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サツマビーグルのブログ村

Blog

純血サツマビーグルのオーナー通信 第7報

Posted on May 1, 2017 at 1:24 AM Comments comments (3)

コハク号は遂にシカ猟犬として完成!

コハク号のオーナー滋賀県K様より、久し振りに写メを頂いた。
コハク号は、ハク号直仔の牡で1.4才になる。コハク号の活躍は生後7ヵ月頃から猟欲が発現し、オーナー様の熱心な訓練により、イノシシ、クマ、シカを同僚犬と共に狩猟や有害駆除で大活躍しいる。現在はシカ猟犬としては完成したとのこと。特に最近は、サツマビーグル特有の高鼻を駆使し起こしは抜群に早くなり、猟友の信頼も厚いと言う。

子犬の時は、生後60日で3kg未満と通常の約半分の大きさで、しかも胸部が大きく陥没し、心臓が右側に圧迫され、生後100日目でのワクチン接種の際に動物病院の先生に「この犬はペットとして飼うのであれば問題ないが猟犬としては使えない・・・」と断言された。オーナー様には、今日までの40年余りの私の繁殖経験から「胸部の陥没は成長と共に治る・・・」、「もし治らなければ譲渡価格で買い戻します・・・」と確約。結果は、動物病院の先生の診断より私の経験が勝利した。
オーナー様も当初より私を信じて頂き、私の拙い指導も良く理解され、熱心に訓練に励んだ結果が今日の大活躍に繋がっていると確信する。

コハク号の紹介は、今回が2回目となる。第1回目は、昨年10月からスタートした「純血サツマビーグルのオーナー通信」のトップバッターとして登場してもらった。詳細が知りたい方は『アーカイブ 10月-2016』を参照下さい。
前回は、まだ猟芸は完成していなかったが、この度オーナー様からシカ猟に関しては完成したとの写メが本日届いたので紹介した。

前猟期(平成28年度)は、積雪が1mを超え、山に行けない日々が多かったこともあり、オーナー様共々これからの有害駆除に頑張ってほしい。コハク号の今後益々の猟芸の向上を祈念している。オーナー様との山入を思う存分楽しんでほしい!。

メールに添付されていたコハク号の写真を以下に紹介する。

写真① コハク号が高鼻で漂って来る獣臭の方向をキャッチしている様子




































写真② 単犬単独猟におけるコハク号のシカ猟の猟果







































狩猟犬サツマビーグルのマリーちやん訓練記 第1話

Posted on April 3, 2017 at 10:18 PM Comments comments (2)

私の名は純血サツマビーグルの「マリー」と言います。
名前の由来は、NHKの朝ドラから付けるのが慣例でしたが、栃木に行った姉妹犬に「スミレ」と名付けたことから、当犬舎で最も由緒ある「マリー」の名前を付けてくれました。
※ サクラとサツキはご近所に居ますので朝ドラ以外の名前となりました(笑)
今後一人前のシカ猟犬になるまでの訓練の様子を紹介して行きますのでご期待ください。

先ずは私の紹介から・・・。父はハク号、母はマレ号です。平成28年10月18日に当犬舎で生まれました。兄妹は牝3、牡2の5頭です。4月18日で6ヶ月になります。現在、体高:40cm、体重12kgです。小さいですがガッチリとして牡犬の様な体躯と言われています。
兄妹犬は、北海道、秋田県、栃木県、岡山県に行っております。皆に負けないように訓練を頑張りますので応援よろしくお願いします。また、お便りもお願いしますね。。。
私の記事が兄妹犬の訓練の参考になれば嬉しいです。

この企画は、今から3年前にアキ姉さんが『狩猟犬サツマビーグルのアキちゃん訓練記 全10話』を行い、全国のサツマビーグル愛好家より絶賛を得た他、ペットとして飼育されている一般の愛好家からも興味深く見て頂いた。
※ アキ姉さんがシカ猟犬として完成するまでの訓練の様子を紹介したブログは、アーカイブの『3月 2013年』から毎月報告しておりますので、興味がある方はご覧ください。

さて、前置きが長くまりましたが現在の訓練の様子を紹介します。
私は、車が大嫌いです。5ヶ月までは車に乗り暫くすると涎が出て来てお腹が気持ち悪くなり、食べたものを戻していました。これを克服しないと山入訓練どころではない・・・とご主人様は次のことで車酔いを克服してくれました。
●第1段階=毎日朝夕の2回、エンジンを掛けずに車の輸送箱に約1時間余り乗せられました。
最初は、輸送箱に入れられただけで車酔いをしていましたが、1週間ほどで慣れました。
●第2段階=毎日朝夕の2回、エンジンを掛けて車の輸送箱に約15分余り乗せられました。
最初は、何とも無かったのですが暫くするとエンジンの振動で気持ちが悪くなり、涎を垂らしましたが食べ物を戻すまでの車酔いはしませんでした。しかし、3日程で車酔いはしなくなりました。
●第3段階=毎日朝夕の2回、車の輸送箱に乗せられ、どれくらい走れば車酔い(涎をチェック)をするかをテストされました。
最初は、平坦な道路を15分間隔でチェックされ、約50分で少し涎が出て来たので訓練は30分と決めて約1週間続けました。その結果、すっかり車酔いはしなくなりました。
●第4段階=夕方から林道を片道30分余り走り、その後車から降りて約30分間の散歩して帰るを繰り返しました。
最初はわりと平坦な林道からスタートし、最後は石ころだらけのガタガタ道を走ったが、少し涎はでるものの、すっかり車に慣れた。段々と車に乗ると林道での散歩が出来ることが嬉しく、車に乗ることが楽しくなった。

上記の訓練は約30日間行われました。ご主人様の訓練は、訓練犬の気持ちを理解し、「焦らず、騒がず、急がず」をモットーに、訓練犬を信頼し、訓練犬の身になって考え、訓練犬と共に行動する・・・本当に優しいご主人様と山に行くのが大好きになります。先輩犬もこうして訓練されたと聞きます。

