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シロ号が4年半ぶりに戻って来た!
Posted on December 10, 2018 at 11:43 PM |
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先日、当犬舎作出の純血サツマビーグルのオーナーで愛媛県T氏より猟を辞めたのでシロ号を飼ってもらえないか?との問い合わせがあった。 シロ号は、父はハク号、母はエス号で、純血サツマビーグルの保存活動で、当犬舎2回目の繁殖犬である。毛色の斑紋等が父親のハク号に瓜二つであったことから自家用に残していた。 しかし、T氏よりサツマビーグルの保存活動に全面的に協力する。また、繁殖に使ってもらって良い・・・との心強い申し入れがあり、かつ愛媛県西条市は当犬舎から高速を使えば2時間余りで行けると言うことから譲渡を快諾した。 その後、シロ号はT氏の熱心な訓練により、当時サツマビーグルの猟欲発現は1才をすぎないと発現しないと言われていたが、何と僅か生後8ヵ月余りでシカ猟犬として、捜索、起こし、追跡、回収・・・と、狩猟犬として完成した。 当時、T氏より電話があり『シロはシカ猟犬として完成した!この様な素晴らしい犬はブリーダーが持っていた方が良い・・・私には別の仔犬を貰えばよい!』との申し入れがあった。 絶滅が危惧されているサツマビーグルの保存活動を開始し、2年目の出来事であり、小生はT氏の思いに感銘を受け、今日まで保存活動を続けられている大きな原動力となっている。 そして、シロ号の2回目の発情が来た時、T氏より繁殖の申し入れがあり、当時鹿児島から来たばかりの若牡シロー号と交配し、7頭の仔犬を出産した。この直仔は、全国の熱心なサツマビーグル愛好家(ハンター)の下に譲渡され、今や各地でその素晴らしい狩猟犬として活躍の他、体形の美しさ、主人への忠誠心、尻癖の良さ等々、サツマビーグルの魅力を地域のハンター等が知る所となり、それが口コミ等で多くの予約を頂くようになった。 さて、話が少しそれたので本来に戻すとしょう!。 T氏より猟を辞めてのでシロ号を飼ってもらえないか?・・・と電話を頂いた時は一瞬驚いたが、シロ号の受け入れは即答で了解した。 しかし、当犬舎も既に9頭飼育しており、これ以上の飼育頭数の増加は第一種動物取扱業(動物愛護管理法)の認可申請時の登録数(9頭)に違反することになるので、1頭減らさなければならない。T氏にその旨を伝え、引き取りを暫く待ってもらうことにした。 そこで、サツマビーグル保存活動の後継者の一人である滋賀県のK氏にその旨を伝え、1才の若牡ドン号を飼ってもらえないか?と依頼したところ、同氏は1ヵ月前にコハク号をシカ猟中事故で亡くしていたこともあり、引き受けを快諾してもらった。 T氏は早速、先週の日曜日、早朝4時に自宅(滋賀県)を出て、当犬舎に8時前に到着。 K氏にドン号の猟芸、性格等々を説明し、約1時間程の引継ぎを終えた。 K氏は若いハンターではあるが、礼儀正しく、猟犬を見る目や狩りの技術はベテランハンターにも一目置かれる存在となっている「若くして名ハンター」と言える。 K氏が帰った午前10時過ぎに、一路、シロ号のオーナーT氏宅の愛媛県西条市を目指し高速を経由し移動する。 移動中は、シロ号に2年余り会っていないので、その後の活躍等を想像しながら、2時間余りでT氏宅に到着。 T氏は小生と同い年であるが、未だ現役で働いておられる。会社は自宅から直ぐ近くらしく、昼休み時間でもあり、自宅で到着を待っていてくれた。 T氏とは早々に挨拶を済ませた後、別れ際に『どうかお茶でも飲んでゆっくりしていって下さい』と言い残され、会社に戻られた。 そして、T氏の広い屋敷の一角に住居を構える長女さん宅に通された。 その建物たるやご主人が大工の棟梁でもあり、総ヒノキの数寄屋造りと・・・高級料亭を思わせる立派な建物であった。 当日は、シロ号が徳島に行く・・・と言うことから、隣町に住んでいる次女さんも来られていました。その後、奥様と娘さんの3人でシロ号の思い出等にふけり、2時間余りもお邪魔してしまった。 ご家族のシロ号やその子達への愛情は半端ではないことを痛感する。この様な素晴らしい家庭で暮らしていたシロ号を連れて帰ることに、何か申し訳なく辛かった。 シロ号が徳島に旅立つ時、ご家族は本当に寂しそうであった・・・。 写真は、最後のお別れをする2人の娘さんとシロ号!。。。 別れが辛いのに笑顔で送り出してもらえることに胸が痛む!。 利口で賢いシロ号も何かの異変に気付いているような顔をしている・・・。 下の写真は、シロ号(父親は当犬舎所有犬のシロー号)の直仔の『ハチ号』2.6才牡。 これぞ「サツマビーグル」と思える素晴らしい体型の持ち主である。性格もサツマビーグルには非常に珍しいフレンドリーで、初めての小生にも尻尾を振りながら暖かく迎えてくれた。 実は、T氏よりこのハチ号も譲渡したい旨の話があり、素人写真を送ってもらい当ブログに紹介した。しかし、写真を見てシカ猟の完成犬とは理解できなかったのか?、猟期中にも拘わらず問い合わせは僅かしかなかった。 小生も写真から、狩猟犬としてシカ猟には使えるが、体型的に種牡となると当犬舎で飼う事に躊躇していた。 T氏宅の屋敷裏には、シロ号と一緒に3頭のサツマビーグルが繋がれていた。T氏に「ハチ号は?」と尋ねると、『この犬です・・・』と紹介され、「エェェェ!」と驚いた!。 それがこの写真だ! 何と、オーナー募集で譲渡出来なかったのは、本当に幸いであった。この写真をオーナー募集に載せていたら、恐らく若いシカ猟犬の完成犬とあって、その日に譲渡先が決定ていたと思われる!。 因みに「オーナー募集」に載せた写真はこちら・・・ 本当に、この写真のお陰でハチ号が譲渡されずに済んだ!。ラッキー!!!。 その後、T氏が会社に行き、ご家族の3人でお話をさせてもらい、ハチ号への思いやりが強く、すっかりハチ号が生活に取り込まれていることが理解でき、ハチ号を徳島に連れて帰りたい!とは言えなかった。 しかし、どうしてもハチ号が欲しくなり、ハチ号の譲渡を申し入れてみたが、あっさりと否定された!。 予てより、T氏よりハチ号は小生の所有で仔犬の時に飼育を依頼され今日まで飼っていたことの説明は有ったと思われるが、2人の娘さんにとってはハチ号は家族同然であり、生活の一部になっていることが示唆され、断念するしかなかった。 しかし、帰り際に「今後ハチ号が、ペットと狩猟犬の何方で終わるのが幸せなのか?