サツマビーグルのブログ村
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リュウ号が100kg級大鹿ゲット!
Posted on August 12, 2019 at 8:07 PM |
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シロ号が4年半ぶりに戻って来た!
Posted on December 10, 2018 at 11:43 PM |
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先日、当犬舎作出の純血サツマビーグルのオーナーで愛媛県T氏より猟を辞めたのでシロ号を飼ってもらえないか?との問い合わせがあった。 シロ号は、父はハク号、母はエス号で、純血サツマビーグルの保存活動で、当犬舎2回目の繁殖犬である。毛色の斑紋等が父親のハク号に瓜二つであったことから自家用に残していた。 しかし、T氏よりサツマビーグルの保存活動に全面的に協力する。また、繁殖に使ってもらって良い・・・との心強い申し入れがあり、かつ愛媛県西条市は当犬舎から高速を使えば2時間余りで行けると言うことから譲渡を快諾した。 その後、シロ号はT氏の熱心な訓練により、当時サツマビーグルの猟欲発現は1才をすぎないと発現しないと言われていたが、何と僅か生後8ヵ月余りでシカ猟犬として、捜索、起こし、追跡、回収・・・と、狩猟犬として完成した。 当時、T氏より電話があり『シロはシカ猟犬として完成した!この様な素晴らしい犬はブリーダーが持っていた方が良い・・・私には別の仔犬を貰えばよい!』との申し入れがあった。 絶滅が危惧されているサツマビーグルの保存活動を開始し、2年目の出来事であり、小生はT氏の思いに感銘を受け、今日まで保存活動を続けられている大きな原動力となっている。 そして、シロ号の2回目の発情が来た時、T氏より繁殖の申し入れがあり、当時鹿児島から来たばかりの若牡シロー号と交配し、7頭の仔犬を出産した。この直仔は、全国の熱心なサツマビーグル愛好家(ハンター)の下に譲渡され、今や各地でその素晴らしい狩猟犬として活躍の他、体形の美しさ、主人への忠誠心、尻癖の良さ等々、サツマビーグルの魅力を地域のハンター等が知る所となり、それが口コミ等で多くの予約を頂くようになった。 さて、話が少しそれたので本来に戻すとしょう!。 T氏より猟を辞めてのでシロ号を飼ってもらえないか?・・・と電話を頂いた時は一瞬驚いたが、シロ号の受け入れは即答で了解した。 しかし、当犬舎も既に9頭飼育しており、これ以上の飼育頭数の増加は第一種動物取扱業(動物愛護管理法)の認可申請時の登録数(9頭)に違反することになるので、1頭減らさなければならない。T氏にその旨を伝え、引き取りを暫く待ってもらうことにした。 そこで、サツマビーグル保存活動の後継者の一人である滋賀県のK氏にその旨を伝え、1才の若牡ドン号を飼ってもらえないか?と依頼したところ、同氏は1ヵ月前にコハク号をシカ猟中事故で亡くしていたこともあり、引き受けを快諾してもらった。 T氏は早速、先週の日曜日、早朝4時に自宅(滋賀県)を出て、当犬舎に8時前に到着。 K氏にドン号の猟芸、性格等々を説明し、約1時間程の引継ぎを終えた。 K氏は若いハンターではあるが、礼儀正しく、猟犬を見る目や狩りの技術はベテランハンターにも一目置かれる存在となっている「若くして名ハンター」と言える。 K氏が帰った午前10時過ぎに、一路、シロ号のオーナーT氏宅の愛媛県西条市を目指し高速を経由し移動する。 移動中は、シロ号に2年余り会っていないので、その後の活躍等を想像しながら、2時間余りでT氏宅に到着。 T氏は小生と同い年であるが、未だ現役で働いておられる。会社は自宅から直ぐ近くらしく、昼休み時間でもあり、自宅で到着を待っていてくれた。 T氏とは早々に挨拶を済ませた後、別れ際に『どうかお茶でも飲んでゆっくりしていって下さい』と言い残され、会社に戻られた。 そして、T氏の広い屋敷の一角に住居を構える長女さん宅に通された。 その建物たるやご主人が大工の棟梁でもあり、総ヒノキの数寄屋造りと・・・高級料亭を思わせる立派な建物であった。 当日は、シロ号が徳島に行く・・・と言うことから、隣町に住んでいる次女さんも来られていました。その後、奥様と娘さんの3人でシロ号の思い出等にふけり、2時間余りもお邪魔してしまった。 ご家族のシロ号やその子達への愛情は半端ではないことを痛感する。この様な素晴らしい家庭で暮らしていたシロ号を連れて帰ることに、何か申し訳なく辛かった。 シロ号が徳島に旅立つ時、ご家族は本当に寂しそうであった・・・。 写真は、最後のお別れをする2人の娘さんとシロ号!。。。 別れが辛いのに笑顔で送り出してもらえることに胸が痛む!。 利口で賢いシロ号も何かの異変に気付いているような顔をしている・・・。 下の写真は、シロ号(父親は当犬舎所有犬のシロー号)の直仔の『ハチ号』2.6才牡。 これぞ「サツマビーグル」と思える素晴らしい体型の持ち主である。性格もサツマビーグルには非常に珍しいフレンドリーで、初めての小生にも尻尾を振りながら暖かく迎えてくれた。 実は、T氏よりこのハチ号も譲渡したい旨の話があり、素人写真を送ってもらい当ブログに紹介した。しかし、写真を見てシカ猟の完成犬とは理解できなかったのか?、猟期中にも拘わらず問い合わせは僅かしかなかった。 小生も写真から、狩猟犬としてシカ猟には使えるが、体型的に種牡となると当犬舎で飼う事に躊躇していた。 T氏宅の屋敷裏には、シロ号と一緒に3頭のサツマビーグルが繋がれていた。