生後5ヶ月からは、週に3回ほど、車で約30分程で到着する林道で大好きなご主人様と約60分間ゆっくりと散歩している。特に早朝の林道は色々な臭いが交錯し、とても興味深く「クンクン」と鼻を鳴らせている。最近は、ご主人様が林道に登ったり下ったり、谷筋を上下したりと・・・意地悪しますが、なんと先輩犬がなかなかクリアー出来なかったこの山歩きの基礎訓練を最初からやってのけ、ご主人様を驚かせました・・・。勿論ご主人様からは『マリー偉いぞ!ヨシヨシ』と腰を下ろして頭を優しくナデナデしてくれました。
私は、ご主人様から褒めてもらうのが一番嬉しいです・・・

先日は、お母さん(マレ号)と一緒に山入りしましたが、お母さんがシカを起して(発見して)
追跡するまでの捜索時は遅れることなく付いて行けます。
しかし、この時はとても多く歩いたり走ったりしたので大変疲れました。早くお母さんに付いて行けるような筋力と体力を身に付けたいと思っています。

今日は、ここまでとしますね・・・。。。次回をお楽しみに!!!。





写真① 車の輸送箱に乗っているマリー号

※ 今では車酔いもしないで堂々と乗っている(笑)









写真② 山入訓練中のマリー号

車酔いはしたが、山入は素晴らしい。

※ 通常は、この山歩きが体力が無いのと山の恐怖心から、主人の後を付いて行ける様になるまで約30日はかかる。

※ マリー号は日々の訓練で全身に筋肉が付いて行くのが顕著に認められる。







写真③ 名付け元になったアメリカンビーグルのマリー号。

1991年 (社)全日本狩猟倶楽部主催「第12回全猟ビーグル競技会全国決勝大会」成犬部門総合優勝 内閣総理大臣杯受賞。

◎当犬舎作出犬
ブギー系アメリカンビーグル(牝)
犬名:シコクプリンス・ブーギース・マリー

※ 内閣総理大臣杯を勝ち取りマリー号が全国優勝し凱旋。
※ ご主人様も若い(笑)





写真④ お姉さんのアキ号

※ この写真は、3年前「狩猟犬サツマビーグルのアキちゃん訓練記 全10話」当時のアキ号(1才)

※ 訓練を開始してから約10ヶ月でシカ猟犬として完成。









純血サツマビーグルの狩猟 アサ号の勇姿

Posted on March 14, 2017 at 12:08 AM Comments comments (7)
平成28年度の猟期も後1日を残すのみ。今日当地は昨日からの雨が残り小雨となり、猟は中止。久し振りにブログの更新となった。
「猟期が終わる」・・・以前であると寂しさを感じたものだが、近年は定年退職で毎日日曜、猟期が終了した後は引き続き有害鳥獣駆除が開始されるので若い時の様な感情はみじんもない(笑)。
全国的にも猟期中はイノシシ・シカ等を捕獲しても補助金が出ない、又は減額されていることから、猟期中の捕獲を控え、これから(猟期終了後)が本番!!!と考えている「プロハンター???」も少なくないと聞く。老ハンターが主役の今日、少ない国民年金だけでは狩猟も楽ではない・・・と言っても雇用してもらえる年でもない。八方塞がりだ!。しかし、幸か不幸か全国的にイノシシ・シカ・サル等が異常繁殖し、農林業への被害も甚大なことから、有害鳥獣駆除が年間を通じて行われ、捕獲補助金が支給されるようになった。今日この捕獲補助金が老ハンターの生活の一部にもなっている。そこで犬猟(銃猟)を諦めワナ猟に転向する者が後を絶たない。即ち、犬猟に比べワナ猟は独りで数十個を設置することが出来る。また山歩きもしなくて楽であり、捕獲率も高い。支給される捕獲補助金は生活費にもなり、家族にも喜んでもらえる。

前置きが長くなったが今猟期を振り返ってみることにする。
一口で言うなればあれだけ生息していたイノシシは殆ど姿を消し、シカに於いてもかなり少なくなっている。上記した有害鳥獣駆除での捕獲効果なのか・・・。捕獲補助金は獲物の大小を問わない地域も少なくなく、箱ワナでウリボウまで全て捕獲していると聞く。全国からの便りを聞いてもイノシシは激減しており、シカも数年前の様な異常生息はないようである。
当地も同様な状況であり、これから始まる有害鳥獣駆除の捕獲数も激減することだろう!。このことは、捕獲補助金を目当てにしている老ハンターにとっては死活問題となり、ハンターを諦め止める者も少なくないと考える。自業自得と言ってしまえば簡単だが、ハンターが激減すれぱ、中山間部の山里はもう野生鳥獣の天下となり、住む人も居なくなるだろう!。何とかタイムリーな対策を打たなければ後戻りできない事態も想定される。

当犬舎のサツマビーグルも連日、単犬にて出猟した。猟期初めにアサ号とエリー号がイノシシに切られた他は、全犬良い仕事を見せてくれた。上記したこともあり山で稀に会う老ハンター(捕獲補助金目当ての方)から『食べえへんシカは獲らんと置いといてよ!(阿波弁)』・・・(笑い)・・・との会話もちらほら。。。確かにそうだ!・・・と銃はもっぱらイノシシから愛犬を守る護身用で、主にやっているシカ猟は「牡シカのみ捕獲」と決め、犬の仕事を見て楽しんで来た。

今猟期の一番は、やはりアサ号(1才:牡)の成長である・・・。
下記写真の通り、連日の山入で見違えるような体躯に変貌した。現在、体高55cm、体重20kgの素晴らしい大型サツマビーグルになっている。猟芸は、シカ猟が主で約2時間ほど追跡し、グループ猟では完成犬と言える。しかし、単独猟犬としては主人中心の狩り(追跡は30分ほどで主人の元に帰る)を覚える必要がある。これはテツ号やシロー号も通った猟芸過程であり、2才前後になれば自然と落ち着いたサツマビーグル本来の単独猟犬になる。
私がよく口にする「今はビーグル(自分中心)だがもう少し時間が経てばサツマビーグル(主人中心)になる」。。。
今後アサ号には、絶滅が危惧されている純血サツマビーグルの種牡(大型)としての活躍を期待している。本年繁殖計画あり。


写真①:捜索中ではあるが私の呼びに反応しているアサ号





































写真②:林道の下側から吹き上げてくるシカ臭をキャッチしているアサ号






































純血サツマビーグルのオーナー通信 第5報

Posted on February 16, 2017 at 11:46 PM Comments comments (5)
トク号も大イノシシとの激闘による大ケガから元気に復活!

