Shopping Cart
Your Cart is Empty
Quantity:
Subtotal
Taxes
Shipping
Total
There was an error with PayPalClick here to try again
CelebrateThank you for your business!You should be receiving an order confirmation from Paypal shortly.Exit Shopping Cart

サツマビーグルのブログ村

Blog

狩猟犬サツマビーグルのリリーちゃん訓練記 第2話

Posted on September 16, 2017 at 9:27 PM Comments comments (203)
今日(9/17)、四国徳島は台風18号の接近でどんよりした天気です。

一昨日、シロー号と山に行って来ましたのでその様子を報告します。

朝7時に犬舎を出て、山には7時30分に到着。今日は曇りで気温は23℃と涼しい。
早速、車から降ろされ首にGPSドックマーカーを装着してもらい放犬される。続いてシロー号も・・・。シロー号によろしくと・・・口元にベタベタと寄りそうも・・・何の反応もなし?。シロー号は「お前はどこかにうせろ!」と言わんばかりに堂々として遊んでもらえない・・・。
シロー号は、ゆっくりと後ろ足で二三回土を蹴った後、トイレを済ませ、小走りに林道を前進して行く。遅れてはならぬ!とばかり後を付いて行く。アサ号と異なりシロー号の捜索はゆっくりとしている。この分では今日は楽勝で付いていけると思うが・・・。するとシロー号が林道下から吹き上げて来るシカ臭をキャッチ・・・。動かず鼻をピクピクさせながら1点を見ている。私も真似をしてみるが何か分からない?。するとシロー号がシカの居場所が確認できたのか大きな声で「ウォ~ン」と鳴くや、ご主人が「ホイホイ!」と掛け声をかけると、臭いの元を目掛けて猛突進!。すぐさまウォンウォンと大きく良く響く鳴声でシカの追跡を開始・・・。私は何が起こったのか分からない???。暫く声を聞いていると楽しそうなので、シロー号が下りて行った後を付いて行くが、シロー号は尾根を越えてもう追い鳴きは聞こえてこない・・・。
仕方なくシロー号の後を付けて登って行く。暫く行ったところで、何か黒いものが雑木の中を走って行った!。早速そこに駆けよってみると以前鹿児島で先導犬のチコ号と追っていたタヌキの臭いだ!。足早に臭いを付けていくとタヌキを発見!。オンオンと追い鳴きを開始・・・。約10分程追跡をしたところで岩穴に逃げ込まれてしまった。早く出てこいとばかり同じ場所で鳴いているとご主人が心配して私の元に降りて来ました。私が鳴くのを止めようとしないので、仕方なく綱に繋がれ元の林道に戻り、シロー号を待つことに・・・トホホ!。

待つこと30分余り・・・シロー号の追い鳴き声がこちらに向かって来る。綱を離せと強く引っ張ってみるがご主人は知らぬ顔・・・。シロー号の鳴き声に耳を傾けている。暫くするとシカが50m先の林道に姿を現し、ゆっくりと横断しようとしている。シロー号は中速で追跡し、更に主人が待っている場所が近づくと追跡スピードを落とすと言う賢い狩りをする。その為かシカはシロー号の鳴き声を聞きながらゆっくりと逃げて来ることが多い。
シカが林道を横切ろうとした時、ご主人はシカを目掛け、「ホイ!」と大声を出すと、シカは一瞬「何だ!」とばかりにこちらを睨みつけた。何時もだとここで銃声が鳴るのだが今日はスマホの写真シャッター音が「カチャ!」。。。そしてシローを回収するためにその場に急ぐ。何か臭いがするが?。するとシローが追い鳴きしながら帰って来たので綱に繋ぐ。未だシカを追いたいとハーハー言いながら放せ!とばかり綱を強く引っ張るが、ご主人が腰を落として「シローよ ヨシヨシ!」と頭をナデナデすると、シロー号も追跡を諦めた。
私は放してもらったがシカ臭に反応しないので本日の訓練は終了となった・・・(涙)。

しかし、今日は少しだがタヌキを追い鳴きしたのでご主人は大喜びでした(笑)。
また、次の報告を楽しみに待ってて下さいね。。。

今日の訓練の様子を写真で紹介します。

写真① タヌキを岩穴に追い込み鳴いているリリー号
約10分程の追い鳴きであったが、山入り猟欲もまずまずの様である。







































写真② シカを追跡中のシロー号
約2ヶ月ぶりの山入りでお疲れの様である。




































写真③ 林道に姿を現した牝シカ
約50メートルの距離であるがご主人のスマホは1700万画素らしく、切り取って拡大してもまずまずシカは確認できる。
因みにみ動画は4Kらしく、ユーチューブも綺麗と褒められている。






































狩猟犬サツマビーグルのリリーちゃん訓練記 第1話

Posted on September 6, 2017 at 1:13 AM Comments comments (1)
私の名は、純血サツマビーグルの『リリー』と言います。
先ず私の紹介からさせて頂きます。生まれは鹿児島県です。父親はギン号、母親は亡き名シカ・イノシシ猟犬のリュウ号直娘のベル号です。生後6ヶ月で徳島にやって来ました。

実は私・・・、本来なら青森県のオーナー様の下に行く予定でしたが、猛暑にて2区間以上の空輸が中止となったことから、急遽ANA便で鹿児島空港から大阪伊丹空港に送られてきました。そして空輸が再開される10月まで当犬舎(徳島)でお世話になることになっていました。しかし、ご主人が私の素晴らしい性格と体躯に着目し、青森のオーナー様に電話し、是非当犬舎で飼育させてほしい旨を懇願したところ、ブリーダーがそこまでおっしゃる素晴らしい犬ならば私が飼うより是非サツマビーグルの保存に役立てて下さいと快諾を頂き、当犬舎でお世話になることになりました。運命を感じます・・・。