T氏に「ハチ号は?」と尋ねると、『この犬です・・・』と紹介され、「エェェェ!」と驚いた!。 それがこの写真だ! 何と、オーナー募集で譲渡出来なかったのは、本当に幸いであった。この写真をオーナー募集に載せていたら、恐らく若いシカ猟犬の完成犬とあって、その日に譲渡先が決定ていたと思われる!。 因みに「オーナー募集」に載せた写真はこちら・・・ 本当に、この写真のお陰でハチ号が譲渡されずに済んだ!。ラッキー!!!。 その後、T氏が会社に行き、ご家族の3人でお話をさせてもらい、ハチ号への思いやりが強く、すっかりハチ号が生活に取り込まれていることが理解でき、ハチ号を徳島に連れて帰りたい!とは言えなかった。 しかし、どうしてもハチ号が欲しくなり、ハチ号の譲渡を申し入れてみたが、あっさりと否定された!。 予てより、T氏よりハチ号は小生の所有で仔犬の時に飼育を依頼され今日まで飼っていたことの説明は有ったと思われるが、2人の娘さんにとってはハチ号は家族同然であり、生活の一部になっていることが示唆され、断念するしかなかった。 しかし、帰り際に「今後ハチ号が、ペットと狩猟犬の何方で終わるのが幸せなのか?是非考えてあげて欲しい・・・」と言い残し、T氏宅を後にした。 シロ号は、生まれ育った当犬舎に4.6年ぶりに戻って来た。 当日は、知らない犬が沢山いるので驚いていたが、食事を与えると美味しそうに食べた。 やはり、警戒心が強いと言われているサツマビーグルも育て方によっては友好的でフレンドリーな性格の犬になることをT氏のご家族に教えてもらった感がある。 ハンターが高齢化しており、サツマビーグルの狩猟犬としての普及には限界がある。 この度のT氏宅の様に、狩猟犬とは言え、ご家族に愛育されれば、今後家庭犬(ペット)して十分飼育することが出来ることが示唆された。 写真は、当犬舎に来て3日目のシロ号!。 利口で賢いシロ号は、主人が変わった事を悟り、すっかり小生にも心を許し、なついている様に見える。 シロ号は、父親のハク号のコピー犬の様に、顔、体型、斑紋が実によく似ている!。 猟芸も生後8ヵ月でシカ猟の完成犬としてなっており、シロ号と山入するのが楽しみだ!。 そして1年後には、アサ号と繁殖し素晴らしい仔犬を後世に残して欲しいと切望している。 ※ ハク号の詳細(写真等)は「サツマビーグルの写真集」を参照。 |
まだ残っていたサツマビーグル!
Posted on October 7, 2018 at 10:12 PM |
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昨日、「サツマビーグル」及び「薩摩ビーグル」でネット検索をしていたところ、里親募集と言うコーナーで、何と純度の高いサツマビーグルを発見した。 これが、その写真だ!( 推定3才の牡犬 ) 写真が小さいので拡大するとボケて全体像が見えなくなるので、鮮明な写真並びに本犬の詳細は、下記のネット検索のリンクでご覧頂きたい。 ネット検索を見る場合は右をクリック ネットを見る! 本犬は、愛知県刈谷市で迷子になっている所を動物愛護センターに収容されたようだ。 収容時は、体重が15kg余りでガリガリに痩せいたようでだ。現在は17kgになっているようだが、写真を見る限り未だ凄く痩せている。恐らく、体高58cm、体重25kg余りの大型犬とであったと推察する。凄く痩せていることから迷子になって2週間余りたっていると考えられ、狩猟中に行方不明になったか、もしくは民家のない深山に捨てられたかと思われるが・・・原因は分からない。 50年程前の昔には、愛知県等の東海地区ではサツマビーグルが盛んに飼育されていたことが分かっており、今日発見されても不思議ではない。 本犬も、写真だけで実際は見てみないと判断は出来ないが、かなり純度の高いサツマビーグルと推察する。しかし、茶色の小斑点が少し大きいのが気になるが・・・。 残念ながら本犬は『 去勢 』されており、繁殖には使えない!・・・ 残念である! 尚、本犬は当犬舎で繁殖した犬ではない。5年前にこの様な茶ゴマの小斑点がある仔犬が1頭生まれているが、牝犬であることから断言できる。 【 総括 】 本犬は、当犬舎のテツ号(牡)と同様に、黒色の他、茶色の小さい斑点が体にびっしり入っている。恐らく「樺山系」を継承するサツマビーグルと推察する。 この系統の特徴は、サツマビーグルでは非常に稀な「茶色の小斑点」がトレードマークで有る。体型は大型で大物猟に使われていたと聞く。 猟芸が非常に良かったことからみんなが欲しがったが、オーナーが明治政府の西郷隆盛と同郷(薩摩:鹿児島県)で海軍大将の樺山氏とあって、門外不出となっていた。 しかし同氏が亡くなってからは、使用人の一人が退職金代わりに成犬数頭をもらい受け、地元に持ち帰り猟に使用していたようである。原種は、ハーリア等と言われている。 また、この系統は、生後60日になっても鼻が黒くならずに、白色が残るのが特徴だったと言い伝えが残っている。また、仔犬を選別する際は、身体にゴマ(茶色の小斑点)が入っているか、もしくは鼻に白が残っているもは猟芸が優れていると言う経験から、好んで残していたようである。使用人も主人に見習い仔犬の選別に使っていたと言われている。 ゴマ犬、ハナシロ犬の語源は、どうやらここから出たのではと考えられる。 その後、昭和に入り各地域で固定されていたサツマビーグルの中からバセットが入血された犬は絞り耳で長く垂れ美しかったことから保存会が発足し、盛んに品評会が行われるようになり、現在のサツマビーグルが誕生したと考えられている。 ※ サツマビーグルの誕生秘話は『サツマビーグルのルーツ』をご覧頂きたい。 