トク号のオーナー様である宮崎県のN氏より、先日の「ナナ号の復活」記事を見て、トク号の近況をメールと電話で頂いた。リュウ号が亡くなりナナ号もどうなるか分からない・・・との記事から、心優しいオーナー様はトク号が復活していることをとても言えなかった・・・との思いやりの言葉も頂いた。素晴らしい猟友に感謝!。。。

今日は、電話とメールで入手したトク号の復活までの感動のドキュメントを紹介する。

トク号は、昨年11月18日に狩猟中に大イノシシと激闘の末、左の首と肩、右の太腿に大ケガを負った。当時の様子は次の通り。
トク号は意識はあるが、首からの出血が酷く、止血の応急処置をした後、動物病院に急行。先生から「命は保証できないが治療しますか・・・」との質問に、「お願いします」と即答。早速手術を開始し、術後は入院。やはり経過は良くなく、思案の末にセカンドオピニオンで別病院で診察。先生から「今すぐ手術をやり治せば助かるかも・・・」と言われ、手術を依頼。その後は順調に回復するも・・・先生より「これだけ痛めつけられればもう猟犬としては使えないかも・・・」と念を押される。

その後、退院して犬舎内で養生とビハビリを行うこと2ヶ月。やっと元気になるが、当時のイノシシへの恐怖心が心配で、なかなか山には行けずにいた。その時、括りワナに小さいイノシシがかかったので、訓練中のサツマビーグルのハヤト号(牡:1才)とプロットハウンドの若犬を一緒に連れて行き、恐る恐るイノシシに当ててみた(対面させること)。すると最初は警戒していたが、他の2頭がイノシシに大声でファイトしているのみて、自然と恐怖心も薄れ勇気が湧いて来たのか・・・やがて大声でイノシシにファイトできるようになる。この時ばかりは何とも嬉しく感動したとのこと(うれし涙)・・・。猟犬がケガをし復活させた経験のあるハンターならこの気持ちは良く分かるだろう!。
その後は、まだ体力も十分に回復していないので、他犬とのパック猟は避け、ひたすらトク号単独での山入を繰り返した。トク号も順調に回復し、筋肉も体力も戻って来た。今ではシカを単独で2時間は追跡できるまでに復活。。。この単独猟の経験が、今までは日曜日のグループ猟がメインであったオーナー様も、サツマビーグルの特性である「帰り良し」を武器に、最近は今まで行ったことのない猟場にも足を運び、トク号との単独猟を楽しんでいるとのこと。。。

オーナー様は、トク号の狩猟犬としての姿芸両全の素晴らしい資質を後世に残したいとのこと。当犬舎あげての全面的な協力を約束する。

以下、今日までに頂いた写真並びに元気に復活した時の切っ掛けとなった動画と他犬とパックで元気にイノシシ猟をしている現在のトク号の様子を紹介する。


写真①:1才当時のトク号(現在は1.11才)
体高:50cm、体重:20kg 堂々とした落ち着きのある美犬
























写真②:大イノシシと激闘の末、大ケガを負った痕
首からの出血が酷く、二度に渡り再手術を実施。
傷口はかなり乾燥し縮小しているが、当時の傷はこの三倍はあったであろう。。。




















動画①:猟犬として復活する切っ掛けとなった訓練の様子
括りワナに掛かた小さいイノシシから順に当てることは、恐怖心を持っている負傷犬にとってとても大事なことである。この訓練で同僚犬と一緒に当てることも非常に大事なことである。この時、単犬でイノシシに当て「イケイケ!」等と無理にせかすと、更に恐怖心が倍増し、二度と猟犬として復活していなかっただろう!。オーナー様は、流石にこの辺の事情を良く熟知されており、今更ながら猟犬の取り扱いには一目を置く存在である。

動画を見るには、右の「動画を見る」をクリックして下さい・・・を見る
※ イノシシと猟犬の格闘があるので視聴には注意のこと。

動画②:トク号が他犬とパックでイノシシ猟をしている様子
サツマビーグル2頭(毛色:白・・・トク号:右側、ハヤト号:左側)とプロットハウンド2頭(毛色:黒・茶)のパックでのイノシシ猟。
※ オーナー様は、直輸入のプロットハウンドを多数飼育している。犬舎も以前ブログにも紹介したが合併浄化槽を併設する本格的なもので、大きく立派な他、飼育管理も万全である。本来サツマビーグルは他犬との共猟を好まないが、上手くパックに入れるのは至難の業である。。。


動画をみるには右の「動画を見る」をクリックして下さい・・・動画を見る
※ イノシシと猟犬の格闘があるので視聴には注意のこと。



< 附録 >
◆トク号が暮らしている犬舎全景

・床は、滑らないエポキシ樹脂で施工されている。

・南側は、日除けの寒冷紗を設置している他、西側には藤棚がある。

・犬舎の部屋数は多く、1室1頭と犬にとっては天国てある。

・朝夕の床洗浄で衛生的。






純血サツマビーグルの猟野訓練 第1話

Posted on April 15, 2016 at 9:48 PM Comments comments (6)
本日は、マレ号の猟野訓練を紹介する。

マレ号は、現在1.3才の牝犬である。本犬は出水系(バセット)の血統を濃く残した大きな絞り耳、大きな頭骨、太い四肢を身に着けた重厚感のある美しい秀逸犬である。現在このタイプの犬は殆ど残っておらず貴重な台牝候補として大事に育ている。