是非考えてあげて欲しい・・・」と言い残し、T氏宅を後にした。 シロ号は、生まれ育った当犬舎に4.6年ぶりに戻って来た。 当日は、知らない犬が沢山いるので驚いていたが、食事を与えると美味しそうに食べた。 やはり、警戒心が強いと言われているサツマビーグルも育て方によっては友好的でフレンドリーな性格の犬になることをT氏のご家族に教えてもらった感がある。 ハンターが高齢化しており、サツマビーグルの狩猟犬としての普及には限界がある。 この度のT氏宅の様に、狩猟犬とは言え、ご家族に愛育されれば、今後家庭犬(ペット)して十分飼育することが出来ることが示唆された。 写真は、当犬舎に来て3日目のシロ号!。 利口で賢いシロ号は、主人が変わった事を悟り、すっかり小生にも心を許し、なついている様に見える。 シロ号は、父親のハク号のコピー犬の様に、顔、体型、斑紋が実によく似ている!。 猟芸も生後8ヵ月でシカ猟の完成犬としてなっており、シロ号と山入するのが楽しみだ!。 そして1年後には、アサ号と繁殖し素晴らしい仔犬を後世に残して欲しいと切望している。 ※ ハク号の詳細(写真等)は「サツマビーグルの写真集」を参照。 |
特集 サツマビーグルの繁殖(保存版)
Posted on September 17, 2018 at 2:41 AM |
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純血サツマビーグルの保存普及活動を開始し、早いもので8年が経過した。 そこでこの度より、今日までに得た純血サツマビーグルの知見に付き、特集として各項目毎に分類し、情報公開をしたいと考えている。 今回は、第一回目として保存活動に最も重要な「繁殖」につて報告する。 尚、記述は牝犬をメインに記載。 (1)性成熟 1)牝犬 牝の発情は、概ね生後10ヵ月~15ヵ月であり、多くが12ヵ月過ぎに始まる。これは、他のアメリカンビーグル等の生後6ヵ月と比較するとかなり遅い。 しかし、2度目からは6~8ヵ月と他犬種と変わらなくなる。 2)牡犬 生後8ヵ月頃から牝犬に興味を示すようになる。しかし、身体的並びに猟芸が向上過程にあり、この年齢での交配はしない方が良い。 ※ 訓練中の若犬を交配に使うと、稀に牝の尻ばかりを追うダメ犬になることもあるので注意が必要である。 身体も猟芸も完成した2才前後から交配に使用するのがベスト。 (2)交配日 ・牝犬を繁殖に使用するのは、2回目の発情からがベスト。この時期は通常2才程になっており、狩猟犬として身体並びに猟芸も向上し、繁殖に使用できるか否か判断が可能である。 ・発情が始まり交配をする場合は、牝は交配前に駆虫剤を投与する。 ・交配日は、発情の証となる出血を確認した日から12日~15日目に、予め予定していた牡犬と交配する。 ※ 本犬は、とても清潔好きな犬が多く、出血か始まると陰部を綺麗に舐めるため確認が遅れる場合が少なくない。特に土の上で飼育していると確認が遅れ、交配適期を過ぎることが多々見られる。そこで、出血が確認された日を『発情後3日目』と仮定し、10日目(発情13日目)に交配すると上手く行くことが多い。 (3)交配 牝犬も牡犬も初めて交配する場合は、ベテラン犬を選択すると上手く行く。 しかし、中々そう上手く相手が見つからないのが実情である。そこで双方が初めて交配する場合の手法を説明する。 しかし、中々言葉では表現できないコツがあるので、あくまで手順を覚えて欲しい。 ①先ず、牡犬と牝犬を1m余り離して30分ほどお見合いさせる。 ※ お互い尻尾を振って感心を示す動作が見ればお見合いは成功である。 ②牝犬に牡犬を近づけ様子を見る。 ※牝犬が牡犬を激しく嫌う様であれば、「交配は早い」と判断し、後日交配する。 ③交配を始める ※ 暫く様子を見て、牝犬が動き牡犬が上手く乗れない場合は、牝犬の首輪を両手で掴んで固定し、牡犬を助けてやると上手く行くことが多い。 ※ 上手く行かない場合、交配時間は1時間ほどで一旦止め、別々に係留し牝犬の様子を注意深くチェックする。そして30分余り経過し牝犬が牡犬に関心を示す様になれば、再度交配を試みる。 <プロの技> 自然交配が上手く行かない場合、プロの繁殖者は、左手で牝犬の首輪を持って固定し、右手で牡犬のペニスを牝犬の陰部に導き交配させる。これはプロの技で難しい。 ④-1.交配が上手く出来た場合 交配が上手く出来た場合は、ペニスと陰部が結合し後ろ向きの状態で30分~60分余り続く。 ※ サークル内の場合は、双方の引き綱を離し、結合が解けるまで待つ。引き綱の場合は、牡犬を離し、牝犬だけにする。 ④-2.交配が上手く行かない場合 交配が上手く行かなないからと、だらだら交配しないことが重要である。 ※ 牝犬が牡犬を嫌いになり、交配を排除する動きの噛みつき行動が出るような場合は幾ら同居させていても失敗に終わることが多い。 ※ 双方に交配で嫌な印象を植え付けないためにも諦めが肝心である。 ※ 次回は牡犬を変えるか、繁殖のベテランにお願いすることも一考。 ⑤牡牝の結合が解けた場合 牝犬は輸送ケージ等で最低2時間は安静にし、車の移動はしてはならない。 ※ 車でドンドン揺ると精液が膣内の子宮から遠ざかり、最悪の場合は膣から精液が漏れ出し、上手く妊娠できないことが多いので注意が必要である。 ⑥ 以上で交配は終了 (3)妊娠期間 妊娠期間は、交配日を「0日」と数え、62日前後で出産する。 ※ 例外として、58日が1例、64日が1例を経験。 (4)妊娠中の管理 1)妊娠20日まで ・通常通りのドックフードを1日1回与える。 ・犬にもつわりがあり、食欲が減退したり、嘔吐をする場合もある。つわりの嘔吐は連続性がないので疾病と区別できる。 ・この期間は、狩猟や訓練で山に引くと、流産する場合があるので注意が必要である。 ・しかし、朝夕2kmほどの散歩は行う。 2)妊娠20~40日まで ・この時期になると妊娠も安定期になり、車に乗せても問題はない。 ※ 山に引いても問題はないが、激しい運動は避けるべきである。腹部を強打すると流産することも少なくない。 ※ 食欲も旺盛になるのでドックフードを何時もの50%増しで与える。 ・朝夕2kmほどの散歩は継続する。 3)妊娠40日~62日(出産予定日)まで ・お腹も膨れ妊娠が外見からも確認できるようになる。 ・食欲も旺盛になるのでドックフードを何時もの2倍増しで与える。 ※ お腹が大きくなり物理的に一度に多くは食べれないので朝夕の2回分け、更に50日以降は朝昼夕の3回に分けて与えるのがベスト。 ・朝夕2kmほどの散歩は継続する。 ※予定日が近づいてくると、お腹も大きく歩くのが面倒になるが、休みながらでも散歩はさせる。 ※ 運動を止めると胎児が大きくなり、難産になるので注意が必要である。 (5)出産準備 予定日の5日ほど前に産室を用意する。 写真は、当犬舎で使用している産室ケージと木製の産箱 【 産室に使用する用具 】 ●ケージ=約800×1250×850(H)mm・・・トレイ付 ●床敷=ステンレス:650×650mm/5mmメッシュ網…特注品 ●産箱=700×700×200/板厚10mm・・・化粧コンパネを使用 〇ドンゴロス 〇ペットシーツ 〇新聞紙 出産が近づくと、産箱の床をガリガリと前足でかく動作をするようになる。これが陣痛の始まりである。 2)出産 ・出産は、潮の満ち引きと関係が深い。新聞等で「満潮時間」を確認しておく。 ※この時間帯に出産することが多いので目安にする。 ・出産は、母犬に任せるが、時々様子を見る。 ※ 出産時間は、全てを産み終わるのに6時間前後が一般的である。しかし、時に12時間以上かかる場合もある。 ・全て仔犬を産み終わると後産が出る。 ※ これを確認し、出産は終了となる。 ※ 後産は母親に食べさせても良い。 ※ 後産が何日も出ない場合は動物病院を受診する。 ・犬は安産とよく言われるが胎児が大きいと産道に引っ掛かり難産となる。 ※ 難産の場合の処置方法は、別ブログ『 マリー難産の末に無事出産! 』に詳しく記載しているので参照願う。 ◎母親は、出産後3日余りは仔犬の世話で餌を与えても食べない犬も少なくない。この時、先に述べた後産を食べていれば食事をしなくても問題はない。 産後10日余りは、黒い下り物が続くが心配はいらない。 (7)出産数と大きさ ・仔犬は5~10頭である。一般的には6頭前後が多い。 ・仔犬の大きさは、産児数にもよるが、平均6頭の場合は300g前後である。 (8)子育て哺育 1)生後20日まで 生後20日までは、母親任せでよいが、母親の管理が仔犬の発育に左右するので注意が必要である。 ・生後15日目に、母子ともに第1回目の駆虫剤を経口投与する。 ※ 回虫が出る。 ◎母親の食事は、通常の2倍のドックフードを、朝・夕の2回に分けて与える。 2)生後40日まで ・生後20日ころから離乳食「ミルク」を1日3回(朝・昼・夕)与える。 ※ ミルクは、人間のあかちゃん用の「0~1才用」を仔犬1頭当たりスプーン1杯を目安に、約100ccのお湯に溶かして与える。最初は、仔犬の口をミルクにつけ、口の周りを舐めさせると自然とミルクを飲むようになる。 ・生後25日頃からミルクにお湯でふやかしたドックフードをお粥状になるように混ぜて与える。 ◎母親は、この頃から仔犬と居る時間が少なくなる。 ・生後30日頃からは、お湯でふやかしたドックフード(容量ccで1:1の割合)をメインに、少々の粉ミルクを降りかけ、1日に3回与える。 ・ドックフードの量は、仔犬の便の状態を見ながら増減する。 ※ ドックフードの量が多いと軟便又は下痢状となるため減量し、逆に少ないと黒い硬い糞をするので増量する。 ※ 与え過ぎより、少ないくらいが仔犬が元気で成長が良い。 ・生後30日目に、母子ともに第2回目の駆虫剤を経口投与する。 ◎母親の食事は、通常の3倍のドックフードを、朝昼夕の3回に分けて与える。 ※ 仔犬に飲ませていたミルクをスプーン3杯と犬用煮干し(5匹ほど)等を追加し、栄養を補う。 3)生後60日まで 前記2)項を継続する。 ※ ドックフードの量に注意すること(発育に大きく左右する)。 ・生後55日目に、仔犬に第3回目の駆虫剤を経口投与する。 (9)仔犬引渡し 仔犬は、動物愛護管理法により、生後56日以後でないと譲渡してはならないと規定されている。当犬舎では、譲渡日(引渡し)を原則生後60日以後としている。 以上が当犬舎で実施している繁殖方法である。 小生もアメリカンビーグルを35年、サツマビーグルを8年間に渡り、繁殖を行ってきたが、いざ方法を記載するとなると中々表現が難しい。 記載方法で一番猶予しているのは、見る側(読む側)の繁殖経験や予備知識により、どのレベルで書くかが一番苦慮する。 繁殖は、まず実施し、失敗と成功を繰り返し、経験を積みあげるしか方法はないと考える。 上記した内容が初心者にどの程度理解されたか定かではないが、幾らかでも参考になれば幸甚である。 写真は、生後50日目の純血サツマビーグルの仔犬 |
プロバイダーの更新ブログラムに不具合が発生し更新不能
Posted on June 25, 2018 at 3:19 AM |
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当ホームページは、プロバイダーの更新プログラムに不具合が発生し、約3週間も更新できない事態が続いており、皆様には大変ご迷惑をおかけしております。 プロバイターにも再々連絡するも良い返事が返って来ません。 3週間もかかって不具合が改善されず、プロバイダーとしての企業倫理の欠如も甚だしく、甚だ遺憾であります。 以下は、更新プログラムの不具合発生からサポートセンターへの問い合わせの内容並びに小生の考えに付いて記載します。 プロバイダー「vistaprint」の更新ブログラムが6月初旬に不具合が発生し、もう3週間も経過しているのに、全く改善されない。 サポートセンターに連絡するも「申し訳ございません」・・・の返事だけが帰って来る始末です。 プロバイダーは、世界各国を相手にして営業展開をしている大手です。 皆さんも、ネット検索をしているとよく「名刺」の宣伝が入って来る『vistaprint』と言う会社です。 本来なら、このプロバイダーの契約を破棄し、他のプロバイダーに切り替えることも一考ですが、ドメインが変わると一からやり直しとなります。 約5年間もかけ、ホームページのウエブサイトの増設を含め、コツコツと築き上げてきたものを、一からやり直すのは膨大な時間と経費が発生します。それと、もう年ですのでやり直す気力も残っていません。 ホームページはサツマビーグルに関する貴重な資料としても利用されています。当ホームページを閉鎖しますと保存普及活動も停止状態となることは言うまでもありません。 現在、更新できるのは唯一、このブログのみであります。そこで更新プログラムが改善できるまでは連絡用として使用したいと考えています。 また、別のプロバイダー「nifty」で公開運営しております『狩猟犬サツマビーグルのつぶやき』も、今後は記事の最後尾に「通信欄」を設けて対応したいと考えています。 