この頃の毛色は、今も同じで白地に黒班の犬が大半を占めていたが、耳が現在ほど長くなく、逆にクロが多い犬(バセットの血が濃い)は耳が絞り耳で大きく長く垂れ、猟芸(ノウサギ猟)も優れていたので好感された。しかし、このクロ色(白黒タンで黒勝ち)の犬は、中々遺伝継承されなかったようである。 どうやらクロ犬の語源は、愛好家の的(憧れ)になっていたバセットカラーから来ていると推測され、美しい犬の代名詞だったと考えられる。 サツマビーグルの飼育歴約70年の師匠から、仔犬の選別で良く耳にする言い伝えがある。 それは、昔より「 ゴマ、クロ、ハナシロにバカ犬なし!」・・・ もしこの仔犬が生まれたら迷わず残せ!・・・(猟芸は間違いなしと言う意味) 【 解説 】 ●ゴマ犬とは、全身に茶色の小斑点が入っている犬のことである。 100頭に1頭出るか?と言われる幻のカラー(毛色)である。 当犬舎でも今日までに1頭(牝)生まれただけである。 ※ 本特性は、遺伝子しないと言われており、固定は困難と考えられる。 写真は、当犬舎のテツ号。 ※ 本カラーは、ゴマ犬と言われ珍重されて来た。 ※ 素晴らしい猟芸で活躍中 ※ 茶色の小斑点をゴマと呼ぶ。 ●ハナシロ犬とは、前途した「樺山系」の再来と言われており、猟芸は素晴らしい犬が多い。 当犬舎のマリー号、リリー号、アサ号もハナシロ犬で、師匠の勧めもあり自家用として残したが、猟欲の発現も早く、素晴らしいシカ猟犬として活躍している。 但し、ハナシロ犬は、遅くても生後10ヵ月頃迄には、鼻は全て黒くなる。 ※ 優秀な樺山系の繁殖(遺伝継承)は成犬になると全く分からくなるので、仔犬時の情報が繁殖には特に重要である。 この特性も中々固定できない。 写真は、シロハナの仔犬。 ※ 他の仔犬は、みんな鼻は黒くなっている。 ※ 当犬舎も系統繁殖4代目となり、1胎に1~2頭は遺伝継承している。 ※ 過去にも当犬舎以外に3頭飼育されているが、何れも素晴らしい猟芸で活躍中である。 ※ 当犬舎でも自家用にはハナシロを迷わす残すようにしているが、数が僅少。 ●クロ犬とは、全身が黒勝ちの犬のことで、一般の白地に黒班の毛色とは全く異なる。 このことからビーグルの隔世遺伝等と言われがちだが、実は品種改良過程からバセットの遺伝子が大きく関与していると考えられている。 ※ 本特性も遺伝しないと言われており、当犬舎の繁殖でもドン号1頭だけである。 写真は、現在生まれいるマレの仔犬(牝)。 ※ この度は、何とリリーの仔犬(牡)にも1頭生まれている。 ※、仔犬は、異なる系統であり、繁殖は可能である。遺伝継承の有無が気になる。 ※ 将来は、仔犬の両オーナー様の協力の下、是非繁殖してみたいと考えている。 ★もし黒勝ちのサツマビーグルが固定出来れば、サツマビーグル誕生150年史上の快挙となるだろう!。 写真は、マレの前腹仔のドン号。 ※ 本カラーは、クロ犬と言われ珍重されて来た。 ◎ ドン号は、ハナシロ犬でもあり、非常に稀な遺伝特性を2つを有し誕生した。 生後6ヵ月頃よりシカ猟犬として覚醒し、現在は完成犬となっている。 ※ 白地に丸い黒班も美しいが、やはり黒勝ちのトライカラーは光が当たると黒光りし、一味違う美しさが感じられる。 【 後記 】 小生もサツマビーグルの保存(繁殖)をして8年が経過した。 当初、上記した仔犬が産まれた時は、淘汰すべきか否か、心配で鹿児島の師匠に教えを講じた。 一般的に承知しているサツマビーグルは、絞り耳で長く垂れ、鼻は黒、毛色は白地に黒班の三毛(白黒タン)で尻尾はピンと立っていると言うイメージがある。 最近まで、ゴマ犬、クロ犬、ハナシロ犬は雑種扱いするオーナー様も多かった。 小生も丁寧に説明するが、当初は半信半疑で信じてもらえなかった。 そこで、ハナシロ犬に対しては、『1才までに鼻が黒くならなかった場合は売値で買い戻します』と言って納得してもらった思いがある。現在もそうしている。 ゴマ犬の代表は「テツ号」、クロ犬の代表は「ドン号」が当犬舎に居り、ブログ等でその訓練の様子や実猟での活躍ぶりを紹介し、今では『 雑種 』等と言われることも無くなった。 但し、次の犬は淘汰(又は去勢・避妊手術を実施)の対象としている・・・ 狐顔、短耳、赤鼻、巻尾並びに白・黒・茶等の単一色、又は虎毛や長毛等は原種(ハーリア、バセットハウンド、英系ビーグル、フォックスハウンド等)から判断し、雑種の可能性が高いと考えられている。 当犬舎では未だ生まれていないが、躊躇なく「淘汰」する。 最近、プロットやブルーチック、ウォーカー、カラツ、米ビーグル等のハウンドの血液が入った半血(雑種)をサツマビーグルと偽って販売しているらしいが、仔犬を産ませれば雑種は一目瞭然である。 当犬舎では、発祥地鹿児島県での15年に渡る犬見聞、情報収集並びに飼育・繁殖等の実経験から、当該犬の外見を見れば純血サツマビーグルか否かはほぼ判別(断定)することが可能と考えている。 お願い・・・近くでサツマビーグルが居る情報が有れば、是非に当犬舎にご一報を頂ければ幸甚です。 |
2018オーナー通信 第3報
Posted on October 2, 2018 at 10:10 PM |