しかし、大事にすると言っても猟犬である。家で三食昼寝付きで台牝として飼うわけにもいかない。絶滅寸前のサツマビーグルを保存して行く上で何時も考えさせられる。それは猟犬としての宿命と言うべき事故、即ちイノシシに切られ死亡する・・・と言うアクシデントだ!。単なる保存活動でなく狩猟犬としてのサツマビーグルの継承保存を目的にしており、一般人から見ると理解しがたいかも知れない。
ホームページのタイトルに敢えて「狩猟犬」と言う冠を付けたのは、小生のサツマビーグルの素晴らしい狩猟犬としての特性を継承保存しょうとする意気込み(こだわり)でもある。

前置きが長くなったが、平成27年度の狩猟期間も終了し、愛犬達は新設した運動場兼育成場でのんびりと日向ぼっこをして、身体を癒している。何ともほのぼのした光景であり、窓越しに見ていても飽きない。

マレ号はと言うと、今猟期はシカ猟でなかなかの成長を見せるが、タヌキ、ノウサギの他、山鳥もやる万能犬として、面白い狩猟を楽しんでいた。ところが猟期中盤の1月に発情が来て、1歳と少々若いがこの系統の牝犬はマレ号1頭と言う希少犬であること、もう一つはテツ号の直仔が是非とも欲しかったことから交配に踏み切った。しかし、マレ号は2ヶ月経っても妊娠出産の兆候はなく不発に終わった。残念だがこればかりは諦めるしかない。
上記のことからマレ号は2ヶ月間も山に入れず4月に入り猟野訓練を再開した。2ヶ月間のブランクがあり猟芸の低下を心配していたが、発情前はタヌキやノウサギに興味を持ち、良く通る追い鳴きで上手に追跡し、時々タヌキを咥えるまで猟芸は向上していた。ところが最近は、両親(名大物猟犬)の血筋か、シカやイノシシに興味を持ち出し、特にシカに地鼻と高鼻を上手く活用し、起こしも早く追跡も上手になっており想定外で驚いた。2ヶ月間も山に入れず家に居たのにこれはどう説明したら良いのか?・・・。アメリカンビーグルでは42年間の飼育経験があるがこの様なことは例がない。またまたサツマビーグルの不思議を体験した。本当に奥が深い犬である。これでは益々サツマビーグはまるようで、また家内に叱られそうである(笑)。

しかし、事故は起こった!!!・・・・・当日の様子を再現すると以下の通りである。

訓練場所は、マレ号の実力を評価するため何時もの山から車で約20分程奥に入った昔よくアメリカンビーグルを連れてノウサギ猟をしたところである。
場所は、林道が細長く続き、下側には谷川があり、上側には急斜面の杉山と雑木が混在しヤマドリの生息地でもある。
何時もの様に7時に家を出て訓練場所には8時前に到着。マレ号を車から降ろしGPSマーカーを首に装着し放犬する。ところが昔と違い林道は倒木が多く人がやっと通れるくらいまで荒廃していた。また今猟期ハンターが来た痕跡もない。なんだか嫌な予感がする・・・・。
マレ号はと言うと、私の約50m前方をエネルギッシュに臭いを取りながら進んでいる。暫く歩いていると昨夜イノシシが掘り返した土が至る所に見える。これは危ないぞ!・・・マレ号が心配である。マレ号は貴重な台牝であり仔犬も取っていないのに・・・等々、頭の中でマレを繋ぐか否か思案している時、林道の急斜面上部にある雑木林でマレ号がシカ追いと異なる唸るような鳴き声で激しく鳴き出した・・・しまった!!!・・・空ケースを吹き帰るように指示するが一向に帰る様子もなく鳴き続けている。こうなればこの急斜面を登るしかないと決心し10m程登った時、鳴き声が一変し悲鳴に変わった!・・・しまった!!!・・・イノシシに切られたと思うが後の祭りだ。大声でマレ号を呼ぶが帰ってこない。現場はイノシシが興奮しており危ないので近づかず空ケースを強く吹いて呼ぶ。そうこうしていると上段からバリバリとこちらに向いて降りて来る音がする・・・息を止め警戒して見ているとなんとマレ号である。少し興奮気味で怯えているようだが元気そうで(死んで居なくて)安堵する。優しくマレよ!マレよ!と声を掛けてやると、やっと落ち着き安心した様子で私の足元に帰って来た。身体を見ると左わき腹をザックリと牙で切られているが腸には達してないようで胸を撫で下ろす。早速、車に向かい掛かり付けの獣医の下に急行し治療した。20針ほど縫う大ケガをしたが幸い命に別状はなく、帰ると餌もパクパクと食べ安堵した。

マレ号はもうタヌキ、ノウサギ、シカ猟犬としてほぼ完成しており、今後は仔犬を取るまで山には入れないことを決意・・・この辺が系統を保存継承していかなければならないと言う宿命であり、敢えて絶滅の危機を救うための活動が目的である以上、狩猟犬としての真価を確認した後は台牝の価値を優先しなければならない・・・我慢のしどころでもある。この時ばかりは歯がゆく辛い思いもするが、サツマビーグルの存続を望み、仔犬を予約され、今か今かと待って頂いている多くの愛好家の気持ちを察する時、保存継承の意思が先行する。
しかし、当犬舎は、販売のための繁殖はしない・・・繁殖はあくまで保存継承が目的である。

<写真の説明>

写真1.タヌキを上手に追跡し咥えた処(誇らしげに獲物を噛むマレ号)





























写真2.イノシシの牙で切られ元気消失のマレ号(20針を縫う大ケガ)




























写真3.新設の育成場でケガの養生をするマレ号(もうすっかり元気だ!)



















































猟期も終わり のんびりと日光浴するサツマビーグル!