以下、過去3週間の内、重要なお知らせ事項等を記載して置きます。 (1)「分譲犬の紹介」サイトの更新 1)シロー号×マリー号 ・マリー号の出産・・・6月11日に6頭出産しました(内3頭死産)。 ・現在、3頭が順調に成長しており、もうすぐ目も開くと思います。 ・子犬は全て予約済です。 2)ハクオー号×リリー号 ・ハクオー号をシロー号に変更(理由:マリー号の産児数が3頭と少なく、シロー号の子孫を残す意味合いから、再度シロー号と交配) ・リリー号は6月21日に交配。8月21日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月21日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 3)アサ号×マレ号 ・マレ号は6月14日に発情。6月26日交配予定。8月26日に出産予定。 ・子犬の引き渡しは10月26日以降となります。 ・子犬は全て予約済です。 本来なら、夏季の出産は中止したいところですが、予約多数に付き、無理を承知で繁殖を行う決意をしました。2年余りも待って頂いているオーナー様には大変申し訳なく思っております。子犬が無事に生まれ順調に成長し、お譲りできますよう頑張って繁殖いたします。 4)その他 ・保存会員様の繁殖状況・・・ ① 秋田県のT氏が繁殖を予定=6月20日に発情 -以上- |
2018オーナー通信 第2報
Posted on June 2, 2018 at 3:34 AM |
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本日は、広島県のオーナー様T氏より愛犬リョウマ号の便りが届きましたので紹介します。 リョウマ号の血統構成は、父:シロー号×母:エリー号(ハク号直仔)であり、当犬舎の作出計画に基づいた系統繁殖犬である。 外観は、若牡犬とは思えない堂々とした風貌をしており、頭部は良く発達し、耳は低く位置し大きく垂れた絞り耳、体毛は短毛で密生、配色は白地に黒の丸班が実に美しい。特に肩から胸部にかけてはよく発達し、追跡犬としての心肺能力の高さが伺える。また、全体的に10対8と理想的なバランスを有しており、保存活動を開始して約3年でやっと念願の理想的な四国プリンス系サツマビーグルが誕生した。 本犬は、自家用に残していたがオーナー様のサツマビーグルの保存に関する真摯な協力に感銘し飼育を託した。 リョウマ号は、6月23日で2才になる。オーナー様は大変お忙しい方で、中々山に引けないと言っておられたが、前猟期にしっかりと山に引いたお陰で、猟期終了までにシカを単独で起こし追い鳴きが出来るようになり、シカを5頭獲ったと嬉しい連絡をもらった。 4月からは有害駆除も始まっていると思うのだが、その後の連絡はなかったので、どうしたものかと気にかけていた。しかし、心配をよそに、先日、有害駆除で頑張っています・・・との写メが送られて来た。 ●写真は、リョウマ号単犬での有害鳥獣駆除の猟果 シカの体毛は、夏毛に変わっており、実に美しい。 リョウマ号は、シカ猟犬として完成しており、素晴らしい体躯の持ち主でもあることから、当犬舎の台牝候補として残していたヒメ号を譲渡している。今年は、是非とも仔犬を取ってほしいと切望している。 ヒメ号も牝犬であるが骨太でがっしりとした体躯で、サツマビーグル特有の大きく垂れた絞り耳は実に美しい。両犬の素晴らしい仔犬の誕生が待ち遠しい・・・。 ※ くれぐれもイノシシには注意してほしい。良犬がイノシシに切られ5頭も亡くなっている。 ●写真=右側:ヒメ号(牝)、左側:リョウマ号(牡) |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第5話
Posted on May 7, 2018 at 1:26 AM |
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こんにちは。。。僕(ドン)は、本日(5/7)で、生後8ヵ月になりました。 先々月からは、基礎訓練も卒業し、山入訓練をしています。 しかし、先月は先々月の山入訓練の帰り、スダチ園に散布していた消毒剤(除草剤)を食べ、訓練翌日にケージ内で嘔吐をしているところをご主人様が気付き、すぐさま掛かりつけの動物病院に急行しました。毒は時間が経っているので大分消えているようですが、夜中に激しい嘔吐を繰り返したので、身体は衰弱し、脱水状態であったので毎日点滴を投与してもらいました。また、嘔吐はさせた方が良いとの判断で、制吐剤は投与されずに絶食絶水を3日間続けましたので、ゲッソリと痩せてしまいました。その結果、体力が回復するまで約20日余りは犬舎で養生していました。 今は、すっかり元気になりましたが、成長期のこともあり、身体が大きくなるのがかなり遅れています。現在、体高は43cm、体重は15kgです。僕は、お父さんのアサ号の様には大きくはならない様です。体型はお母さんのマレ号似です。 またまた事件?です。。。 元気になったので散歩がてら、ご主人様が林道に連れて行ってくれました。最初は引綱を付けて散歩していたのですが、初めて体験する凄い獣臭がするので、綱をグイグイ引っ張り、放して~~とばかりに大声を出しました。今日はGPSマーカーも着けていないのでダメ!!!・・・と言われましたが、なおも激しく鳴くと、ご主人様も僕が帰りが良いので、まあ!良いか・・・と放してくれました。 獣臭は林道横の急坂を上っているようなので、追い鳴きして追跡しました。約5分ほど追跡すると、なんと今まで見たこともない黒い大きな物体が立っています。執拗に僕が吠え立てると、なんと僕を目掛けて突進し、腹の下に抱き込みました。僕は、離せとばかりガブ・・と噛みつくと、一瞬離してくれたので急いでご主人様の下に走って帰りました。しかし、黒い物体は僕を追っかけご主人様の近くまで追って来ました。それは牝のイノシシでした。 ご主人様は危険を察知し、「コラッ!!!」と大声を出すと、5mぐらい手前で立止まり、暫く睨み合いしたのち、逃げて行ったようです。 僕は、あまりにも怖かったので、ご主人様を残し、車の元まで帰りました。ご主人様は、僕を見るなりニコニコして「ドンちゃん 怖かったか?」と頭をポンポンと軽く叩き、気持ちをほぐしてくれました。その後は散歩を中止し、帰宅しました。 数日後、別の山に連れて行ってもらいましたが、僕が恐怖心から尻尾を垂らし、目をキョロキョロしている様子を見て、ご主人様は「これはダメだ!」