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台風24号は、今年もっとも風雨が凄かった。 また、25号が発生しているようだが、災害復旧費用も多額になっている模様。もし災害が無くて、この復旧費用を林業の間伐や中山間地域の農業に甚大な被害を及ぼしている野生動物の駆除費等に流用すれば、昔見られた自然豊かな里山の景色復元に寄与できるのに・・・等々を考える。 さて、今日は滋賀県のオーナー様K氏より、アキ号の便りが届いたので紹介したい。 アキ号は、当犬舎の台牝として5才まで居たが、その後アキ号の直仔であるコハク号のオーナー様K氏に飼育を託し、狩猟犬として生活することになった。 当初は、3年間のブランクから、山に引いても体力や猟感が落ちており、コハク号等の他犬には付いていけなかった。しかし、オーナー様の努力により、徐々に回復し、現在では往年の迫力あるシカ猟犬となって有害駆除にも大活躍していると聞く。 小生は、若犬の訓練に先導犬は付けず、単犬でしっかりと訓練し完成させているので、2~3年山に引かなくても、その実力は存続しており、暫く山に引いてやれば自然と元の猟芸に戻り、良い仕事をするようになる。 写真は、先日行われたシカの有害駆除でのアキ号の様子 アキ号は、有害駆除隊グループからの信頼も厚く、山入り、捜索、起こし、追跡、回収(呼び戻し)に至る狩猟犬としての猟芸は実に素晴らしいとの評価を得ている。 特に、他のハウンドに見られるセルフハンティングや呼び戻しが効かない・・・等々の欠点も全くなく、主人を中心とした狩り込みを行う。仮に、山にシカが居なくても空ケースで「ピッピッピー」と吹き帰れコールをすると、10~20分余りで主人の下に帰って来る。 帰りが良いので、次々と山を変えることが出来ることから、捕獲頭数も当然多くなる。 現在は、地域にもよるが1頭当たり1万円余りの捕獲報奨金が出るので、狩猟犬の真価が問われることとなる。 当犬舎にも有害駆除で手にした報奨金を持ち、成犬を買いに来るハンター(駆除隊)も少なくない。勿論、当犬舎のサツマビーグルは保存を目的にした飼育(繁殖)てあり、譲渡は全てお断りしている。 ただ、サツマビーグルの普及と言う意味合いから、猟芸の公開は進んで行っている。 オーナーK氏は、有害鳥獣駆除隊で獣類を主に活動していたが、最近はカラス等の鳥類にも積極的に行っているようだ。 なんと、小生が当ホームページの「トピックス」サイトに空気銃(エバニクス社のレインストーム5.5mm)を購入…と言うニュースを掲載したところ、それを見て同じ空気銃を買ったらしい。また、購入先も同じ愛知県の銃砲店と聞き、なんと偶然が続くのか・・・お互い大笑いした。 小生は、空気銃は全くの素人なので、色々とアドバイスを頂いている。 写真は、カラス駆除の様子 レインストームは、銃声が小さく、猟銃の様に散歩中の一般人から警察に110番されることもない。 50m程度の距離で有れば、頭と首の付け根を撃てば即死となる。5連発なので一度に数羽捕獲も少なくない。 音は小さく、射撃の反動も殆どなく、5連発・・・空気銃がこれほど面白いとは思わなかった。 また、10m以内で有ればイノシシやシカの止め差しにも使えるようだが、まだ試してはいない。 レインストームの最適空気圧は150気圧前後であり、一発の発射で約1気圧しか消費しないので、家で170気圧の空気を充てんすれば、約50発は撃てる。 |
マリーの子育て
Posted on June 30, 2018 at 2:17 AM |
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今日は、マリーの子育てを紹介する。 マリーが出産して、今日で20日目となる。 出産は、12時間にも及ぶ難産で、逆子の巨大仔が2匹も産道で詰まり、私が手伝ってやらなければ、恐らく自然分娩だと母子ともに死んでいたと思う。。。 しかし、今はどうだろう!!!。。。 その時が嘘のように、母子ともに健やかに暮らしている・・・。 本来なら、仔犬も目が開き、ヨチヨチ歩きで、マリーも大変な時期だが、仔犬が3頭と少なく、ミルク喧嘩をしなくても幾らでも飲めることから、みんな幸せそうにゴロゴロと寝てばかりである。 暑くなるとキャンキャンと泣く。。。そして扇風機を回してやると泣き止み、また寝る!。 更に暑くなるとまたキャンキャン泣く。。。こんどはコンクリート床に移動してやると、またスヤスヤ眠る・・・。 1頭は小さいが良く歩く。しかし大きさ標準だ!。。。 他の2頭は、もう2kg前後もある巨大仔で、歩くのもやっと。まるで海洋の岩陰で眠る海の怪獣「トド」のようである・・・(笑) それにしても、あのヤンチャで落ち着きがなく、ガサ!犬のマリーが、本当に子犬の世話を暑さもいとわず、母親モード全開で良くしているのには苦笑する。。。 巨乳をゆらゆら揺らして歩く姿は、まぎれもなくお母さんだ! 仔犬を産んでからは、かなり落ち着きも出て来て、良い母犬になっている。 四国徳島は、ここ数日、ぐづついた天気が続いている。 晴れと思い油断していると、猛烈に激しい雨が降る・・・の繰り返しだ!。 もう少しで露も開けると思うが、また連日35℃を超える猛暑になるのか・・・ 運動場には、寒冷紗を張っているが、それも猛暑には適応できないので、屋根や犬舎周りのコンクリートに打ち水をする。 更には、大型の業務用扇風機3台のフル運転となる・・・。。。夏本番だ! 仔犬にはスポットクーラーを用意しているが、出来る限り自然の状態で保育するのが基本である。夏仔は暑さに強い・・・ 今朝の運動場の様子・・・ みんな蒸し暑い天気にうんざりしている!・・・ようだ。。。 最後に・・・ 別のプロバイダーで公開しているブログ「狩猟犬サツマビーグルのつぶやき」も開設1年余りで50000アクセスを突破しました。 これからも本ホームページ同様に、引き続きご支援の程お願い申し上げます。 尚、同ブログは今朝、にほんブログ村の「狩猟犬」部門で第1位、「ハンティング」部門で11位と高いランキングを頂いております。 お願い・・・ランキングアップには、ブログの最後尾に添付していますバーナー「狩猟犬」か「ハンティング」のボタンを押さなくてはカウントされません。ただ単に、お気に入りに登録し、ブログに立ち寄って頂いてもアクセス数が増えるだけで、ランキングはアップしません。 毎日1回又は退出時に、ボタンをポチッ!と押して、応援の程お願いします。 更新の励みとなります・・・。。。 |