このコーナーは、今まで「アキ号」「マリー号」が一人前のシカ猟犬になるまでの訓練の様子が紹介され、今では立派なシカ猟犬になっていると聞きます。
私は大きなプレッシャーを感じていますが、先輩犬に負けないよう訓練に励みますので応援程よろしくお願いします。また、お便りもお願いしますね。
私の記事が兄妹犬等の訓練の参考になれば嬉しいです・・・。

徳島に7月27日にやって来て、1ヶ月余りになります。鹿児島にも10頭程のサツマビーグルがいましたが、当犬舎も大家族でみんな優しい先輩犬ばかりで直ぐに意気投合しました。本来、サツマビーグルは警戒心が強く、主人や同僚犬と仲良くするまでには少し時間が掛かるらしいですが、私はアメリカンビーグルの様なフレンドリーな性格でご主人様も驚いておられます。

さて前置きが長くなりましたが、9月に入り四国徳島は朝夕はとっても涼しく過ごしよいです。そこで昨日、先輩のマリー号と一緒に徳島の猟場に初めて行って来ました。

朝6時に犬舎を出て山には約40分ほどで到着しました。この山は、先日ご主人様が愛車ハーレーで山間ツーリングの途中で村人(85才の元猟師)から教えてもらった場所らしいです。今はシカが多く獲る者も居なくなって農林業への被害も多く、是非獲ってほしいと頼まれ、林道や山道等も詳しく教えてもらったらしいです。

早速、車から降ろされGPSマーカーを首に装着し放犬されました。久しぶりの山入りでとても嬉しく100mダッシュ・・・。続いてマリー号も放犬されると2頭で追っかけっこです(想像にお任せ・・・笑)。約30分余りでマリー号が追っかけっこをしなくなり、何か臭いを取りながら林道を下へ下へと急ぎ早に降りて行くようなので、遅れてはならぬと私も付いて行きました。そして谷から上山に全速力で駆け上がっていくと、何と大声を出してどんどん山奥に走って行きます。私は何が何だか分からないままに遅れまいと一生懸命マリー号の後に付いて行きましたが岩山で見失い、暫くマリー号の足跡をクンクンするも臭いは取れず、30分程探しましたが分からず、独りぼっちで怖くなり思わず『ご主人様はどこですか~?』とウォ~ンと大きな声で叫びましたが反応なし・・・。益々寂しくなりワンワンと連続で鳴きを試みましたがこれも反応なし・・・。これは困ったと思っていたら、何とマリー号がシカを追ってワンワン鳴いて来ましたので、これぞとばかりに猛ダッシュでマリー号に合流し、その後20分余りシカを追跡し、ご主人様が待つ林道をシカが横切ったところでマリー号は回収され、訓練終了となりました。山は23℃前後で涼しいのですが、走ると汗だくで息が止まりそうでした。ご主人に谷川に連れて行ってもらい、腹いっぱいお水を飲みました。

ご主人は、腰を下ろして『リリー偉いぞ!』と言いながら優しく頭をナデナデしてくれました。しかし、体力の無さに痛感・・・。今後は、焦らず急がずしっかりと基礎訓練に励んで参ります。
では、今日はこの辺で失礼します・・・。次回の報告を楽しみに待っていて下さいね!。


以下、今日の訓練の様子を写真で紹介します。


写真① 放犬後マリー号と100mダッシュと追いかけっこをしている私・・・
毛色が白っぽいのがマリー号、黒班が多いのが私(リリー)です。






































写真② マリー号がシカを追跡しているのに遅れまいと付いて行く私・・・
もう運動不足でヘトヘトとです。。。






































写真③ マリー号のシカ追跡に付いて行けず疲れて座り込む私・・・
休憩しているところをご主人に見つかりました。。。





































写真④ 杉林の中に出来たシカの通い道(獣道)
この様子だとこの山のシカ生息密度は相当に高いと推測されます。




































【訓練ポイント】
私は、鹿児島では5才になる名ウサギ猟犬のチコ号と一緒に山入りしていました。
今日は初めての山の下見と私達ちの運動を兼ねて山入りしました。
これからは、基礎訓練を徹底的に行うようになります。
今日の動きを見て山歩きは合格点を貰いました。今後は、山で逸れた場合にも自分の足臭を辿って帰って来ることや空レースでの呼び戻等を学習します。
猟期が始まるまでには足手まといにならないようにしっかりと基礎訓練に励みます。

ご主人様の希望としては、シカ猟犬は沢山いるので、私はノウサギ猟犬にしたいらしく、10月になると鹿児島からチコ号が先導犬としてやって来るらしいです。チコ号は足が速くないので大好きです(笑)。

50年前のサツマビーグル

Posted on July 19, 2017 at 10:31 PM Comments comments (0)
本日は、昭和30年頃から鹿児島県下の一部有力な元士族等によって開催されるようになった品評会について紹介する。
現在の残されている純血サツマビーグルの起源は、正にこの品評会がきっかけとなり品種改良が積極的に行われた結果、固定されたと言っても過言ではない。
このサツマビーグル誕生秘話等についての詳細は、小生が15年前にまとめ投稿した『サツマビーグルのルーツ』を参照されたい(資料/リンク集に掲載)。