Posted on March 18, 2016 at 2:00 AM Comments comments (98)
平成27年度の狩猟も終了した。我が家の愛犬達も猟で痩せた身体を癒すため暫くはゆっくりとさせてやりたい。昨年新設した運動場兼育成場で気持ちよさそうに日向ぼっこを満喫している。。。猟場とは異なる仕種を見せ、何とも微笑ましい光景だ!。
家内が種から育てたパンジーも美しく咲きそろい穏やかな春を感じる。応接間からコーヒーを飲みながら外を見るとパンジーの花壇の向こう側には運動場があり、そこで寝転ぶサツマビーグルは個性が有って実に楽しい!!!。





























では、今猟期で感じた出来事を以下に紹介する。

●ハンターはどこに行った!!!
当地徳島県は4年前からイノシシ、シカの異常繁殖を阻止するため猟期が延長され11月15日~3月15日までの4ヶ月間となっている(2月15日~3月15=イノシシ・シカのみ)。
私は、特に用事かない限り、愛犬のサツマビーグルを連れ、毎日出猟した。ところが初猟日にセッターを連れた老ハンターに会ったきり、その後4か月間は山でハンターと会ったことが無い。猟を始めて43年になるがこんな事は初めてである。暫くしてその謎は解けた。
実はこうである!。私は人通りが少ない林道にサツマビーグルを連れて歩猟し、サツマビーグルの特性である「高鼻」を有効的にすべく、林道への風の吹き下ろしや吹き上げに乗って来るシカ臭をキャッチさせ、効率的に起し追跡に移行させ、自らはGPS受信機を見ながらタツマに移動し捕獲している。しかし、ここ数年前からこの林道の法面の上に派手なテープ等を木に結んである光景を良く見るようななった。そこで何の意味が有るのか現場に上がって確認した。そこにはなんと「括りワナ」が仕掛けてあった。ワナ猟師に聞いてみると「みんな年をとり山中にワナを仕掛けて獲物を獲っても運びだしが出来ないため、林道の法面の上にワナを設置し、物忘れを補う方法として派手な目印を付けている」と言う。なるほど老ハンターの賢い知恵であり、これも異常繁殖しているイノシシ、シカのなせる猟方だろう!。
●タヌキが異常繁殖!!!
イノシシやシカの増加と共にタヌキも異常繁殖し、道路で死骸をよく見る。どうしてだろうと何時も考えていたが、その謎も解けた。実はこうだ!。近年は、イノシシやシカが異常繁殖し、狩猟期間以外でも有害駆除で年間を通して捕獲している。捕獲保証金目当てのハンターも多く、半矢になったシカやイノシシの他、捕獲した獲物を解体した残骸を山中に埋めたり放棄したものをタヌキがいとも簡単に年間を通して手にすることができることから異常繁殖していると考えている。即ち、タヌキが山の死骸を掃除しているのである。勿論イノシシの共食いもあり、キツネやイタチ等も関与していると思われるがこの様な現象は犬猟をしていないと分からないだろう。当犬舎のマレ号はシカよりもタヌキに興味があり、他犬がシカを追っても知らぬ顔で、タヌキを起して追跡している。また、足の速いエリー号は今猟期になんと十数匹もタヌキを咥えており、その生存数も計り知れない。この様な「異常繁殖」は自然界では好ましい状況とは言えない!。
●イノシシは少なくシカは異常繁殖!!!
当地は、シカを専門に狩るハンターは少なく、しかも犬猟をしているのは私一人である。他のシカ猟ハンターはワナ猟が主で、イノシシと異なりシカは殆ど食べずに捕獲しても山中に埋められているケースも少なくない。有害駆除で捕獲報奨金が出るのでシカを捕獲しているが、それも無くなるとシカは見向きもされず、ハンターの減少や高齢化と共にシカ増殖に拍車がかかり、中山間地のみならず都市近郊の農林業にも甚大な影響を与えて行くことだろう。シカの増殖阻止には、捕獲報奨金の継続や非課税化並びにハンターの増員等が急務と言える。
●早くも竹林にタケノコ目当てにイノシシが出没!!!
よく手入れされた竹林は、イノシシの被害も大きい。荒れ放題の竹林のタケノコは美味しくないのだろうか。。。イノシシの被害にあったと竹林に調査に行くと「二本足」の仕業も少なくない。こればかりはハンターでは駆除できず「警察」の出番である(笑)






























< 特記 >
当ホームページには、ハンターの他、一般愛犬家等の沢山の方々にも見て頂いておりますし、動物愛護等への配慮からイノシシやシカ等の捕獲写真の掲示は控えさせて頂きました。




日本農業新聞社が純血サツマビーグルの取材で来舎!

