと音が聞こえてくる方に向かって走って行くと、何とそこにはご主人様がピッピーと笛(20番スラッグ弾空ケース)を吹いていました。ご主人様の元に帰ると笑顔で迎えてくれ「マリー偉いぞ!」と声を掛けながら手で頭を何度も優しく撫でてもらいました。私はご主人様から褒めてもらえるのが一番嬉しいです。つまり私が困って勇気を振り絞って何かをした時に褒めてもらえると言うことです。

昨日も今日もアサ号と山入りしましたが、何時も上記の通り追跡途中で逸れますが、約30分程は自力で帰ろうと努力をしますが、分からない場合は「ウォ~~~ン」と鳴くと、ご主人様がGPS受信機で私の行動を確認しながら、「ピッピー、ピッピー・・・」と笛を吹いて居場所を教えてくれます。ご主人様の居場所を確認する方法として「「ウォ~~~ン」と鳴くことをマスターしました。ご主人様曰く「マリーは本当に覚えが早い!」と褒めてもいました。

以上お話ししました様に、山入りに必要な事項は全てマスターしましたので、明日からは単犬での訓練をするとご主人様に言われています。とても嬉しいです。。。
頑張りますので応援よろしくです!。
それでは次回の報告まで・・・さようなら!。。。お元気で!

それでは、山入り基礎訓練と先輩犬との訓練の様子(写真)を紹介します。

写真① 単犬での基礎訓練
ご主人様がゆっくり歩くので、退屈になりついつい探検をするようになりました。



























写真② 単犬での基礎訓練
この日は、何か臭いがするので勇気を出して藪の中に登って行きました。ご主人様が後から付いて来てくれるのでどんどん進んで行くと、なんと「ゴトゴト」と大きな雄山鳥が飛び出し、びっくりしてご主人様の元に飛んで帰りました。
ご主人様が優しい声で「マリー凄いぞ!」と言ってくれ、頭を何度も撫でてもらいました。





























写真③ お母さんのマレ号との訓練
お母さんはゆっくりと捜索するので私でも付いて行けます。しかし、追跡になるとやはり置いてけぼりをくい、山の中で独りぼっちとなりますが、暫くすると心配してお母さんが迎えに来てくれます。
私は、この優しいお母さんと毎日山入りしたいのですが、ご主人様は訓練にならないと一回限りで終わりです。






























写真④ アサ号との訓練
アサ号は足が長く、身体は私の3倍はあるくらい大きいです。捜索もお母さんと異なり走って行います。時にはシカを見つけるまで30分程かかる時もあります。その時はもう疲れてへとへとです・・・。しかし、アサ号は涼しい顔でシカを見つけると「ウォンウォン」と大きな声で、更に1時間程追跡して帰って来ます。
何という体力の持ち主なのか・・・訓練するとアサ号のようになれるのか?。
私も連日の山入りで、犬舎見学に来られた方からは凄い筋肉ですね~と言われますが持久力はまたまだです。゜



























純血サツマビーグルのオーナー通信 第7報

Posted on May 1, 2017 at 1:24 AM Comments comments (0)

コハク号は遂にシカ猟犬として完成!

コハク号のオーナー滋賀県K様より、久し振りに写メを頂いた。
コハク号は、ハク号直仔の牡で1.4才になる。コハク号の活躍は生後7ヵ月頃から猟欲が発現し、オーナー様の熱心な訓練により、イノシシ、クマ、シカを同僚犬と共に狩猟や有害駆除で大活躍しいる。現在はシカ猟犬としては完成したとのこと。特に最近は、サツマビーグル特有の高鼻を駆使し起こしは抜群に早くなり、猟友の信頼も厚いと言う。