この写真を見ても分かるように、現在当犬舎で系統保存しているサツマビーグルは当時の面影を色濃く残しており、純血種あることを裏付ける貴重な証拠(写真)となっている。

以下の写真は、昭和40年頃に開催された品評会で優勝したサツマビーグルである。
当時は、「サツマ」と言われていた。

写真(1) 小型部門の優勝犬

※ 体高が40cm未満

ノウサギ猟犬として好んで飼育されていたが、アメリカンビーグルの導入により、雑種化が進み、絶滅して行ったと考えられている。

小生は、昭和50年頃から狩猟スタイルが大きく変貌し、「狩らせる犬から楽しむ犬」に変わって行ったことが飼育数激減の大きな主因と考えている。




写真(2) 中型部門の優勝犬

※ 体高:40以上~50cm未満

最も標準的な犬で、小物から大物まで幅広く使用され、一部のブリーダーがこの種の犬を数多く繁殖し販売したことから、全国に広まった。

写真の犬は、今日のサツマビーグルに大きく貢献したと言われている大変有名な名犬である。

仔犬の値段は、当時のお金で5万円と大変高価であったようだ。



写真(3) 大型部門の優勝犬

※ 体高:50cm以上

惚れ惚れする見事な体型である。

大物猟犬として一成を風靡し、鹿児島県下の他、全国各地でこの直仔や系統が飼育されたが、プロットハウンドが導入され、その役目は終わったと言われている。10年ほど前までは、一部の熱心な愛好家によって残されていたようだが、その後の消息は分かっていない。

大きいものは体高が60cmを超える犬も居た様である。



日本国内における純血サツマビーグルの現状

Posted on June 22, 2017 at 12:11 AM Comments comments (96)
2017年(H29)6月22日現在の日本国内における純血サツマビーグルの現状は、下記の通りである。
尚、下記の調査結果は、日本狩猟犬サツマビーグル保存会員が飼育しているものであり、会員外の飼育については除外している。

●飼育頭数は71頭である。雌雄の割合は牡8対牝2となっており、遺伝的に牡化の傾向が認められる。

●使用区分は、狩猟用と愛玩用の二通りで、割合は8対2となっている。
狩猟の用途は、多い順にシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟、クマ猟となっている。

●分布は、北は北海道、南は鹿児島まで幅広く飼育されており、国内47都道府県の内25道府県で飼育されている。

●飼育者の年齢構成は、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代と幅広いが、多くは65才以上の高齢者となっている。

【今後の課題】
飼育者の高年齢化か認められる。また、近年は報奨金(イノシシ・シカ等への捕獲金)が交付されるようになり、猟犬を使って行う銃猟が著しく減少し、ワナ猟に転向するものが後を絶たない。サツマビーグルの保存活動を開始した10年前とは行政の取り組みも大きく変化し、銃規制も強化されている。更にハンターの高齢化に伴いグループ猟も激減し、猟犬を飼育する大義も無くなってきている。犬の里親募集の最大組織「ペットのおうち」で検索しても猟犬(プロットハウンド、ブルーチックハウンド等)が保健所に収容され里親を探していることも少なくない。
この様な状況下、今後純血サツマビーグルの生き残り(保存)を図って行くことは非常に困難を極める。今後は、狩猟犬としてだけでなくコンパニオンドック(愛玩犬)として普及していくことは避けられない状況と言える。

幸いにも全国で飼育されているサツマビーグルの平均年齢は3才弱と若く、繁殖適齢期を迎えていることから、今後飼育頭数の増加が期待できる。しかし、それには増加する仔犬を受け入れる愛犬家が必要となり、本犬の更なる普及活動のレベルアップが鍵となることは言うまでもない。

今後注視すべき推進事項としては、以下の2件が必要と考えている。
第一は、本犬に関するタイムリーな情報の発信と共有化を図り、より多くの愛犬家に本犬に対する正しい知識を共有してもらう取り組み(努力)が重要である。
当犬舎も当ホームページやブログを通じて、純血サツマビーグルの素晴らしさを一人でも多くのハンターや愛犬家に紹介し、普及活動への一助にしたいと考えている。
第二は、ブリーダーの育成である。
仔犬を繁殖(販売)するには、動物愛護管理法で定める「第一種動物取扱業者」の認可が必要であり、そのハードルは高い。この法令が保存活動にブレーキを欠けていることは言うまでもないが、あくまで順法でなければならない。
幸いにも当犬舎以外に秋田県のオーナー様K氏が認証を取得している他、3名のオーナー様が認証取得に向けて準備中である。
※ 第一種動物取扱業者=この認可を取得せずに繁殖又は販売(有償無償は問わない)すると法令違反となり厳しい罰則(1年以下の懲役、100万円以下の罰金)が科せられる。

【ホームページへのアクセス】
現在、当ホームページ『日本狩猟犬サツマビーグルの郷』の1日当たりのアクセス数は500~1000件と多く、その内海外からのアクセス数が60%と国内よりも多い。
この原因として、国内のハンターは高齢化等でインターネット環境への参入が進んでいないことが主因と考える。国内のアクセス数はハンター以外の愛犬家が多くを占めている。
しかし、海外では犬種としてのサツマビーグルに関心度が高く、狩猟犬として高い評価を得ており、譲渡の申込みも少なくない。国別では、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの他、アイルランド、フィンランド、ロシア、アイスランド、オランダ等々からのアクセスもある。近い将来、国内飼育頭数が100頭を超えた時点で海外譲渡も考えたい。

写真・・・日本国内における純血サツマピーグの分布






































狩猟犬サツマビーグルのマリーちゃん訓練記 第3話(完)

Posted on May 15, 2017 at 4:29 AM Comments comments (0)