と言って、すぐさま帰宅しました。 誰もが一度は体験することだと・・・先輩犬から教えてもらいました。その後は、山に行かず家で心の養生をしていました。 今日は、一昨日、僕と同じイノシシの洗礼を受けその恐怖心が抜ききれない、リリー姉さんと一緒に山入りしましたので紹介します。 イノシシの恐怖心がある場合は単犬よりも同僚犬と一緒に山に引くと、じゃれながら山歩きが出来るので知らぬ間に恐怖心を忘れるようです。このことは若犬の訓練のポイントとなりますので良く覚えておいて下さいね!!!。 リリー姉さんは、山には1ヵ月ぶりです。元気に走り回っています。僕もイノシシが怖かったのですが、一緒に遊ぼうとリリー姉さんの後を追い、30分余り取っ組み合いや、かけっこをしていました。暫く運動していなかったので二人(二犬)ともハーハーと息を切らせ、やっと落ち着きました。 今日の山は、イノシシがほとんど居なくなり、最近ノウサギが住み着いています。ノウサギの確認は、前猟期の積雪時に足跡をご主人様が見つけていました。 リリー姉さんは、鹿児島では小型サツマビーグルの『故チコ号』に付いてノウサギを追っていました。そのせいかリリー姉さんは、大物よりもノウサギやタヌキ等の小物が好きなようです。ご主人様も、イノシシの恐怖心がどの程度軽減されているかを試すことが目的で、山に慣れれてくれれば良い・・・と、気楽な気持ちで林道を進んでいきます。 すると、リリー姉さんが盛んに地面をクンクンしかがら尻尾を大きく左右に振り、林道を上って行きます。僕も遅れをとっては遊べない・・・と付いて行きます。僕はリリー姉さんに何度も遊ぼうとじゃれに行きますが、そのうちガブッ!と噛まれ、怒られます。僕は仕方なくウロウロしていましたが、リリー姉さんがクンクンしている臭いにやっと気づきました。それは、あの恐ろしいイノシシやシカの臭いではありません。僕もリリー姉さんとは別に、クンクンやっていると、リリー姉さんが時々独特の声で鳴きます(前鳴き)。僕も気になりそこに飛んで行くと、何と臭いが濃くなっています。僕も自然と尻尾を振ってました(笑)。 すると小さい黒い物がリリー姉さんの前を飛び出しました。リリー姉さんはすぐさま大声で追跡を開始。僕も負けじと何もわからず追い鳴きしながら付いて行きます。ノウサギは、起こされるとご主人様の目の前を凄いスピード(脱兎のごとく)で林道を下に飛んで行ったようです。しかし、5分ほど追跡したら臭いは全く消えてなくなりました。リリー姉さんは、必死になって臭いを探していますが、約30ほど経った時、ご主人様の帰れコール(20番スラッグ弾空ケース)が、ピッピッピーと鳴ったのでご主人様の下に帰りました。 ご主人様から「今日はここまで!」と言われ、帰宅しました。 今日ノウサギを見て、ご主人様はとても喜んでいました。ここ10年あまり、ノウサギは激減し、逆にイノシシやシカが増え、ご主人様は仕方なくそれを捕獲していますが、逃げ方が単調で犬の仕事を楽しむには今一のようでした。 捕獲しても大きくて困り果て、獲物は持って帰らず全て猟友にプレゼントされています。 ご主人様は、今日8年振りにノウサギを見たことで、過去35年間アメリカンビーグルでやってきたノウサギ猟に火が付いたようです。 僕も今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬に訓練されるようです。 以下、リリー姉さんとのノウサギ猟訓練の様子を写真で紹介します。 ●左側がリリー姉さんで右側が僕です。 自分で言うのもなんですが、車の中は非常に静かです・・・(笑)。 ●リリー姉さんが林道でノウサギ臭を見つけ山に入る前の様子 僕は、まだノウサギ臭を知らないので、遊ぼう!!・・・と、リリー姉さんに寄って行きますが、しつこくするとガブッと噛まれ却下。しかたなく後を付いて行きました。 ※ しかし、シカ猟は僕の方がずっとご主人様の信頼度はあります!・・・(笑) ●ノウサギ臭に反応し、捜索している様子(左:リリー、右:僕) 二手に分かれてノウサギの寝屋を捜索しているところです。 ●ノウサギの臭いを落として(見失い)捜索中の様子 山は野生ツツジが満開で、とても美しかったです!!!。 今は山も乾燥し、ノウサギ猟の初歩犬は臭いを上手く継げませんが、5月末頃からは雨も多く湿度も高くなり、臭いも長く残るので追跡も上手くなると思います(ご主人様談)。 <追記> 僕は嵌頓包茎?になりました・・・(笑) ご主人様もここ暫く、家庭菜園、田植えの準備、雨等で山に行けず、我々も運動場でゴロゴロしています。 昨日、僕が運動場で放れリリー姉さんと遊んでいたところ、僕も牡の本能が目覚め、腰をフリフリしているとオチンチンも大きくなり、交配の真似事をしていました。しかし、他の先輩犬が僕が離れているとご主人様に大声で知らせたものですから、すぐさま見つかり、頭をバチンと叩かれ、また繋がれました。 問題はその後です!!!。大きくなったオチンチンが乾燥し、元に戻らず『嵌頓包茎=かんとんほうけい』になりました。夕方、ご主人様が運動場の清掃に来た時に見つけてくれました。しかし、その時はオチンチンの先が大きく腫れ(浮腫)元に戻れない状態でした。 ご主人様は、早速患部にオリーブオイルを塗って、元に戻そうとしますが大きくて戻りません。そこで腫れているオチンチンを揉みほぐして小さくし、再度元に戻すとスルと入りました。しかし、翌日再発していましたので、オリーブオイルで戻した後、オチンチンが入っている包の先端部の被毛をハサミで短く切ってくれました。その後は再発はありません。 嵌頓包茎の原因は、上記の様な行為をしているうちに、オチンチンに被毛が付着し乾燥して元に戻れず腫れる(浮腫)ことで起こると考えられており、稀になるようです。 最初はびっくりして、何かの病気かと動物病院に行きますが、病気ではありませんよ!と言って、植物油を塗って元に戻してくれ、抗生剤や消炎剤の塗り薬をくれます。 他方、一般家庭での処置としては、手を石鹸で綺麗に洗ったのち、オチンチンにオリーブオイルを塗って元に戻してやれば心配はいりません。しかし、オチンチンが赤黒く(うっ血)大きく腫れあがっている場合は、大変危険な状態ですので、直ぐに動物病院に行って処置をして下さい。手遅れになるとオチンチンの一部を切除する必要があり、種牡として使用できなくなります。 詳しくは、ネットで「犬 嵌頓包茎」で検索してください。。。 ●元気になったドンちゃん オチンチンも元に戻りました・・・。。。 尚、オチンチンが腫れている写真は恥ずかしいので勘弁してもらいました(笑) では、また来月お会いしましょう!!! 僕は、シカ猟犬としては一応及第点をもらっています。 今後は、リリー姉さんとノウサギ猟犬を目指して訓練に励みます!。 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第4話