子犬の時は、生後60日で3kg未満と通常の約半分の大きさで、しかも胸部が大きく陥没し、心臓が右側に圧迫され、生後100日目でのワクチン接種の際に動物病院の先生に「この犬はペットとして飼うのであれば問題ないが猟犬としては使えない・・・」と断言された。オーナー様には、今日までの40年余りの私の繁殖経験から「胸部の陥没は成長と共に治る・・・」、「もし治らなければ譲渡価格で買い戻します・・・」と確約。結果は、動物病院の先生の診断より私の経験が勝利した。
オーナー様も当初より私を信じて頂き、私の拙い指導も良く理解され、熱心に訓練に励んだ結果が今日の大活躍に繋がっていると確信する。

コハク号の紹介は、今回が2回目となる。第1回目は、昨年10月からスタートした「純血サツマビーグルのオーナー通信」のトップバッターとして登場してもらった。詳細が知りたい方は『アーカイブ 10月-2016』を参照下さい。
前回は、まだ猟芸は完成していなかったが、この度オーナー様からシカ猟に関しては完成したとの写メが本日届いたので紹介した。

前猟期(平成28年度)は、積雪が1mを超え、山に行けない日々が多かったこともあり、オーナー様共々これからの有害駆除に頑張ってほしい。コハク号の今後益々の猟芸の向上を祈念している。オーナー様との山入を思う存分楽しんでほしい!。

メールに添付されていたコハク号の写真を以下に紹介する。

写真① コハク号が高鼻で漂って来る獣臭の方向をキャッチしている様子




































写真② 単犬単独猟におけるコハク号のシカ猟の猟果







































狩猟犬サツマビーグルのマリーちやん訓練記 第1話

Posted on April 3, 2017 at 10:18 PM Comments comments (0)

私の名は純血サツマビーグルの「マリー」と言います。
名前の由来は、NHKの朝ドラから付けるのが慣例でしたが、栃木に行った姉妹犬に「スミレ」と名付けたことから、当犬舎で最も由緒ある「マリー」の名前を付けてくれました。
※ サクラとサツキはご近所に居ますので朝ドラ以外の名前となりました(笑)
今後一人前のシカ猟犬になるまでの訓練の様子を紹介して行きますのでご期待ください。

先ずは私の紹介から・・・。父はハク号、母はマレ号です。平成28年10月18日に当犬舎で生まれました。兄妹は牝3、牡2の5頭です。4月18日で6ヶ月になります。現在、体高:40cm、体重12kgです。小さいですがガッチリとして牡犬の様な体躯と言われています。
兄妹犬は、北海道、秋田県、栃木県、岡山県に行っております。皆に負けないように訓練を頑張りますので応援よろしくお願いします。また、お便りもお願いしますね。。。
私の記事が兄妹犬の訓練の参考になれば嬉しいです。

この企画は、今から3年前にアキ姉さんが『狩猟犬サツマビーグルのアキちゃん訓練記 全10話』を行い、全国のサツマビーグル愛好家より絶賛を得た他、ペットとして飼育されている一般の愛好家からも興味深く見て頂いた。
※ アキ姉さんがシカ猟犬として完成するまでの訓練の様子を紹介したブログは、アーカイブの『3月 2013年』から毎月報告しておりますので、興味がある方はご覧ください。

さて、前置きが長くまりましたが現在の訓練の様子を紹介します。
私は、車が大嫌いです。5ヶ月までは車に乗り暫くすると涎が出て来てお腹が気持ち悪くなり、食べたものを戻していました。これを克服しないと山入訓練どころではない・・・とご主人様は次のことで車酔いを克服してくれました。
●第1段階=毎日朝夕の2回、エンジンを掛けずに車の輸送箱に約1時間余り乗せられました。
最初は、輸送箱に入れられただけで車酔いをしていましたが、1週間ほどで慣れました。
●第2段階=毎日朝夕の2回、エンジンを掛けて車の輸送箱に約15分余り乗せられました。
最初は、何とも無かったのですが暫くするとエンジンの振動で気持ちが悪くなり、涎を垂らしましたが食べ物を戻すまでの車酔いはしませんでした。しかし、3日程で車酔いはしなくなりました。
●第3段階=毎日朝夕の2回、車の輸送箱に乗せられ、どれくらい走れば車酔い(涎をチェック)をするかをテストされました。
最初は、平坦な道路を15分間隔でチェックされ、約50分で少し涎が出て来たので訓練は30分と決めて約1週間続けました。その結果、すっかり車酔いはしなくなりました。
●第4段階=夕方から林道を片道30分余り走り、その後車から降りて約30分間の散歩して帰るを繰り返しました。
最初はわりと平坦な林道からスタートし、最後は石ころだらけのガタガタ道を走ったが、少し涎はでるものの、すっかり車に慣れた。段々と車に乗ると林道での散歩が出来ることが嬉しく、車に乗ることが楽しくなった。