マリー号は早くも単犬にてシカを起し追跡する!。。。

今日、本格的な山入訓練を開始し11日目となるが、単犬にてシカを起しで追跡し、美しく大きな声で追い鳴きをしながら、約15分間追跡し私の前方に4頭の雌シカを見事に追って来た。その後も20分余り追跡し私の元に帰って来た。初めての追跡でこれだけ長く見事な追跡を見せた犬は過去45年間の猟歴で初めてである。
マリー号は、生後6ヶ月代でこの快挙をいとも簡単にやってのけた。

以下、マリー号の今日までの訓練経緯を紹介する。
●平成28年10月18日生・・・(兄妹5頭) 父:ハク号×母:マレ号
●生後60日・・・兄妹との別れ(北海道:牡、秋田:牝、栃木:牝、岡山:牡、徳島:牝)
※ 頭骨が大きく四肢がとにかく太いガッチリした体躯。アサ号に続く大型の可能性が大と見て自家用に残す。
●生後100日・・・8種ワクチンと狂犬病ワクチンを接種。
●生後110日・・・基礎訓練開始=約60日で合格
基礎訓練は本格的な山入りに向けた訓練で、非常に重要な訓練である。
内容は順次、次の通りである。
①車に慣れる・・・酷い車酔い=不合格。約30日をかけて車酔いを克服。
※ 車酔い克服についての詳細は「狩猟犬サツマビーグルのマリーちゃん訓練記 第1報」に記載。
②林道での散歩・・・初日は恐怖心から自由に走ることはできなかったが、2日目からは自由に走り回れる=合格。
③杉山を平行歩き・・・3日目から杉林に入れ、平行移動やゆるやかな斜面移動をするが問題なく付いてこれる=合格。
④水が流れる谷渡り・・・初日は水が無い谷の上下移動=合格。2日目は水がある谷の横断移動=最初は恐ろしくて出来なかったが自分の勇気で渡るまで約60分程知らん顔して待ってやったり、時折隠れて焦らせたりしながら辛抱強く待ってやると「ザブン」と水に飛び込み横断できる。逆戻りはなんなく横断できる=合格。
⑤急な斜面の上り下り・・・上りは出来るが下りが出来ない=不合格。約7日間をかけて克服。(この下りが一番難しい・・・訓練者も四つんばいになり下を見れば怖さが理解できる)
⑥主人から約100m程離れて捜索行動ができる=不合格。山が怖くなくなり何物にも興味を抱き、主人から段々と離れて行動できるようになるのに約7日間をかけて克服。
●生後180日・・・呼び戻し訓練  
①先導犬に付けて山入りし、途中逸れても元の場所に独力で帰れる=不合格。約3頭の先導犬に付けて約7日間をかけて克服し合格。非常に早い習得能力で驚いている。
※ 先導犬は知力・体力も優れているのでシカを起して追跡に移ると、訓練犬は途中で必ず逸れる。この訓練の機会(遠くに置いてけぼりにする)を作るために先導犬を上手く使うことが秘訣。この時点では訓練者の後にはどこまでも付いてくるのでこの手法を考案。
※ 逸れて暫くすると主人を探すが出来ないとなると「ウォ~ン」と寂しい声で鳴き、ほっておくとまた帰る道を探しだす(GPS受信機で確認するとその様子が良く分かる)
※ この訓練が一番難しい・・・とにかく「待ってやる」こと。60分かかろうと訓練犬が山に入って行った箇所で待ってやることである。決して迎えに行ってはならない。あくまでも訓練犬の自力解決を待つもみである。
※ 帰ってくると笑顔で腰を落としてオーバーに「ヨシヨシ」と褒めてやる。
②日増しに体力も付いてくるので逸れる場所も遠くなり、1kmになることも有る。300mくらいまで帰って来るのを待って、GPS受信機で確認し移動が進展しない場合のみタイミングを見計らい、笛(20番スラッグ弾空ケース)で『ピッピー、ピッピー・・・」と吹いて呼び戻しを行う。帰ってくるまで吹いてやり訓練者が吹いていることを学習させる。
※ この呼び戻しの笛が鳴っている場所に訓練者が必ず居ることを教える。この笛の呼び戻し訓練は、将来完成犬になっても笛が鳴れば必ず帰るようになる。

以上が、本格的な山入り訓練前の基礎訓練となる。この訓練は出来るまで行うこと。
訓練の秘訣は「急がず、焦らず、騒がず」をモットーに、訓練犬を信じ、訓練犬の気持ちになって考え行動することが完成犬への第一義と考える。人犬一体となり大汗をかくことである。

●生後190日・・・山入り訓練開始
この訓練は、最終段階となり、単犬で捜索、起し、追跡、獲物確認、帰り(呼び戻し)が確実に出来ることである。
この訓練は、何時もの林道では無く、獣道(シカの通い道)を探し、訓練犬と共に辿って行くか、若しくは透けた雑木林や竹林を搔き分け訓練犬と一緒になってシカの起こしを行う。
※ しかし、あくまで訓練犬の自主性に任せ、訓練犬の行動をよく観察すること。訓練犬は基礎訓練で訓練者から100mほど離れて捜索できるまで成長しているので、じっくりと待ってやる。そして訓練犬が戻ってくると目線を合わせず知らぬ顔をして、約45度の角度で斜面をゆっくりと登って行く。この角度は非常に大切なことで、直線的に登って行くと、吹き下ろしと吹き上げの獣臭をキャッチする確率が悪くなる。それは、サツマビーグルは高鼻をよく使い上手に獲物を起す特性がある。即ち斜めに上り下りすればその獣臭をキャッチできる確率が高くなり、起こしのスピードアップが図れると言うメリットがある。
この訓練は、人犬一体となって、起こしが出来るまで行う。非常にキツイ訓練となる。