プロバイダーの更新ブログラムに不具合が発生し更新不能
Posted on June 25, 2018 at 3:19 AM |
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当ホームページは、プロバイダーの更新プログラムに不具合が発生し、約3週間も更新できない事態が続いており、皆様には大変ご迷惑をおかけしております。 プロバイターにも再々連絡するも良い返事が返って来ません。 3週間もかかって不具合が改善されず、プロバイダーとしての企業倫理の欠如も甚だしく、甚だ遺憾であります。 以下は、更新プログラムの不具合発生からサポートセンターへの問い合わせの内容並びに小生の考えに付いて記載します。 プロバイダー「vistaprint」の更新ブログラムが6月初旬に不具合が発生し、もう3週間も経過しているのに、全く改善されない。 サポートセンターに連絡するも「申し訳ございません」・・・の返事だけが帰って来る始末です。 プロバイダーは、世界各国を相手にして営業展開をしている大手です。 皆さんも、ネット検索をしているとよく「名刺」の宣伝が入って来る『vistaprint』と言う会社です。 本来なら、このプロバイダーの契約を破棄し、他のプロバイダーに切り替えることも一考ですが、ドメインが変わると一からやり直しとなります。 約5年間もかけ、ホームページのウエブサイトの増設を含め、コツコツと築き上げてきたものを、一からやり直すのは膨大な時間と経費が発生します。それと、もう年ですのでやり直す気力も残っていません。 ホームページはサツマビーグルに関する貴重な資料としても利用されています。当ホームページを閉鎖しますと保存普及活動も停止状態となることは言うまでもありません。 現在、更新できるのは唯一、このブログのみであります。そこで更新プログラムが改善できるまでは連絡用として使用したいと考えています。 また、別のプロバイダー「nifty」で公開運営しております『狩猟犬サツマビーグルのつぶやき』も、今後は記事の最後尾に「通信欄」を設けて対応したいと考えています。 以下、過去3週間の内、重要なお知らせ事項等を記載して置きます。 (1)「分譲犬の紹介」サイトの更新 1)シロー号×マリー号 ・マリー号の出産・・・6月11日に6頭出産しました(内3頭死産)。 ・現在、3頭が順調に成長しており、もうすぐ目も開くと思います。 ・子犬は全て予約済です。 2)ハクオー号×リリー号 ・ハクオー号をシロー号に変更(理由:マリー号の産児数が3頭と少なく、シロー号の子孫を残す意味合いから、再度シロー号と交配) ・リリー号は6月21日に交配。8月21日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月21日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 3)アサ号×マレ号 ・マレ号は6月14日に発情。6月26日交配予定。8月26日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月26日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 本来なら、夏季の出産は中止したいところですが、予約多数に付き、無理を承知で繁殖を行う決意をしました。2年余りも待って頂いているオーナー様には大変申し訳なく思っております。子犬が無事に生まれ順調に成長し、お譲りできますよう頑張って繁殖いたします。 4)その他 ・保存会員様の繁殖状況・・・ ① 秋田県のT氏が繁殖を予定=6月20日に発情 -以上- |
2018オーナー通信 第2報
Posted on June 2, 2018 at 3:34 AM |
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本日は、広島県のオーナー様T氏より愛犬リョウマ号の便りが届きましたので紹介します。 リョウマ号の血統構成は、父:シロー号×母:エリー号(ハク号直仔)であり、当犬舎の作出計画に基づいた系統繁殖犬である。 外観は、若牡犬とは思えない堂々とした風貌をしており、頭部は良く発達し、耳は低く位置し大きく垂れた絞り耳、体毛は短毛で密生、配色は白地に黒の丸班が実に美しい。特に肩から胸部にかけてはよく発達し、追跡犬としての心肺能力の高さが伺える。また、全体的に10対8と理想的なバランスを有しており、保存活動を開始して約3年でやっと念願の理想的な四国プリンス系サツマビーグルが誕生した。 本犬は、自家用に残していたがオーナー様のサツマビーグルの保存に関する真摯な協力に感銘し飼育を託した。 リョウマ号は、6月23日で2才になる。オーナー様は大変お忙しい方で、中々山に引けないと言っておられたが、前猟期にしっかりと山に引いたお陰で、猟期終了までにシカを単独で起こし追い鳴きが出来るようになり、シカを5頭獲ったと嬉しい連絡をもらった。 4月からは有害駆除も始まっていると思うのだが、その後の連絡はなかったので、どうしたものかと気にかけていた。しかし、心配をよそに、先日、有害駆除で頑張っています・・・との写メが送られて来た。 ●写真は、リョウマ号単犬での有害鳥獣駆除の猟果 シカの体毛は、夏毛に変わっており、実に美しい。 リョウマ号は、シカ猟犬として完成しており、素晴らしい体躯の持ち主でもあることから、当犬舎の台牝候補として残していたヒメ号を譲渡している。今年は、是非とも仔犬を取ってほしいと切望している。 ヒメ号も牝犬であるが骨太でがっしりとした体躯で、サツマビーグル特有の大きく垂れた絞り耳は実に美しい。両犬の素晴らしい仔犬の誕生が待ち遠しい・・・。 ※ くれぐれもイノシシには注意してほしい。良犬がイノシシに切られ5頭も亡くなっている。 ●写真=右側:ヒメ号(牝)、左側:リョウマ号(牡) |