Posted on April 8, 2018 at 1:29 AM |
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こんにちは。。。僕は昨日で生後7ヵ月になりました。 先月から、基礎訓練も無事に卒業し、山入訓練を行っています。 訓練の成果 訓練を開始して7日目に、シカを初めて起こして900m余りを追い鳴きしました。この時、初めてご主人様から頭を撫で撫でしながら「ドン!エライゾ!・・・ヨシヨシ」とで褒めてもらいました。何が何だか分からないままその時は喜んでいましたが、山入しシカを起こして追い鳴きし、ご主人様の下に帰った時に褒めてくれることを学習しました。 最近は山に行こうと催促鳴きをして叱られています・・・(笑) 訓練の様子 基礎訓練でご主人様から100m余り離れて捜索しても怖くなくなっていますので、現在はご主人様と一緒に山を歩くのではなく、先輩犬と同じように、車がが入れず人も通らない林道をゆっくりと前進し、高鼻や地鼻で使って捜索し、シカ臭が有れば林道から捜索を開始し、シカを起こして追い鳴きをしています。 時には、ご主人様から500m余り離れてシカを起こすこともあります。兎に角、シカを起こして追い鳴きすると、ご主人様が大喜びしてくれ、帰ると笑顔で迎えてくれます。この褒めてもらうのが一番うれしいです。 まだ、30分程しか追跡できませんが、午前中に3カ所ほど、色んなフィルードを体験させてもらっています。 現在シカ猟犬として、捜索、起こし、追い鳴き、追跡、帰りの他、呼び戻しも適応できる等、一応の仕事は出来ますが、今後も訓練に励み、お父さんのアサ号のようにご主人様から頼られる狩猟犬になりたいと思っています。 以下、山入訓練中の様子を写真で紹介します。 写真① 風が強い日は、地鼻で捜索します まだ、強風の時はシカの起こしはできません。 写真② 高鼻でシカ臭をキャッチしています 臭いの方向が確認できれば、この位置からどんどん狩り込み、シカを起こし追跡します。ご主人様は僕が入った位置で帰るまで待っていてくれるので、安心して追い鳴きできます。 写真③ シカ臭を取り捜索を開始た時の様子です 最近は、自信をもって狩り込んでいきます。 写真④ 追跡から帰って来た時の様子です 初めてシカを1km余りシカを追い鳴きした時の記念写真です。 写真⑤ 訓練場所に移動中に会う四国遍路のお遍路(巡礼)さん この時は、桜が満開でお遍路さんの足取りも軽く感じました。 写真6 犬舎の運動場でくつろぐドンちゃん 現在、体高=38cm、体重=13kgで、丁度アメリカンビーグルの成犬と同じ大きさです。 僕は、お父さんのアサ号の様には大きくならないようです。ご主人様は、このまま成長がとまれば「小型サツマビーグル」の再来だ!等といっておりますが・・・。 <追伸>除草剤に注意!!!・・・ 僕は、2週間前に訓練の帰り道、スダチ畑の若草をむしゃむしゃ食べて帰りました。ところが犬舎に帰ると嘔吐が止まらず、全てを吐き出しました。その吐き出した中に若草が入っていたので、ご主人様は「除草剤」だと、とっさに判断し、かかりつけの動物病院に急行し、適切な処置をして頂いたので一命をとりとめました。 最近、やっと元気になりましたが、げっそりと痩せてしまい、山には行っていません。ご主人様は、シカ猟犬として一応できているので、体力が回復するまで、養生させる考えです。 皆さんも十分注意してくださいね!!!。 また、来月お会いしましょう!!!。 |
2018オーナー通信 第1報
Posted on March 22, 2018 at 3:00 AM |
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本日は、広島県のオーナー様T氏より愛犬リョウマ号の便りが届きましたので紹介します。 リョウマ号の血統構成は、父:シロー号×母:エリー号(ハク号直仔)であり、当犬舎の作出計画に基づいた系統繁殖犬である。 外観は、若牡犬とは思えない堂々とした風貌をしており、頭部は良く発達し、耳は低く位置し大きく垂れた絞り耳、体毛は短毛で密生、配色は白地に黒の丸班が実に美しい。特に肩から胸部にかけてはよく発達し、追跡犬としての心肺能力の高さが伺える。また、全体的に10対8と理想的なバランスを有しており、保存活動を開始して約3年でやっと念願の理想的な四国プリンス系サツマビーグルが誕生した。 本犬は、自家用に残していたがオーナー様のサツマビーグルの保存に関する真摯な協力に感銘し飼育を託した。 リョウマ号は、1.6才の若犬になっている。オーナー様は大変お忙しい方で、中々山に引けないと言っておられたので、その後の成長が気掛かりであった。しかし、その心配も他所に、今回嬉しい便りとなって届いた。 本犬は、年明け頃から猟欲が発現し、その後辛抱強く出来る限り山に引いたようである。その甲斐あって、今猟期中に5頭のシカを単犬で捕獲したと・・・大変喜んでおられた。 4月頃から有害駆除も始まると思うので、猟芸にも益々磨きが掛かるだろう!!! また、今後は秀逸な純血サツマビーグルの種牡としても大いに期待している。 写真説明・・・(写真は携帯で撮影したので画像が鮮明でありませんとのこと) 〇写真:左=シカ猟中のリョウマ号(高鼻で獣臭をキャッチしている様子) 〇写真:右=牝シカを捕獲し噛み噛みしているリョウマ号 |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第3話
Posted on March 8, 2018 at 1:32 AM |