【訓練に必要な用具】
携帯電話、水筒(お茶)、虫よけスプレー、タオル、ティシュ、荷物用テープ(洋服についたダニの除去用)、GPSドックマーカー及び受信機、鉈、綱など

<訓練総評>
マリー号は、基礎訓練当初は「車に慣れる」でつまづいたが、その後は全行程を短期間で意図も簡単にやってのけた。マリー号は、利口で賢く、学習能力がずば抜けて優れている。本格的な訓練開始から僅か10日余りで、シカを自力で起こし約30分余り追い鳴きし、私の前に牝シカ4頭を追って来た。狩猟期間中であれば捕獲と言うことになる。
捜索はエネルギッシュに広範囲に狩り込んで行き、時折止まって高鼻で獣臭をキャッチすると言う成犬並の猟芸を見せる。追い鳴きは「ウォウォ」と大きな連続鳴きで、高速追跡が出来る。身体は小柄だが、全身筋肉質でバネがあるので、大型犬並みの追跡ができる。
今後どの様な猟犬に成長するのか楽しみである他、立派な台牝として優れた後継犬を残してほしいと考えている。

この訓練日記は、生後10ヶ月位までは続くと当初考えていたが、今回を持って終了(完)としたい。

訓練犬の第一声をアメリカンビーグルの大御所であった埼玉県の故鈴木修三氏の言葉を借りて表現すれば『一声千両』の価値がある。これを体感できる者は人犬一体となって大汗をかいた者だけに与えられる・・・私はこの言葉が大好きである。

以下、本日のマリー号のシカ猟犬への第一歩である第一声「起こし」を紹介する。

6時30分に訓練場所に到着。GPSマーカーを付けて放犬。本日の山は、先輩犬が訓練している場所でのシカは非常に警戒心が高く、訓練犬には荷が重いと判断し、少し離れた暫く来ていない場所を選んだ。
しかし、山道を辿って行くとイノシシのヌタ場がありそれも昨夜使用している。やられはしないかと思案たが、マリー号はやる気十分でどんどん山道の両サイドをエネルギッシュに狩り込んで行くのを見て、運を天に任せこの山で訓練することにした。

写真① イノシシのヌタ場に興味津々なマリー号





































写真② 捜索中に時折止まり高鼻を使い獣臭をチェックするマリー号
この後、物凄いスピードで林の中に消えていくと「ウォウォ」と言う追い鳴きに変わった。
「一声千両」の言葉を起い出し、今までの努力と苦労が身体からスーと消えて行った。本当に涙が出る思いだ!!!。。。この瞬間が何時になってもたまらない・・・これが有るから訓練は止められない(笑)。





































写真③ 起こしから追跡に移りシカを確認するまでのマリー号の軌跡
▲印が私のいる位置(シカを起こした場所)で犬のマークがマリ―号。旗のマークは以前シカを捕獲した場所(射場として利用している)
シカは、▲点で起き、その後青い線の軌道にて逃げ、一回りして寝屋に戻る・・・と言うシカ特有の逃げ方をしている。起こしから約15分である。狩猟期間中で有れば捕獲と言うことになる。サツマビーグルのシカ猟は通常このパターンが多い。それにしても初めての起こしでこの追跡は恐れ入った!。シカにとっては末恐ろしいマリー号と言える。




































写真④ 牝シカ4頭を確認した後も大声で追跡して行くマリー号
マリー号は、シカ確認後も20分余り追跡し、私の元(▲地点)に確実に帰って来た。
捜索、起し、追い鳴き、追跡、獲物確認、帰り(戻り)・・・全て満点である。




































少し早い感はするが、シカ猟に関する訓練当初の目的は達成できた。
マりー号のシカ猟犬としてデビューである。マリー号よ!おめでとう・・・。。。
今後は、山入りの回数を積み重ねて行く度にシカ猟犬としての完成度は増して行くだろう!!!。

マリー号は、とにかく学習能力がすば抜けている。今までこの様な犬は、アメリカンビーグルの経験も含め(約45年)見たことが無い。。。二世の誕生が楽しみである・・・。

マリー号は、体高38cm、体重14kgと言う小型で、恐らくもう大きくはならないと思う。もし小型サツマビーグルの誕生となれば言うことはない。

全国に行っている兄妹犬の活躍を期待して本稿の結びとする。




純血サツマビーグルのオーナー通信 第7報

Posted on May 1, 2017 at 1:24 AM Comments comments (0)

コハク号は遂にシカ猟犬として完成!

コハク号のオーナー滋賀県K様より、久し振りに写メを頂いた。
コハク号は、ハク号直仔の牡で1.4才になる。コハク号の活躍は生後7ヵ月頃から猟欲が発現し、オーナー様の熱心な訓練により、イノシシ、クマ、シカを同僚犬と共に狩猟や有害駆除で大活躍しいる。現在はシカ猟犬としては完成したとのこと。特に最近は、サツマビーグル特有の高鼻を駆使し起こしは抜群に早くなり、猟友の信頼も厚いと言う。

子犬の時は、生後60日で3kg未満と通常の約半分の大きさで、しかも胸部が大きく陥没し、心臓が右側に圧迫され、生後100日目でのワクチン接種の際に動物病院の先生に「この犬はペットとして飼うのであれば問題ないが猟犬としては使えない・・・」と断言された。オーナー様には、今日までの40年余りの私の繁殖経験から「胸部の陥没は成長と共に治る・・・」、「もし治らなければ譲渡価格で買い戻します・・・」と確約。結果は、動物病院の先生の診断より私の経験が勝利した。
オーナー様も当初より私を信じて頂き、私の拙い指導も良く理解され、熱心に訓練に励んだ結果が今日の大活躍に繋がっていると確信する。