上記の訓練は約30日間行われました。ご主人様の訓練は、訓練犬の気持ちを理解し、「焦らず、騒がず、急がず」をモットーに、訓練犬を信頼し、訓練犬の身になって考え、訓練犬と共に行動する・・・本当に優しいご主人様と山に行くのが大好きになります。先輩犬もこうして訓練されたと聞きます。

生後5ヶ月からは、週に3回ほど、車で約30分程で到着する林道で大好きなご主人様と約60分間ゆっくりと散歩している。特に早朝の林道は色々な臭いが交錯し、とても興味深く「クンクン」と鼻を鳴らせている。最近は、ご主人様が林道に登ったり下ったり、谷筋を上下したりと・・・意地悪しますが、なんと先輩犬がなかなかクリアー出来なかったこの山歩きの基礎訓練を最初からやってのけ、ご主人様を驚かせました・・・。勿論ご主人様からは『マリー偉いぞ!ヨシヨシ』と腰を下ろして頭を優しくナデナデしてくれました。
私は、ご主人様から褒めてもらうのが一番嬉しいです・・・

先日は、お母さん(マレ号)と一緒に山入りしましたが、お母さんがシカを起して(発見して)
追跡するまでの捜索時は遅れることなく付いて行けます。
しかし、この時はとても多く歩いたり走ったりしたので大変疲れました。早くお母さんに付いて行けるような筋力と体力を身に付けたいと思っています。

今日は、ここまでとしますね・・・。。。次回をお楽しみに!!!。





写真① 車の輸送箱に乗っているマリー号

※ 今では車酔いもしないで堂々と乗っている(笑)









写真② 山入訓練中のマリー号

車酔いはしたが、山入は素晴らしい。

※ 通常は、この山歩きが体力が無いのと山の恐怖心から、主人の後を付いて行ける様になるまで約30日はかかる。

※ マリー号は日々の訓練で全身に筋肉が付いて行くのが顕著に認められる。







写真③ 名付け元になったアメリカンビーグルのマリー号。

1991年 (社)全日本狩猟倶楽部主催「第12回全猟ビーグル競技会全国決勝大会」成犬部門総合優勝 内閣総理大臣杯受賞。

◎当犬舎作出犬
ブギー系アメリカンビーグル(牝)
犬名:シコクプリンス・ブーギース・マリー

※ 内閣総理大臣杯を勝ち取りマリー号が全国優勝し凱旋。
※ ご主人様も若い(笑)





写真④ お姉さんのアキ号

※ この写真は、3年前「狩猟犬サツマビーグルのアキちゃん訓練記 全10話」当時のアキ号(1才)