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皆さん・・・お元気ですか?。。。四国徳島は、先月の寒さが嘘のように暖かくなり、梅の花も咲き始めました。これから一気に春です・・・。 〇僕は昨日で生後6ヵ月になりました。(ご主人評価) ・体重:早朝測定(空腹時)で12kg。 ・体型:父親のアサ号の様に足は長くなく、母親のマレ号に似たバセットタイプ。 ・性格:明るくフレンドリーで物怖じしない。 ・飼育管理:ケージ内でのウンチは殆どしなくなったが、おしっこは未だである。 ・歩様:外見はバセットタイプで鈍い感がするが動きは軽快(格言=重くて軽し) ●欠点・・・大きくなるにつれ自然に治ると思われる???。 ・給餌の際に大声で啼く・・・・継続中。 ・なんでも噛んで破壊する・・・やや改善。 ・尻癖が悪い・・・やや改善。 ・誰にでも喜んで良く飛びつく・・・・継続中。 ・尻尾がピンと立たず垂らしている・・・新発見(性格的なものか?) ◎相対的な評価・・・犬舎内ではわんぱくぶりを発揮。犬歯以外は生え変わっている。2月末から少しずつ基礎訓練を行っているが、小さい時から度胸があり物怖じしない性格からか、基礎訓練はほぼクリアーし、最終段階の応用編に入っている。銃壁もクリアー。 ●第一段階=基礎訓練(生後4ヵ月~6か月) ①他犬や他人と接しても仲良くできるコミュニケーション力を学習をする。 ※ 犬や人の出入りが多い公園等で散歩させ、来園者と仲良くする。最初は尻尾を下げて警戒するが何日も通うことにより尻尾が上がり、顔見知りの犬や人に尻尾を振って歓迎するようになれば合格。 ⇒ 合格。 ②車に乗せる学習をする。 ※ 最初は10分程乗車することからスタートし、最終的には未舗装の林道で60分余り乗車させて酔わなければ(嘔吐やヨダレ)合格。 ⇒ 合格。 ③林道に連れて行き遊ばせる。 ※ 最初は尻尾を下げて警戒しオドオドするが、訓練者は腰を下ろして「ヨシヨシ」と頭を撫でてやり、心配しなくて良いことを教える。何日も通うことにより尻尾も上がり、走ったり小枝を噛んだりしてじゃれる様になると合格。⇒ 合格。 ④山歩きを学習する。 ※ 最初は何時もの林道からゆるいのり面を探して訓練者が先に下りたり上がったりする。子犬が下りたり上ったり出来ずにキャンキャン鳴く場合は、レベルが高いので優しい場所で再訓練する。そして段々と傾斜がキツイのり面を訓練者の後に付いてこれれば合格。訓練は、上るより下りる方が恐怖心が強くなるので時間をかけて、訓練犬自らが勇気を出して自主的に行動できれば合格。⇒ 合格。 ※ 訓練のポイントは、訓練犬と目線を合わさずに知らぬ顔をして、訓練犬が付いてくるまで何時までも待ってやること。声をかけても行けない。甘えは禁物!。 ⑤谷川を渡る学習をする。 ※ 最初は、少し水が流れ深くない谷から始め、段々と水量も多く深い谷へ進展させ、訓練者に付いてこれれば合格。⇒ 合格(珍しく水を怖がらない)。 ※ 訓練は、谷の上り下り、左右の横断を行う。この訓練が最も訓練者の忍耐が要求される。林道の上り下りの要領で、訓練犬が勇気を出して自主的に行動するまで知らぬ顔をして待ってやること。声を出して勇気付けたりしないこと。変な学習をさせればそれが癖となり、自分が出来なければ「キャンキャン・ウォーン」と泣き叫んだりする犬になり回収に手間取る犬になる。 基礎訓練の極意は、訓練犬を信じ「あせらず」「いそがず」「さわがず」の精神で、気長に訓練犬の自主性に任せた訓練を行う。いくら困っても訓練者(主人)は絶対に助けてはくれないことを教える。そして訓練犬が付いてくる(帰って来る)まで訓練者は待っていてくれるという安心感を植え付けること。 ⑥応用編を行い仕上がりを確認する。⇒ 現在進行中 ※ ゆっくりと林道から降り、水が流れる谷筋を下って行き、谷を横切り、対岸の谷筋を登って林道に戻る。途中何かの臭いに反応(鼻を地面に付けて必要に臭いを嗅ぎ尻尾を振る又は高鼻で鼻をクンクンしている等)して足を伸ばして捜索しだしたら、訓練犬が納得して帰ってくるまで待ってやる。そして最終的に訓練者から100m程離れて捜索が出来るようになれば合格。 ※ 主人から離れて捜索できない犬には、訓練犬が足元に帰ってきても「知らぬ顔」をして動かないようにする。訓練犬は何時までも訓練者が動かなければ退屈してウロウロ少しづつ遠くに足を伸ばすようになる。遠くまで行ってもGPSで確認し、決して呼んだりしてはいけない。 ※ この100m離れて捜索することが出来なければ、できるまで基礎訓練を繰り返し行う。この間、数ヵ月余計に時間が掛かっても猟犬として生活する時間からすると本の僅かな時間である。 【 基礎訓練の点描 】 ドンちゃんは、生後25日位から高さ20cm余りの産箱を超え、隣の部屋で一人寝していた。性格はサツマビーグルには珍しいフレンドリーで、物怖じしない。初めての山入はマリー号とのシカ猟に同行させた。身体が小さく初めての山なのでマリー号と一緒に放した。しかし、何とマリー号に付いて林道を降りて行ったのには驚いた。しかし、GPSマーカーを装着していなかったので何処でいるのか分からない。その内はぐれて泣くまで待ってみるが10分ほどしても何も聞こえない。マリー号はとGPS受信機を見ると林道下の谷を越え向山まで足を伸ばしている。まだシカを起こしていないので、帰れコールを20番空ケースで『ピッピッピー』と強く何度も吹くとマリー号は10分程で帰って来た。 ドンちゃんは・・・と暫く待って見たが帰ってこない。マリー号を車の輸送箱に戻し、GPS受信機でマリー号の軌道を辿って行く。林道を下り谷を渡り対面の杉山を登って行く。しかし、こんな急坂を山入初めてで小さいドンちゃんが登って行ったのか・・・等々を考えながらヒーヒーと息を切らせて登って行くと、なんとドンちゃんがマリーの後を追って下っていた。 これには何とも驚いた。この子犬は何なんだ!!!・・・凄い!!!。。。あの谷川をどのようにして渡ったのか等々を思いつつ、安心させてやろうと大声でドンちゃんを呼ぶも何と無視。結局、車まで一人で戻って行った。 度胸があり物怖じしない性格は承知していたが、喜んでばかりではいられない。それは目線を変えて考えると、鈍感とも言える。 普通であれば、先導犬や主人からはぐれれば寂し泣きをするものだが、途中で主人と会ったのにちらッと振り向いただけで、知らぬ顔でマリー号の後を追う子犬なんて、アメリカンビーグル37年、サツマビーグル8年、猟歴45年の小生であるが一度も見たことがない。 ドンちゃんの今後の課題は、20番空ケースでの「呼び戻し訓練」を徹底的に行う必要がある。セルフハンティングの危険性が示唆される。 〇基礎訓練中の写真 〇基礎訓練を行っている猟場全景 〇犬舎内での様子 また、来月お会いしましょう!。。。 良い訓練報告が出来るように頑張ります。 僕の訓練報告が、兄妹犬(7頭)の参考になれば幸いです・・・。 |
シカ猟におけるアサ号の見事な半矢回収
Posted on January 5, 2018 at 6:38 AM |