コハク号の紹介は、今回が2回目となる。第1回目は、昨年10月からスタートした「純血サツマビーグルのオーナー通信」のトップバッターとして登場してもらった。詳細が知りたい方は『アーカイブ 10月-2016』を参照下さい。
前回は、まだ猟芸は完成していなかったが、この度オーナー様からシカ猟に関しては完成したとの写メが本日届いたので紹介した。

前猟期(平成28年度)は、積雪が1mを超え、山に行けない日々が多かったこともあり、オーナー様共々これからの有害駆除に頑張ってほしい。コハク号の今後益々の猟芸の向上を祈念している。オーナー様との山入を思う存分楽しんでほしい!。

メールに添付されていたコハク号の写真を以下に紹介する。

写真① コハク号が高鼻で漂って来る獣臭の方向をキャッチしている様子




































写真② 単犬単独猟におけるコハク号のシカ猟の猟果







































純血サツマビーグルの狩猟 第1報

Posted on November 23, 2016 at 5:17 AM Comments comments (0)
平成28年度の狩猟解禁!
平成28年度の狩猟が11月15日に解禁した。解禁日が火曜日で天候も悪かったので多くのハンターは先週の日曜日が初猟となったのではないか。
当犬舎が作出した純血サツマビーグルも上は3才、下は6ヶ月となり、北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で飼育されており、今猟期の活躍が期待される。
老ハンターは電話にて、若いハンターは写メを送って下さる。もう毎日の様にである。仕事をしない・・・等々の話は殆どない。それは年間を通して電話で訓練方法を丁寧に説明指導した成果でもあると自負している(笑)。

一方、悪い便りもある。それは大イノシシへのファイトで大ケガをしたり、死亡したりすることである。昨日も広島オーナーK様より、愛犬のボルト号が大イノシシにファイトし死亡したと・・・涙ながらの声で連絡を頂いた。「大事に育てた仔犬を譲渡してもらったのに何とも申し訳ない・・・(中略)。ボルト号は父親がシロー号、母親がエリー号で牡の6ヶ月である。昔からサツマビーグルは猟欲が発現するのが遅く1歳を過ぎても出ない犬も少なくないと言われていたが、当犬舎の保存犬は猟欲が出るのが早く、特にシロー号の直仔のその傾向が強い。ボルト号は、4ヶ月頃からオーナー様が出勤する前の夏は午前5時頃、冬は午前6時頃から近くの林道で約1時間あまり運動をしていたが、最近はタヌキやキツネを良く追うようになった・・・と大変喜んでおられた。ところが昨日林道のすぐ近くで大イノシシを見つけ激しく吠えかけたが、暫くして怒った大イノシシが猛突進し脇腹と腿を何度も牙で突き上げられ、腸が飛び出す大ケガを負い、出血多量で死亡した・・・との連絡。電話は1時間余り色々とボルト号との思い出を話されたが、気の毒で返す言葉もなく辛い一日となった(代わりの仔犬を優先的に譲渡する約束をする)。ボルト号の冥福を心より祈る。

しかし、夜になり嬉しい便りも沢山届いた。それはボルト号の敵となる素晴らしい猟果の報告であった。やはり第一報は、予想通り若い熱心なハンターの二人だった。関東(栃木)のT氏と関西(滋賀)のK氏だ。この二人はとにかく凄い!!!。猟犬の育成・訓練並びに狩猟技は、私などの老ハンターでも足元にも及ばない凄腕ハンターである。小生の後継者として頑張ってもらいたいと切望している。


以下、解禁僅かな日にちではあるが、写メを送って頂いたので、その一部を紹介する。

注) 本ブログは、ハンター以外の方も沢山ご覧になって居るので、写真の獲物頭部は自主的にカットしている。

★写真①及び②のオーナー様は、滋賀県のK氏である。愛犬はコハク号牡10ヶ月(父:ハク号×母:アキ号)である。身体は小さいが全身が筋肉とバネで出来ている様な体躯で、イノシシは止め鳴き、シカは高速で追跡する・・・と聞く。
※ コハク号の詳細は、本ブログの「純血サツマビーグルのオーナー通信 第1報」を参照。

★写真③のオーナー様は、リュウ号の所有者でもある栃木県のT氏である。愛犬はナナ号牝1.3才(シロー号の妹の子供=鹿児島生)である。ナナは現地ではノウサギ猟犬として訓練されていたが、10月末にオーナー様に飼育を託した。解禁までの僅か1ヵ月弱で、シカ猟犬として完成させたその手腕には脱帽である。氏の訓練は小生と同様に先導犬に付けずに単犬で行う事である。その為、犬は若いが猟芸に自信が溢れ、犬に落ち着きがでる・・・。写真は、ナナ号単犬での初猟果として送られて来た。あめでとうナナ!。。。
来春にはリュウ号との二世誕生が聞かれるかも。実に楽しみである。

写真① 100kg級の雄イノシシ




































写真② 100kg級のツキノワグマ雄














































写真③ 100kg級の雄シカと初猟果で意気揚々としているナナ号






































純血サツマビーグルのオーナー通信 第1報

Posted on October 25, 2016 at 12:48 AM Comments comments (95)
今日までに分譲した当犬舎作出の純血サツマビーグルは、北は北海道、南は鹿児島に至る全国各地でシカ猟、イノシシ猟、ノウサギ猟等の他、クマ猟にも大活躍するまでに至っている。今振り返れば苦難の道も多かったが、こうした活躍を見ると感慨無量である。
最初の分譲犬も3歳となり仔犬の繁殖も徐々にではあるが増えて来ている。現在、純血サツマビーグルの全国飼育数(現在も調査中)は60頭に及ぶ。
また最近は、分譲先のオーナー様から家庭での様子の他、訓練、狩猟並びに有害鳥獣駆除等においても嬉しい便りが届くまでになっている。