※ 訓練を開始してから約10ヶ月でシカ猟犬として完成。









純血サツマビーグルの狩猟 アサ号の勇姿

Posted on March 14, 2017 at 12:08 AM Comments comments (0)
平成28年度の猟期も後1日を残すのみ。今日当地は昨日からの雨が残り小雨となり、猟は中止。久し振りにブログの更新となった。
「猟期が終わる」・・・以前であると寂しさを感じたものだが、近年は定年退職で毎日日曜、猟期が終了した後は引き続き有害鳥獣駆除が開始されるので若い時の様な感情はみじんもない(笑)。
全国的にも猟期中はイノシシ・シカ等を捕獲しても補助金が出ない、又は減額されていることから、猟期中の捕獲を控え、これから(猟期終了後)が本番!!!と考えている「プロハンター???」も少なくないと聞く。老ハンターが主役の今日、少ない国民年金だけでは狩猟も楽ではない・・・と言っても雇用してもらえる年でもない。八方塞がりだ!。しかし、幸か不幸か全国的にイノシシ・シカ・サル等が異常繁殖し、農林業への被害も甚大なことから、有害鳥獣駆除が年間を通じて行われ、捕獲補助金が支給されるようになった。今日この捕獲補助金が老ハンターの生活の一部にもなっている。そこで犬猟(銃猟)を諦めワナ猟に転向する者が後を絶たない。即ち、犬猟に比べワナ猟は独りで数十個を設置することが出来る。また山歩きもしなくて楽であり、捕獲率も高い。支給される捕獲補助金は生活費にもなり、家族にも喜んでもらえる。

前置きが長くなったが今猟期を振り返ってみることにする。
一口で言うなればあれだけ生息していたイノシシは殆ど姿を消し、シカに於いてもかなり少なくなっている。上記した有害鳥獣駆除での捕獲効果なのか・・・。捕獲補助金は獲物の大小を問わない地域も少なくなく、箱ワナでウリボウまで全て捕獲していると聞く。全国からの便りを聞いてもイノシシは激減しており、シカも数年前の様な異常生息はないようである。
当地も同様な状況であり、これから始まる有害鳥獣駆除の捕獲数も激減することだろう!。このことは、捕獲補助金を目当てにしている老ハンターにとっては死活問題となり、ハンターを諦め止める者も少なくないと考える。自業自得と言ってしまえば簡単だが、ハンターが激減すれぱ、中山間部の山里はもう野生鳥獣の天下となり、住む人も居なくなるだろう!。何とかタイムリーな対策を打たなければ後戻りできない事態も想定される。

当犬舎のサツマビーグルも連日、単犬にて出猟した。猟期初めにアサ号とエリー号がイノシシに切られた他は、全犬良い仕事を見せてくれた。上記したこともあり山で稀に会う老ハンター(捕獲補助金目当ての方)から『食べえへんシカは獲らんと置いといてよ!(阿波弁)』・・・(笑い)・・・との会話もちらほら。。。確かにそうだ!・・・と銃はもっぱらイノシシから愛犬を守る護身用で、主にやっているシカ猟は「牡シカのみ捕獲」と決め、犬の仕事を見て楽しんで来た。

今猟期の一番は、やはりアサ号(1才:牡)の成長である・・・。
下記写真の通り、連日の山入で見違えるような体躯に変貌した。現在、体高55cm、体重20kgの素晴らしい大型サツマビーグルになっている。猟芸は、シカ猟が主で約2時間ほど追跡し、グループ猟では完成犬と言える。しかし、単独猟犬としては主人中心の狩り(追跡は30分ほどで主人の元に帰る)を覚える必要がある。これはテツ号やシロー号も通った猟芸過程であり、2才前後になれば自然と落ち着いたサツマビーグル本来の単独猟犬になる。
私がよく口にする「今はビーグル(自分中心)だがもう少し時間が経てばサツマビーグル(主人中心)になる」。。。
今後アサ号には、絶滅が危惧されている純血サツマビーグルの種牡(大型)としての活躍を期待している。本年繁殖計画あり。


写真①:捜索中ではあるが私の呼びに反応しているアサ号





































写真②:林道の下側から吹き上げてくるシカ臭をキャッチしているアサ号






































純血サツマビーグルのオーナー通信 第6報

Posted on February 19, 2017 at 8:52 PM Comments comments (0)

遂にリュウ号を死に追いやった敵を討つ!!!