ダイ号の里帰り
Posted on May 25, 2018 at 10:40 PM |
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昨日、遠く京都からダイ号がオーナー様K氏夫妻と一緒に、里帰りしてくれましたので紹介します。 ダイ号は、父親が大型美犬のアサ号、母親がバセットタイプの美しいマレ号で、当犬舎の系統繁殖4代目の若牡犬である。当犬舎のドン号とは同腹犬の兄弟で、生後8ヵ月になる。 13時前に当犬舎に到着。すぐさま迎えに行く・・・。どの様な若犬に成長しているか?。 実は、当初犬舎に残す犬をダイ号かドン号でとても悩んだ!。双方素晴らしい体躯をしていたからだ・・・。最終的には、ドン号がサツマビーグルでは非常に珍しいトライカラーの毛色であったことからドン号を残した。 ダイ号の評価は以下の通りである。 現在、体高:58cm、体重:30kg。全体的に骨太でガッチリとし均整の取れた堂々たる大型の素晴らしく美しい若犬である。まだ8ヵ月であり今後の成長が期待される。 大きな頭骨、長く垂れた絞り耳、がっしりとした胴体、太く長い四肢、太くビンと立った尻尾、短毛で光沢のある滑らかな被毛、美しい斑紋・・・等々、これぞ純血サツマビーグルと言う素晴らしい体躯の持ち主である。恐らく、現在、日本国内で飼育されている79頭中でも屈指と言える。 正に、アサ号とマレ号の良いとこどりで誕生したダイ号である。オーナー様に譲渡を申し出るが即刻却下された・・・(笑)。 四国プリンス犬舎の系統繁殖4代目の自信作である。 性格も非常にフレンドリーでサツマビーグル特有の警戒心はない。両親もドン号も警戒心は殆どなく、系統繁殖の目的が達成されていると考える。 以下、ダイ号の来社写真を紹介する。 大きなワゴンからダイ号が下りた!。。。凄い!!!、何と大きく美しい若犬になっているではないか。。。当犬舎のドン号より遥かに大きい!!!。 ダイ号のオーナー様は、みての通り美男美女てある。大変犬好きの若い夫婦の下で愛情豊かに育てられていることが良く分かる。ダイ号は本当に幸せ者である。 ダイ号が8ヵ月ぶりに両親と対面である。 写真右側は、手前がダイ号、奥が父親のアサ号である。父親の大型犬のアサ号より一回り大きく見える。 写真左側は、左がダイ号で、右が母親のマレ号である。マレ号は自分の子供であることを知っているような素振り・・・。母親のマレ号が子犬に見えてしまう大きさ・・・。 写真右側は、兄弟のドン号とご対面!!!。ドン号の3倍はあろうか?。兄弟でなく親子といったところか・・・(笑) 写真左側は、犬舎の先輩犬に挨拶・・・。みんな警戒心もなく歓迎している・・・大変珍しい光景である。 ダイ号は、現在シカ猟犬として訓練中である。 絶滅が危惧されている本犬にとっての救世主と成りえる秀逸犬であり、将来の種牡候補と言える。これからも順調に成長してほしいと切望する。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第5話
Posted on May 7, 2018 at 1:26 AM |
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こんにちは。。。僕(ドン)は、本日(5/7)で、生後8ヵ月になりました。 先々月からは、基礎訓練も卒業し、山入訓練をしています。 しかし、先月は先々月の山入訓練の帰り、スダチ園に散布していた消毒剤(除草剤)を食べ、訓練翌日にケージ内で嘔吐をしているところをご主人様が気付き、すぐさま掛かりつけの動物病院に急行しました。毒は時間が経っているので大分消えているようですが、夜中に激しい嘔吐を繰り返したので、身体は衰弱し、脱水状態であったので毎日点滴を投与してもらいました。また、嘔吐はさせた方が良いとの判断で、制吐剤は投与されずに絶食絶水を3日間続けましたので、ゲッソリと痩せてしまいました。その結果、体力が回復するまで約20日余りは犬舎で養生していました。 今は、すっかり元気になりましたが、成長期のこともあり、身体が大きくなるのがかなり遅れています。現在、体高は43cm、体重は15kgです。僕は、お父さんのアサ号の様には大きくはならない様です。体型はお母さんのマレ号似です。 またまた事件?です。。。 元気になったので散歩がてら、ご主人様が林道に連れて行ってくれました。最初は引綱を付けて散歩していたのですが、初めて体験する凄い獣臭がするので、綱をグイグイ引っ張り、放して~~とばかりに大声を出しました。今日はGPSマーカーも着けていないのでダメ!!!・・・と言われましたが、なおも激しく鳴くと、ご主人様も僕が帰りが良いので、まあ!良いか・・・と放してくれました。 獣臭は林道横の急坂を上っているようなので、追い鳴きして追跡しました。約5分ほど追跡すると、なんと今まで見たこともない黒い大きな物体が立っています。執拗に僕が吠え立てると、なんと僕を目掛けて突進し、腹の下に抱き込みました。