そこでこの度より、本犬種の保存普及活動の一環として、オーナー様の投稿許可を頂いた便りを全国の純血サツマビーグル愛好家にもご紹介したいと思います。ご期待ください。

第1報は、仔犬の成長記録、訓練の様子等々をメールにて毎月報告して頂いている滋賀県K氏の愛犬「コハク号」を紹介します。
血統構成は、父:ハク号×母:アキ号の最初の仔犬で兄妹は4頭産まれたが2頭が死産で助かったの牝1牡1の2頭である。コハク号はその内の一頭(牡)で身体は小さく、かつアキ号の産後の日達が悪く哺乳も十分でなく無事育つか否か大変心配した。しかし、なんとか生後30日まで生き延び、その後は犬用ミルクをしっかり飲むようになり身体は小さいがすばしっこい元気な仔犬に成長した。コハク号は、標準よりも身体が小さいこと並びに体躯や毛色等が父親のハク号にそっくりだったことから自家用に残していたが、ある日滋賀県のK氏より電話があり、話の中で自らの猟犬に対する姿勢や考え方を聞き、若いハンターではあるがなかなかの努力家で見識もあることから、この人ならと分譲を快諾した。
遅くなったがコハク号の名前の由来は、「小さいハク」と言うことから命名されたようである。
コハク号は譲渡後も身体が小さいので心配して電話を度々していたら、その後オーナー様よりほぼ毎月、その成長ぶり(体重、写真など)をメールで送って頂いている。

コハク号は、今年の1月13日に生まれたので現在は9ヶ月になり、身体もずいぶん大きくなった。これはオーナー様の飼育管理の賜物と感謝している。生後6ヶ月頃より山に少しずつ引き基礎訓練を行い、山の楽しさ、怖さの他、逞しい基礎体力の向上等に努力され、現在では毛色以外にも身体は筋肉質でジャンプ力とスピードを持ち合わせており、当にハク号二世そのものである。コハクと言う名に負けない立派な猟犬に成長していることを嬉しく思っている。将来は種牡として絶滅の危機にある本犬種の救世主となることを切望する。
子犬の繁殖は大変な苦労もあるが、オーナー様からの嬉しい便りはブリーダー冥利に尽きる!。

現在、コハク号は弱冠9ヶ月の若犬ながら先輩犬と共にシカやイノシシの有害駆除で大活躍していると聞く。尚、シカに関しては単独で牝シカを見事に捕獲したと・・・オーナー様から嬉しい便りも届いている。もう立派なシカ猟犬として完成しているようだ。凄い!。今猟期の活躍が楽しみだ!。

以下、メールに添付されていたコハク号の有害駆除での活躍の一部を紹介する。
※ 本ブログは、ハンター以外の方も沢山ご覧になって居るので、写真の獲物頭部は自主的にカットしている。


●先輩犬とイノシシの有害駆除に参加し、見事に捕獲。


チビと言われ大きくなるのも心配されたコハク号であるが、見ての通り筋肉質でバネのある強靭な体躯を要し、追い鳴きは低く太い声で追跡すると聞く。

コハク号は、体高:45cm、体重:14kgで父親のハク号とほぼ同じ大きさに成長。

イノシシへのファイトも凄い!!!





●単犬で雌シカを捕獲。

コハク号は、この日初めて単犬で出猟し、スピーディな狩り込みから雌シカを起こし、低く太い追い鳴きで1時間ほど追跡したのち捕獲。
単犬で初めての猟果。。。(拍手)

写真は頭部をカットしているが、オー
ナー様は急所である首根っ子を一発で命中させている。凄い!!!。。。

若いハンターではあるが犬も射撃も一流のようだ!。。。




純血サツマビーグルの猟野訓練 第5話

Posted on October 2, 2016 at 10:42 PM Comments comments (0)
早くも10月に入った。年を取ると月日が経つのが実に早い。つい先日まで連日の35℃を超える猛暑と思いきや、もう山にはススキが穂を出している。また、当犬舎の裏山では早くも牡シカのコールが「ピューピュー」と聞こえる。本年の狩猟免許の申請も終了した。
猛暑の後、9月は雨ばかりで日照時間が極端に少なく、農作物への影響も心配だ。

さて、昨日は雨の間をぬって、久しぶりにアサ号とテツ号を連れて山に行った。
山は想定した通り、長雨と度重なる台風により、林道は至る所で大きく陥没し、車の通行が出来なくなっている。まもなく本年度の狩猟も解禁されるが、自分のテレトリーとばかりに車を走らせると大きな事故に繋がる。萱や草木で覆われた林道で車を走らせるのは非常に危険であり、十分な注意が必要だ。

アサ号は何時も単独での訓練であったが、今日は先輩のテツ号と一緒だ!。車から降ろしGPSナビを装着し放犬する。テツ号は年甲斐もなく一月振りの山で興奮し、ア号との猛烈なかけっこが始まった(笑)。嬉しいのだろ!!!。。。狭い犬舎で過ごして居たので無理もないか!。今日は運動会で早々に切り上げ、猟場の視察をすることにした。結果は前途した通り、山は大きなダメージを受けており、野生鳥獣の生息にも大いに影響していると思われる。イノシシが少し土を掘っているような気配も見られるが、生息密度は少ないと思う。