Posted on January 29, 2016 at 9:59 PM Comments comments (152)
1月28日、日本農業新聞社が純血サツマビーグルの取材に来舎され、その取材が大変印象的であったのでその概要(様子)を紹介します。
1月18日にメールと電話があり「日本農業新聞の記者をしております尾原浩子と申します・・・(中略)・・・是非久米さんが保存されている純血サツマビーグルの取材をお願いします」と約20分余り電話で懇願され、取材の内容と熱心さに心を動かされ来舎を快諾した。
皆さんは日本農業新聞を知っていますか?・・・。農業関係者以外の方は殆ど知らないと思われますので簡単に説明しますと、東京に本社が有り、日本国内で唯一の農業専門の日刊全国紙で約40万部を発行する新聞であります。興味がある方はインターネットで「日本農業新聞」で検索しご覧ください。
当然私は日本農業新聞社を知っていたが、この様な全国紙の新聞社が何故にサツマビーグルを取材するのか半信半疑であったが、尾原浩子記者の電話での話で納得した。
その後電話やメールで色々と打ち合わせを行い、訪問日を1月28日に決めた。
しかし、日本周辺には大寒波が来るとのTV報道もあり心配をしていたが、案の定1月24日~25日にかけて四国徳島にも大寒波が襲来し、日中の気温が最高2℃、最低-3℃で大雪となり当地も10~15cmの積雪となった。朝犬舎に行き飼育管理をしょうとするが水道は凍って出ない・・・仕方なく家内の台所からバケツで水を運び大変であった。この時ばかりは日頃なんなく使用している水道水の有難さを痛感した。
さて、話をもどすことにしょう。早速、尾原浩子記者より「徳島は雪が多いらしいですが大丈夫ですかと・・・・」との見舞い電話があり、28日の訪問(取材)は難しいかも・・・と話をした。ところが26日~28日にかけて温暖な天気となり雪も殆ど溶けて訪問日を向かえた。
午後1時に来舎するとのことで待機していると、徳島阿波おどり空港からレンタカーに乗り継ぎやって来た。記者と言うので「おばちゃん」かと思いきや何と若い可愛い女性記者である。早速私邸に案内し、自己紹介の後に取材となった。こんな若い記者で大丈夫かなぁ~なんで思っていると、初っ端の質問が「猟犬が減ることによる農業被害、イノシシ害対策への懸念はあるか」、次に「イノシシやシカの害が急増していくことをどうみるか」、最後に「犬の果たしてきた役割をどうみるか」・・・皆さん答えられますか(笑)。。。
流石は、若くても日本農業新聞社の記者だ!。農業課題を見据えた狩猟界に関する目線とその切り口に驚いた。さてこの難問に対し、この若い記者にどう説明したら分かってもらえるか思案していると・・・・こうしましょう!と、質問の入口から細切れに質問し出口に向かうと言う・・・何とも手慣れた取材で驚いた。すると家内が一服しませんか・・・とお茶を出してくれたので、余談として一昨日この近くに置いてある箱ワナに80kgの牝イノシシと20kgの親子が獲れたですよ!・・・と言うと、何と「止め刺しは槍ですか?」と聞かれ、「止め刺し」と言う言葉はどこで知ったのですか」と反対に質問すると、全国の有害鳥獣駆除の取材を通して知りました(中略)と説明され、これはかなり狩猟に関する知識(専門用語)はあるなと思い、後の質問はハンターと喋るように説明し短時間で取材を済ますことができた。恐るべし尾原記者!。。。
取材の最後に、「犬舎と久米さんが熱心に保存されている純血サツマビーグルを見せてください」と犬舎に行った。そこでまたまた驚きである!!!。サツマビーグルは警戒心が強く、初めて見る人には低い声で吠えるが、なんと全犬が静かで大人しく迎えるではないか。この様な事は先日大勢で仔犬を引取りに来られた広島県のオーナー様を含む数名の方以来である。最近サツマビーグルの警戒心に関しては考えさせられる・・・と言うより、瞬時にして相手を信頼できるか否かを見極める(判断する)凄い能力を持っているのではないかと考えており、改めて本犬に関する資質の奥深さに痛感させられる。
尾原記者は、犬舎に入るや否や「こんな素晴らしい施設で十分な管理がされているのは私が取材した全国の中で初めてです」とお世辞交じりの評価をしてもらったがとても嬉しく、素直に「ありがとうございます」と返事した(笑)。
この後、犬舎に行きフェンスの外から説明していると、「中に入り近くで見たいです・・・」と言われる。そして入りるや否や犬に接近し頭をナデナデ・・・全く物おじしない様子を見て「怖くないですか」と質問すると、なんと「こんなに大人しいのに何にも怖くないです・・・」なんて返答される・・・。犬も安心しきっている。。。しかし、あくまでもサツマビーグルの取材も農林被害防止と言う切り口で、本犬の特徴や猟芸を質問し、今までの取材とは全く異なった。一番鋭い質問は「久米さんは何故サツマビーグルを保存をするのですか」・・・。この質問は、私が家内に「アメリカンビーグルの系統繁殖は他人に任せ、定年退職後は絶滅寸前の純血サツマビーグルの保存普及活動に専念する」と告発したときと同じ質問で「ドキ!」とした。即座に「先人(鹿児島県人)が100年と言う長い歳月をかけて品種改良した日本固有のハウンドを後世に残したいから」と答えると、「う~ん・・・・・・・・・・・・」。分かっていない様子なので「この保存には資金、時間、健康、それに保存に必要な協力者や遺伝知識等々が必要であり、これをクリアー出来る人はなかなか居ない・・・」とダメ押し、ゴリ納得してもらった(笑・冷汗)
若いのでストレートな取材だが全く嫌味を感じさせず、あくまでも農林被害と言う切り口からブレない。今後は、この人なっこい人柄で多くの情報を入手し、それをシカやイノシシからの農林被害に苦しんでいる農林業従事者に対し、新聞を通じて情報発信し、少しでも被害の軽減に役立て頂きたい。この様な若い記者が有害鳥獣駆除に関心を持ち何とか現状を打破したいと言う意気込みと熱意を感じられたことは、今後の日本農業にとっても心強い。
尚、この度の取材で私が知らない全国の猟犬事情や狩猟、有害鳥獣駆除等に関する情報を知ることができ、日本農業新聞社と尾原浩子記者に心よりお礼を申し上げたい。
帰り際に「この記事の掲載は2月なります」と告げ、次の取材地に出発したが、記者とは、なかなかハードで大変な仕事だ!・・・と痛感した次第である。
<追記>
この取材記事が全国40万人の農林従事者に紹介され、サツマビーグルへの関心と興味を持って頂き、かつ生存状況に関する情報が寄せられることを心より期待している。

【 添付写真の説明 】

写真① 日本農業新聞社の尾原浩子記者とハク号
※ これがハク号です・・・と言うと、カッコいい・・・美しい猟犬ですねと怖がりもせず頭をナデナデする尾原記者。。。ハク号もまんざらではないようだ。。。この様に次々と他犬に「こんにちは」と接近するが、全犬警戒する様子なし!。。。不思議な人である。。。







































写真②  取材3日前の当犬舎(徳島県石井町)周辺の様子
※ 四国は10数年ぶりの大寒波の影響で、気温は最高2℃、最低-3℃で10~15cmの積雪が有り、水道は凍り、道路は積雪と凍結で大渋滞となった。






