僕は、離せとばかりガブ・・と噛みつくと、一瞬離してくれたので急いでご主人様の下に走って帰りました。しかし、黒い物体は僕を追っかけご主人様の近くまで追って来ました。それは牝のイノシシでした。 ご主人様は危険を察知し、「コラッ!!!」と大声を出すと、5mぐらい手前で立止まり、暫く睨み合いしたのち、逃げて行ったようです。 僕は、あまりにも怖かったので、ご主人様を残し、車の元まで帰りました。ご主人様は、僕を見るなりニコニコして「ドンちゃん 怖かったか?」と頭をポンポンと軽く叩き、気持ちをほぐしてくれました。その後は散歩を中止し、帰宅しました。 数日後、別の山に連れて行ってもらいましたが、僕が恐怖心から尻尾を垂らし、目をキョロキョロしている様子を見て、ご主人様は「これはダメだ!」と言って、すぐさま帰宅しました。 誰もが一度は体験することだと・・・先輩犬から教えてもらいました。その後は、山に行かず家で心の養生をしていました。 今日は、一昨日、僕と同じイノシシの洗礼を受けその恐怖心が抜ききれない、リリー姉さんと一緒に山入りしましたので紹介します。 イノシシの恐怖心がある場合は単犬よりも同僚犬と一緒に山に引くと、じゃれながら山歩きが出来るので知らぬ間に恐怖心を忘れるようです。このことは若犬の訓練のポイントとなりますので良く覚えておいて下さいね!!!。 リリー姉さんは、山には1ヵ月ぶりです。元気に走り回っています。僕もイノシシが怖かったのですが、一緒に遊ぼうとリリー姉さんの後を追い、30分余り取っ組み合いや、かけっこをしていました。暫く運動していなかったので二人(二犬)ともハーハーと息を切らせ、やっと落ち着きました。 今日の山は、イノシシがほとんど居なくなり、最近ノウサギが住み着いています。ノウサギの確認は、前猟期の積雪時に足跡をご主人様が見つけていました。 リリー姉さんは、鹿児島では小型サツマビーグルの『故チコ号』に付いてノウサギを追っていました。そのせいかリリー姉さんは、大物よりもノウサギやタヌキ等の小物が好きなようです。ご主人様も、イノシシの恐怖心がどの程度軽減されているかを試すことが目的で、山に慣れれてくれれば良い・・・と、気楽な気持ちで林道を進んでいきます。 すると、リリー姉さんが盛んに地面をクンクンしかがら尻尾を大きく左右に振り、林道を上って行きます。僕も遅れをとっては遊べない・・・と付いて行きます。僕はリリー姉さんに何度も遊ぼうとじゃれに行きますが、そのうちガブッ!と噛まれ、怒られます。僕は仕方なくウロウロしていましたが、リリー姉さんがクンクンしている臭いにやっと気づきました。それは、あの恐ろしいイノシシやシカの臭いではありません。僕もリリー姉さんとは別に、クンクンやっていると、リリー姉さんが時々独特の声で鳴きます(前鳴き)。僕も気になりそこに飛んで行くと、何と臭いが濃くなっています。僕も自然と尻尾を振ってました(笑)。 すると小さい黒い物がリリー姉さんの前を飛び出しました。リリー姉さんはすぐさま大声で追跡を開始。僕も負けじと何もわからず追い鳴きしながら付いて行きます。ノウサギは、起こされるとご主人様の目の前を凄いスピード(脱兎のごとく)で林道を下に飛んで行ったようです。しかし、5分ほど追跡したら臭いは全く消えてなくなりました。リリー姉さんは、必死になって臭いを探していますが、約30ほど経った時、ご主人様の帰れコール(20番スラッグ弾空ケース)が、ピッピッピーと鳴ったのでご主人様の下に帰りました。 ご主人様から「今日はここまで!」と言われ、帰宅しました。 今日ノウサギを見て、ご主人様はとても喜んでいました。ここ10年あまり、ノウサギは激減し、逆にイノシシやシカが増え、ご主人様は仕方なくそれを捕獲していますが、逃げ方が単調で犬の仕事を楽しむには今一のようでした。 捕獲しても大きくて困り果て、獲物は持って帰らず全て猟友にプレゼントされています。 ご主人様は、今日8年振りにノウサギを見たことで、過去35年間アメリカンビーグルでやってきたノウサギ猟に火が付いたようです。 僕も今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬に訓練されるようです。 以下、リリー姉さんとのノウサギ猟訓練の様子を写真で紹介します。 ●左側がリリー姉さんで右側が僕です。 自分で言うのもなんですが、車の中は非常に静かです・・・(笑)。 ●リリー姉さんが林道でノウサギ臭を見つけ山に入る前の様子 僕は、まだノウサギ臭を知らないので、遊ぼう!!・・・と、リリー姉さんに寄って行きますが、しつこくするとガブッと噛まれ却下。しかたなく後を付いて行きました。 ※ しかし、シカ猟は僕の方がずっとご主人様の信頼度はあります!・・・(笑) ●ノウサギ臭に反応し、捜索している様子(左:リリー、右:僕) 二手に分かれてノウサギの寝屋を捜索しているところです。 ●ノウサギの臭いを落として(見失い)捜索中の様子 山は野生ツツジが満開で、とても美しかったです!!!。 今は山も乾燥し、ノウサギ猟の初歩犬は臭いを上手く継げませんが、5月末頃からは雨も多く湿度も高くなり、臭いも長く残るので追跡も上手くなると思います(ご主人様談)。 <追記> 僕は嵌頓包茎?になりました・・・(笑) ご主人様もここ暫く、家庭菜園、田植えの準備、雨等で山に行けず、我々も運動場でゴロゴロしています。 昨日、僕が運動場で放れリリー姉さんと遊んでいたところ、僕も牡の本能が目覚め、腰をフリフリしているとオチンチンも大きくなり、交配の真似事をしていました。しかし、他の先輩犬が僕が離れているとご主人様に大声で知らせたものですから、すぐさま見つかり、頭をバチンと叩かれ、また繋がれました。 問題はその後です!!!。