昨夜、故リュウ号のオーナー様の栃木県T氏より電話が入った。
2月16日にスミレ号(父:ハク号×母:マレ号)4ヶ月牝を送っていたのでそのことか・・・と思いきや、興奮した声で「リュウを死に追いやった犬切りイノシシを捕獲・・・」との知らせだ。
当日の様子は次の通り(オーナー様の話に小生の経験で想定しドキュメントに再編集)。

当日は日曜日だったので親戚の叔父との共猟となった。叔父は早朝5時には来るらしい(笑)。猟欲は抜群のようだ。。。

朝一番は、ナナ号を連れてシカ猟に行く。何時もの猟場でナナ号も余裕さえ感じられる。
早速、獣道を奥に進んで行く。暫くするとナナ号が引き綱を放せとばかり1点を見つめて強く引く。叔父は何時もの場所に移動。「イケ!」の合図で引き綱を外すと一目散に坂を下りるや直ぐに追い鳴きに変わる。すると10頭近いシカの群れが四方八方に逃げ回る。その内の1頭がオーナー様の目の前に来る。首を狙ってスラッグ弾を発射。放犬して僅か5分の猟果だ!。。。ナナも鉄砲の音を聞き帰って来る・・・。ナナを労った後、急ぎ獲物を搬出し帰宅。

見切り(目的の山に獲物が居るか否かを確かめること)に行っているお父様を待つ。暫くしてお父様が帰宅。すぐさま「先日リュウがやられた山にイノシシの生跡がある。寝屋も先日と同じ様だ!」と聞く。相手が手ごわいので、最も信頼を置いている8歳になる紀州犬の牝犬を車に乗せ猟場に急行。

暫くして猟場到着。逸る気持ちを抑えながらイノシシの寝屋に向かう。先日のリュウの事が気になり・・・どんなやつなのか・・・きっと敵は討ってやる・・・等々を頭に浮かべながら先を急ぐ。寝屋近くになると犬の動きが変わって来る。何時もと動きが違う・・・これは大イノシシの時にとる仕種である。
鉄砲にスラッグ弾を入れ、犬を放す・・・。この犬は噛みにはいかず鳴きながらラウンドするので先ず切られることはないと聞く。少し犬が鳴いている方向に近づいてみると、約20m先の藪でイノシシが怒っているが。犬切りの余裕なのかじっとしている。しかし執拗にガンガン鳴かれると煩いのか顎をカンカン鳴らして威嚇を始めた。しかし。犬は弱いと思っているのか向かって来る様子はない。角度(居場所)を変えてイノシシを良く見ると、犬の方向に目を向けて怒っているのが良く分かる。かなり大きい・・・するとオーナー様の気配を察知したのか瞬間こちらに顔を向けた・・・今だ!・・・とばかりに眉間を狙ってスラッグ弾を発射・・・大イノシシはその場で即死状態。。。「やっとリュウの敵が討てた・・・」と思うと涙が止まらなかったと・・・当時の様子を語ってくれた。
この敵討ちは、オーナー様は勿論のこと、お父様やご家族の皆様も大変喜んでくれたとのこと。。。早速、リュウのお墓にも報告に行ったと聞く。

『リュウよ!良い家族の下で暮らせた3年間、本当に幸せだったね・・・安らかに眠ってくださいね』

イノシシは大きく長い牙を持つ牡であった。今は発情期で餌も食べずに何日も牝を追いかけるため痩せており、脂肪は全く付いていなかったが、78kgもあったようだ。これが1ヵ月前なら100kgを超える大イノシシだっただろう!。

それにしてもオーナー様のリュウへの思いは如何ほどか・・・とうとう敵を討ってしまった。


写真:手前がリュウを死に追いやった大イノシシ。水の中に漬けてあるのがナナ号が捕獲した牝シカ。
※ 牝シカと比べると如何にイノシシが大きいかが良く分かる。