純血サツマビーグルのシカ猟 第1報

Posted on November 28, 2015 at 1:31 AM Comments comments (190)
平成27年度の狩猟が解禁となったが、当地徳島はぐずついた天気が続いている。11月15日は、例年通り、猟銃安全指導員として地元警察署の生活安全課員と猟野のパトールを行った。しかしあいにくの雨の為、日曜日の解禁にも拘わらずハンターは少なかった。雨が激しくなってきたので早々に解散となった。

今日は曇り空だが雨は降っていないので、久しぶりにシロー号とマレ号を連れて猟に出かけた。朝7時に自宅を出発し、猟場には7時30分に到着した。場所は、今夏に数多く訓練に通った場所である。ここのシカは追慣れしており、逃避能力も体力もあり、なかなか手ごわい相手だ。GPSマーカーを2頭に装着し放犬した。車から銃を取り出していると早くもシカを起し大声で追跡を開始した。GPS受信機を見ると何時ものコースを追っているが、真っ直ぐに大山を目掛けて猛スピードで追っている。犬との距離は1kmを超えている。暫くはGPS受信機を確認しながら、ゆっくりとタツマ(射場)に向かう。犬の声は全く聞こえない。さてどうするか???。。。2頭は久しぶりの山で元気よくシカを追っている様だ!。
GPS受信機を見るとシカは大きく迂回して大山の頂上を2度3度と回っている。この場所は非常に険しく犬にとって追跡が難しい・・・。シロー号も時折鳴きが途切れては追跡を繰り返している。時計を見るともう40分余り追っている。マレ号はそろそろ体力の限界だろう。。。
しかし、今日はシロー号から約50m程離れているが良く付いている。何時もならいそいそと帰り支度をする頃だが・・・。もう60分も経過している。。。GPSを見ると追跡を諦めたのか2頭がこちらに向かって来る。もしかして???・・・サツマビーグルが良く使うだんまり追跡(主人との距離が離れたら鳴きを中止して、シカの足を止めて反対側に回り主人が居る方向にシカを誘導すること:テツ号のお家芸)をやっているのか???。シロー号も1.3才で狩れない追跡を長くやって来たが、ここに来てやっとサツマビーグルの特性に目覚めたのか?・・・興味津々である。
マレ号は独り別な方向に足が伸びている。。。何か興味を引かれる臭いでも有るのか?。
シロー号はゆっくりとこちらに向かっている。暫くするとシロー号がオーン・・・オーンと何時もと違う鳴き方で超スローでゆっくりとこちらに向かって来る。おかしい・・・何時もと違う。。。
GPS受信機を見ていると距離は200m近くまで来ている。見渡しが良い場所に移動し暫く様子を見ることにする。すると少し上の法面に何かが動いた気配がしたので注意深く見ていると、何とゆっくりと牝シカが歩いている。距離は30m。。。今日は車までの距離もあり捕獲は諦め、急ぎスマホを取り出し撮影する。シャッター音に気付気付いたのかこちらをじっと睨みつけている。さらにシャッターを2回押したらゆっくりと姿を消した。シロー号は何時もの高速追跡を止めてオーンと間隔を空けてゆっくりと追い鳴きしながら私の前に来た。。。やはり先程の追い鳴きを止めて方向転換したのは、シカを主人の方に誘導するための「だんまり追跡」だったのか?。その後シカを見つけると超スローでゆっくりとオーンと鳴いては止めるを繰り返す。。。シカも走るのを止めてイヌの声に注意しながら、近づいてくると少し離れる・・・を繰り返し、私の処まで誘導されて来たのか???。もしそうとしたらテツ号と同じ猟芸である。シロー号を呼び「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり引き綱に繋ぎマレ号の帰りを待つことにした。暫くしてマレ号が私の100m近くまで戻って来たとき、行き成り激しく大声を張り上げ何かを起し追跡を開始した。しかし5分程で私の近くに追い回して来た。おかしい!。先程シローが追っていた牝シカと思いきや、なんと2年ぶりに見るノウサギであった!。シカならともかくマレ号の実力ではノウサギの追跡は無理だ!。。。案の定10分程の追跡で大きな口を開けハーハー言いながら私の元に帰って来た。「偉いぞ!ヨシヨシ」と褒めちぎり・・・マレ号も喜んでいる様子であった。
今日は、久しぶりの猟であったが色々な発見があり、非常に楽しかった。
素晴らしい自然と愛犬に感謝したい!。。。シカ猟はこれからが本番である!!!。


写真1.向かって、左がシロー号(1.3才牡)、右がマレ号(10ヶ月牝)





























写真2.シロー号に誘導され(超スロー追跡)、私のすぐ近くに姿を現した牝シカ




































純血サツマビーグルのマレ号の猟野訓練 第4報

Posted on November 8, 2015 at 11:08 PM Comments comments (103)
11月2日の第3報で、マレ号の猟欲が約1ヵ月のブランクで元に戻っていたことを報告した。
この事を知ってか知らずか、何とその翌日に何かを起し約2分ほど追い鳴きした。。。まさか・・・本当にマレ号なのか???。半信半疑であったが、山を変えて山入させて見ると林道で何かの漂臭をキャッチし臭いの方向を確認するとスーとヒノキ林を下って行くと、行き成り大きな声で鳴きだした。。。先ほどの鳴きは本当だった!!!。GPS受信機をみると順調に追跡しているが何を追っているのか分からない・・・。するといきなりターンしこちらに向かって来る。まだ鳴いている・・・凄いぞマレ号!!!。すると先ほどのヒノキ林を雌シカが現れ、少し遅れてマレ号が追い鳴きしてやって来た。やはりマレ号はシカを追っていた。
1ヵ月前にエリー号に追われた牡シカがシカ侵入防止ネットに引っ掛かったのを回収までの約60分間鳴き続けたのは猟欲発現であった。。。1ヵ月のブランクで猟欲発現は元に戻った!・・・なんて、マレ号に誤らないといけない・・・。
マレ号の両親は大物猟の名犬と聞いており、血筋は継承されている様である。将来の台牝として大事にしないといけない。。。
その後マレ号は、山に入れる毎にシカを起し、追跡時間も段々と伸び、本日は遂にシカをカメラに捉え映すことが出来た。猟期中であれば「捕獲」である。
今猟期が楽しみだ!!!。。。後