以下、訓練の様子を一部写真で紹介する。


写真① 長雨と台風による林道の陥没・崩壊。

この様な箇所が至る所に見られる。町役場も予算が無く、人の住んでいない道路や林道は手が付けられない状況で、過疎化の引き金にもなっている。















写真② テツ号の高鼻・前鳴き

(手前がテツ号、奥がアサ号)

アサ号もしきりに地鼻を使ってゲーム臭を取っているが、これでは起しに繋がらない。
さすがに、テツ号はサツマビーグル特有の高鼻を使い、この後右側の法面上に居たシカを起し追い鳴きとなる。

アサ号も訳も分からいままテツ号の後に付いて追跡(後追い・後鳴き)。。。
※ 二度三度と経験するうちにシカ臭を覚え、本追いに繋がる。


写真③ シカを追跡中の二頭。

牝シカ4頭の群れを確認したので、すぐさまスマホを取り出し、動画を撮ろうとしたが時すでに遅し。。。

シカの生息密度は相変わらず高い。






写真④ テツ号との追跡から逸れ独りになったアサ号。

シカの追跡はテツ号のみでかなり遠くまで追って追い鳴きも聞こえない。

アサ号はと・・・GPS受信機で所在場所を確認するとそう遠くない場所で殆ど動かない・・・。。。
まさか「括りワナ」か???と思ったが、括りに掛かると悲鳴が聞こえるがそれもない。しかたなく現場に行くと・・・。

写真⑤ アサ号が見つけた大シカの角

林道を登り、アサ号の元にいくと、何かをかじっているようである。

シカの死骸でも見つけてガリガリしているのかと思いきや、写真の大シカの角であった。

春に抜け落ちた大シカの角であり、まだこの山に居ることに期待し帰宅。

※ これだけ太く大きな角の持ち主で有れば恐らく100kg超えの大物である。
今猟期が楽しみだ!。。。













純血サツマビーグルの猟野訓練 第4話

Posted on September 3, 2016 at 12:28 AM Comments comments (0)
今年の夏も暑かった!!!。。。
連日33℃以上の猛暑日が続き、8月は愛犬の体調を気遣い山での訓練は中止していた。
愛犬達は、運動場兼育成場のコンクリート床にべったりと横になり暑さを忍んでいるようだが、一方7ヶ月になるアサ号は、フェンスに住み付いているアマガエルを見つけてはしきりと吠え、また時たま入って来るバッタの動きにも興味を持ち、ウォンウォンと吠えている。他の親犬は静かにしろ!・・・とばかり「ワン!」と一括され静かに寝そべる・・・。
クーラーが入って涼しい応接間の窓越しに運動場を見ていると本当に退屈しない!。
但し、家内からは変人扱いされていることは言うまでもない(笑)

犬舎周辺には広い休耕地が何箇所かあり、昔からキジが住み付いている。また犬舎の裏山一帯は鳥獣保護区(犬舎周辺は対象外)で野鳥の楽園となっている。しかし、近年はイノシシ、シカ、ハクビシン等々の害獣が数多く住み付き、水田や畑作農家にとっては農作物の被害が甚大となり、その対策として山際にメッシュ筋等のフェンスが敷設されたが、効果は一時的で大きな被害が発生している
当然として、町役場から猟友会に有害鳥獣駆除が委託され、駆除を行こなっているがなかなか思うような成果は上がっていない。

さて、連日の猛暑も8月末より朝夕はかなり涼しくなって来た。そこで犬舎で退屈しているアサ号を毎夕に約30分程休耕地や稲を刈り終わった田に連れ出し、思う存分遊ばせている。そのせいか走りにも瞬発力が付き、急激なターンもしっかり出来るようになった。身体も引き締まり、走る姿は筋肉が躍動している・・・実に美しい!!!。。。先日、走行している時に偶然にも雄キジが飛び立った。一瞬立ち止まり逃げたキジを見送っていたが、暫くしてキジが潜んでいた草むらに行き、盛んに尻尾を細かく振りながら臭いに興奮しているようだった。しめた!。。。山に引かなくても休耕地のキジに当てることで猟欲が発現できる。この分だとキジが餌を採取する朝の訓練が楽しみだ!。
早速、翌日の早朝6時に休耕地に引いてみた。今朝は今まで(夕方)とは変わっていた。キジが休耕地を歩いていたのだ!。その臭いにアサ号が直ぐに反応し、尻尾を小刻みに振っている。慎重に地鼻を使い休耕地を広範囲に捜索している。暫くして立ち止まるや鼻を高く突き上げ、何かの漂臭を探っている。もしかしたらキジか?・・・と思っていると、顔を西方角に一直線に向け睨んでいる。その姿が実に美しいので急ぎスマホを取り出し撮影。その写真が添付の写真だ!。一瞬ポインターがキジにポイントしている様で実に美しい!(親バカ)。テツ号がシカ臭をキャッチした時と同じだ!。アサ号に近づき「ホイホイ」と声を掛け、視線方向に走ってやるとアサ号も付いて走り出す。するとアサ号の鼻先で雄キジが舞い上がり、すぐさまアサ号がウォンウォン鳴きながらとキジを追いかけて行った。何と素晴らしい光景か!・・・。これだから若犬の訓練は止められない!。これからは訓練が楽しくなる。

もう少し涼しくなり、早朝での山入訓練(シカ猟)が実に楽しみだ!!!


●写真=アサ号が休耕地でキジ臭をキャッチしている様子。
アサ号は、若干7ヶ月の若犬ながら体高50cm、体重19kgと堂々としており、ハク号、テツ号、シロー号をしのぐ体躯の持ち主である、幻の大型純血サツマビーグルの再来か!。