大きくなったオチンチンが乾燥し、元に戻らず『嵌頓包茎=かんとんほうけい』になりました。夕方、ご主人様が運動場の清掃に来た時に見つけてくれました。しかし、その時はオチンチンの先が大きく腫れ(浮腫)元に戻れない状態でした。 ご主人様は、早速患部にオリーブオイルを塗って、元に戻そうとしますが大きくて戻りません。そこで腫れているオチンチンを揉みほぐして小さくし、再度元に戻すとスルと入りました。しかし、翌日再発していましたので、オリーブオイルで戻した後、オチンチンが入っている包の先端部の被毛をハサミで短く切ってくれました。その後は再発はありません。 嵌頓包茎の原因は、上記の様な行為をしているうちに、オチンチンに被毛が付着し乾燥して元に戻れず腫れる(浮腫)ことで起こると考えられており、稀になるようです。 最初はびっくりして、何かの病気かと動物病院に行きますが、病気ではありませんよ!と言って、植物油を塗って元に戻してくれ、抗生剤や消炎剤の塗り薬をくれます。 他方、一般家庭での処置としては、手を石鹸で綺麗に洗ったのち、オチンチンにオリーブオイルを塗って元に戻してやれば心配はいりません。しかし、オチンチンが赤黒く(うっ血)大きく腫れあがっている場合は、大変危険な状態ですので、直ぐに動物病院に行って処置をして下さい。手遅れになるとオチンチンの一部を切除する必要があり、種牡として使用できなくなります。 詳しくは、ネットで「犬 嵌頓包茎」で検索してください。。。 ●元気になったドンちゃん オチンチンも元に戻りました・・・。。。 尚、オチンチンが腫れている写真は恥ずかしいので勘弁してもらいました(笑) では、また来月お会いしましょう!!! 僕は、シカ猟犬としては一応及第点をもらっています。 今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬を目指して訓練に励みます!。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第4話
Posted on April 8, 2018 at 1:29 AM |
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こんにちは。。。僕は昨日で生後7ヵ月になりました。 先月から、基礎訓練も無事に卒業し、山入訓練を行っています。 訓練の成果 訓練を開始して7日目に、シカを初めて起こして900m余りを追い鳴きしました。この時、初めてご主人様から頭を撫で撫でしながら「ドン!エライゾ!・・・ヨシヨシ」とで褒めてもらいました。何が何だか分からないままその時は喜んでいましたが、山入しシカを起こして追い鳴きし、ご主人様の下に帰った時に褒めてくれることを学習しました。 最近は山に行こうと催促鳴きをして叱られています・・・(笑) 訓練の様子 基礎訓練でご主人様から100m余り離れて捜索しても怖くなくなっていますので、現在はご主人様と一緒に山を歩くのではなく、先輩犬と同じように、車がが入れず人も通らない林道をゆっくりと前進し、高鼻や地鼻で使って捜索し、シカ臭が有れば林道から捜索を開始し、シカを起こして追い鳴きをしています。 時には、ご主人様から500m余り離れてシカを起こすこともあります。兎に角、シカを起こして追い鳴きすると、ご主人様が大喜びしてくれ、帰ると笑顔で迎えてくれます。この褒めてもらうのが一番うれしいです。 まだ、30分程しか追跡できませんが、午前中に3カ所ほど、色んなフィルードを体験させてもらっています。 現在シカ猟犬として、捜索、起こし、追い鳴き、追跡、帰りの他、呼び戻しも適応できる等、一応の仕事は出来ますが、今後も訓練に励み、お父さんのアサ号のようにご主人様から頼られる狩猟犬になりたいと思っています。 以下、山入訓練中の様子を写真で紹介します。 写真① 風が強い日は、地鼻で捜索します まだ、強風の時はシカの起こしはできません。 写真② 高鼻でシカ臭をキャッチしています 臭いの方向が確認できれば、この位置からどんどん狩り込み、シカを起こし追跡します。ご主人様は僕が入った位置で帰るまで待っていてくれるので、安心して追い鳴きできます。 写真③ シカ臭を取り捜索を開始た時の様子です 最近は、自信をもって狩り込んでいきます。 写真④ 追跡から帰って来た時の様子です 初めてシカを1km余りシカを追い鳴きした時の記念写真です。 写真⑤ 訓練場所に移動中に会う四国遍路のお遍路(巡礼)さん この時は、桜が満開でお遍路さんの足取りも軽く感じました。 写真6 犬舎の運動場でくつろぐドンちゃん 現在、体高=38cm、体重=13kgで、丁度アメリカンビーグルの成犬と同じ大きさです。 僕は、お父さんのアサ号の様には大きくならないようです。ご主人様は、このまま成長がとまれば「小型サツマビーグル」の再来だ!等といっておりますが・・・。 <追伸>除草剤に注意!!!・・・ 僕は、2週間前に訓練の帰り道、スダチ畑の若草をむしゃむしゃ食べて帰りました。ところが犬舎に帰ると嘔吐が止まらず、全てを吐き出しました。その吐き出した中に若草が入っていたので、ご主人様は「除草剤」だと、とっさに判断し、かかりつけの動物病院に急行し、適切な処置をして頂いたので一命をとりとめました。 最近、やっと元気になりましたが、げっそりと痩せてしまい、山には行っていません。ご主人様は、シカ猟犬として一応できているので、体力が回復するまで、養生させる考えです。 皆さんも十分注意してくださいね!!!。 また、来月お会いしましょう!!!。 |
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