以下に、本日マレ号が起し追跡している追い鳴きと雌シカ4頭の群れが私の前の林道を横切り、遂に鮮明な画像で動画を撮影したので、マレ号の写真と共に紹介する。


◎マレ号が追跡している雌シカ4頭が写っている動画・・・クリック 動画を見る

◎マレ号がシカの漂臭をチェックしている処。。。
  ※ 臭いの方向を確信するとスーとヒノキ林に消えて行きくや否や起し追い鳴きとなる。






























純血サツマビーグルのマレ号の猟野訓練 第3報

Posted on November 1, 2015 at 11:01 PM Comments comments (0)
先月の第2報でエリー号に高速追跡された大シカ牡が茶畑に設置されたシカ侵入防止ネットに引っ掛かり、マレ号が回収するまでの約60分間に渡り激しく鳴き続け、すっかり猟欲発現か?・・・と思われたことを紹介した。
しかしながら、喜び勇んで大シカ牡を独りで搬出したのは良かったのだが、何とその翌日に左尻から膝までの大腿部が痺れており、早速整形外科に駆け込んだら、レントゲンを撮り腰椎が大分傷んでおり、その影響から「坐骨神経痛」になっていると言われ、10日間の飲み薬(鎮痛剤等)を頂いたが、全く効果が無く毎日夜も眠れずイタイイタイ・・・と言うばかりの日々を過ごしていた。こればかりは経験した者でないと分からない痛さである。とにかく痛い!!!。。。どこそこの整体が良いと聞くと迷わず行くが、直ぐにはなかなか治らない・・・。そうこうしている内に私の事を知った猟友がある整形外科を紹介してくれた。症状が以前猟友が経験した症状と良く似ていたので、期待を大にしてさっそくその病院に行ってみた。その病院は先ほどの病院とは正反対に大繁盛しており、診察までに約2時間も待った。その間レントゲンを撮ったり年配の看護師が症状を細かく聞いてくださり、「心配ないですよ!治ります!」と優しく言って頂き、この時ばかりは天使の様に見えた。先生の診察は問診、触診、レントゲン写真を基に図解で丁寧に説明して頂き、「大腿神経痛」と診断され、静脈注射と電気治療を10日間続けた結果、症状は徐々に緩和されて行き、今日では大腿部から膝にかけ僅かに痺れが残るまで回復している。

先生からは20日余り歩いてないので自宅の周辺を無理をせずにゆっくり歩く練習をし、徐々に距離を伸ばし、痛みが少なければ山に行っても良い・・・とお墨付きをもらい、5日前からマレ号を連れて山に入っている。暑かった日々もすっかり涼しくなり、朝夕は肌寒いくらいである。山は本当に素晴らしい・・・。あの激痛時にはもう山に来るのは無理かと諦めもしたが、こうしてマレ号を連れ訓練に来ている・・・この時ばかりは本当に先生とベテラン看護師の顔が目に浮かび、心から感謝の念で胸が一杯になる。ありがとう先生!。。。ありがとう看護師さん!。。。今猟期一番のシカは是非プレゼントします!!!。

さて前置きが長くなったが、約1ヵ月のブランクがマレ号の猟欲にどの様に影響しているのか心配していたが、やはり猟欲は続かず元に戻っていた。
サツマビーグルやアメリカンビーグルもしかり、猟欲が発現したと考えられる時は出来る限り毎日山に入れると10日余りで見違えるように急成長する。この時期になると濃い臭いに遭遇すると獲物を問わずに盛んに鼻を使い、尻尾を左右に大きく振るように反応する。前鳴きがある犬はこの時に第一声を上げる。訓練者にとって苦労が報われる時でもある。。。この様に臭いを取った時は訓練犬が諦めるまでじっと待ってやることが後の自信に繋がり、捜索も次第に深くなり、日を増す毎にやがて起し(獲物を発見)となり、追い鳴きを始めるようになる。こうなればしめたもの・・・。単犬で出来る限り毎日山に引いてやれば、追跡時間も段々に伸びやがて完成犬となる。
現在、マレ号は山入はすっかり出来ており、山で迷うことは一切ない。私の所在を知るための「オ~ン」と鳴くサツマビーグル独特の仕種もしっかり保持している。このサインが来ると20番の空ケースで「ピィ~~」と長吹きしてやると、また安心して捜索を続ける。一旦私の処に帰って欲しい時は「ピィピィピィ」と短吹きしてやると帰って来る。もう狩猟が解禁されても猟の邪魔にはならないだろう・・・。
本来なら(私が大腿神経痛になっていなければ)マレ号は、今頃は単犬でシカを起し30分程度は追跡していただろうに・・・可哀想なことをしてしまった。現在10ヶ月で、もうそろそろ発情が来てもいい頃である。そうなるとまた1ヵ月は山に引けなくなる。
しかし、マレ号の両親は素晴らしい大物猟犬であり遺伝的資質は十分であることから、焦らず名シカ猟犬を目指したい・・・。今猟期に期待している。。。


以下に、マレ号の訓練の様子を写真で紹介する。

●山はすっかり晩秋の様相であり、いよいよ11月15日は狩猟解禁である。




























●紅葉も実に美しい!!!




























●輸送箱でのマレ号・・・10ヶ月になる。。。実に美しいサツマビーグルである!





























●マレ号が何かの臭いに反応し仕切りに鼻をクンクン鳴らしてチェックしているところ。




























●マレ号が山鳥臭に反応しているところ・・・この後10分程捜索。。。





























●マレ号が先導犬のテツ号とシカ臭に反応しているところ。この後シカを起し追跡。。