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本年最初のブログとなります。 先ずは、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくご指導の程お願い申し上げます。 さて、現在2つブログを開設し公開しています。2つのすみ分けは、以下の様に考えております。 ①サツマビーグルのブログ村・・・主にサツマビーグル本来の知り得た情報(飼育・訓練・狩猟等)や保存会員様から寄せられる便り等を紹介。 ※本年度はシリーズで「ドンちゃんの訓練記」と題して、現在4ヵ月になるドン号がシカ猟の完成犬になるまでの訓練の様子を紹介しますのでご期待下さい。サツマビーグルの訓練の一助になれば幸甚です。 ②狩猟犬サツマビーグルのつぶやき・・・当犬舎の身近な出来事等について犬目線で紹介。 ※このサイトは「日本ブログ村」の「狩猟犬」と「狩猟・ハンティング」に入会しており、毎日ブログがランキングされる。ランキングを上げるには、単にアクセス数が多いだけではダメで、記事を読み終わった後に添付されているランキングバーナーを「クリック(押す)」しないとカウントされない。サツマビーグルの支援の一環としてランキングバーナー『狩猟犬』、『狩猟・ハンティング』のどちらかのボタンのクリックをして頂ければ幸甚です。 さて、前置きは此の位にして本題に戻ることにする。 今日紹介するシカ猟は、昨日の狩猟の様子で、本年最初の山入りとなる。 お供は、アサ号(牡2才)とマリー号(牝1才)である。当日は牝シカ2頭の猟果があった。 アサ号も最近は、サツマビーグル本来の使いやすい猟犬に進化している。即ち、単独猟犬としてのサツマビーグル特有の①主人を中心とした狩りこみ、②高鼻を駆使した素早い起こし、③獲物の逃げ方で回帰しないと判断すれば約30~60分の追跡で主人の下に帰る等々。この③が一番難しいが徐々に出来ている。 つい最近までは、若さに任せ、広い捜索でエネルギッシュに狩り込み、獲れないのに2時間余りも追跡していた。これでは単独猟の醍醐味も台無しである。GPS受信機も信号が入らず何の役にも立たないことも少なくない。 今日、紹介するシカ猟の半矢回収は、簡単そうで中々出来ないものである。何故なのか・・・血液の臭いが混ざると捕獲したと勘違いをするのか?。しかし、その様に考えるのが本当の猟犬かもしれない。 当犬舎の回収の名手はテツ号である。テツ号はシカを咥えに行かずラウンドをして、大きな声で何時間でも主人が来るまで鳴き通す(鳴いてシカが居る位置を教えている)。 アサ号は、未だ若いので咥えに行く。シカの場合は良いがイノシシの場合は最後の力を振り絞り大ケガの基になる。これも数多く経験することにより、自ら咥えなくても鳴き続けることことにより主人に自分の位置を知らせることが如何に狩猟では大事かを学習する。 この様にサツマビーグルは単犬で使用することにより本犬の持つ奥深い猟芸が良く理解できる。また、この犬の利口で賢い狩りを熟知した時は実に感無量である。また一味違った狩猟の醍醐味がもたらされ、山に行くことが大好きになり楽しみになる。 シカ猟の使用銃は20番の上下二連、弾は6粒とスラッグを用いている。若犬と狩猟するときは、6粒弾で前足を狙い、わざと半矢にして噛ませ猟欲を出すこともある。 今日のシカ猟は、ある集落よりシカを捕獲してほしいと依頼されている場所であり、有害駆除として狩猟しているので、私のミスである。 詳細は、動画を添付しているのでご覧頂たい。 ※ 下記の「動画を見る」をクリックするとご覧できます。 写真 半矢の牝シカを発見し咥えようとしているアサ号。 当地は林道添いの谷筋で大きな岩がゴロゴロしており、シカもアサ号も滑って大変である・・・(笑) |
純血サツマビーグルのドンちゃん訓練記 第1話
Posted on December 22, 2017 at 12:37 AM |
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皆さん初めまして・・・ 僕は、四国プリンス犬舎の純血サツマビーグル系統繁殖の4代目の「ドン」と申します。 父はアサ号、母はマレ号です。平成29年9月7日に生まれました。兄弟は7頭です。現在は、生後100日となり、先日第1回目の8種混合ワクチンを接種しました。 タイトルは、「訓練記」となっていますが、今は山にも散歩にも行っておりません。 このコーナーには、先輩犬のアキ号(牝)、マリー号(牝)、リリー号(牝)がシカ猟犬となるまでの訓練の様子を紹介しています。 僕は、初めて牡の4代目として犬舎に残ることになりました。今後は先輩犬と同じように単犬にてシカ猟犬として完成するまでの様子を適時に報告させ頂きます。 他の兄妹犬6頭のオーナー様への訓練教書になるように、飼育や訓練方法を詳しく紹介したいと思います。 全国の兄妹犬に負けないように頑張りますので応援の程よろしくお願いします。 現在の体躯を紹介します。 カラー(毛色)は、現存するサツマビーグルに珍しい黒勝ちの白黒タンで、僕が犬舎に残ることになった最大の理由になっています。サツマビーグルは100年ほど前にハーリア、英系ビーグル、昭和に入ってバセットハウンドが入血され現在の外観が完成されたといわれております。ご主人様によりますと、僕のカラーはハーリア譲りでは?・・・と考えられています。 頭部は、よく発達し耳の付け根が低く絞り耳で大きく長く垂れています。この頭部は母親譲りです。 胴部は、骨太でガッチリとして、少し胴長です。 脚部は、前肢及び後肢共に骨太で足は大きいです。若干後肢がハの字になっているのが気になりますが、今後の基礎訓練等で自然と治るようです。 体重は7kgです。体高は僕がガサで測れません・・・(笑)。 現在は、朝夕2回のドックフード(愛犬元気2:ジョイ・スーパーミール1)をもらっています。日中は、日光浴をしています。骨太の犬を作るには、カルシウムとビタミンDが必要です。コンクリートを例にとりますと、カルシウムは砂でビタミンDはセメントと考えると良くわかると思います。ビタミンDは日光浴をしないと生まれませんので注意してくださいね。 我々サツマビーグルは、ドックフードを噛まずに丸呑みするので、器にドックフードを入れ同じ量の水(冬は温水)を入れもらっています。喉に詰まらずスイスイと食べられ、喉が渇かないので水をがぶ飲みせず下痢等もしません。 この時期の飼育ポイントは、日光浴とドックフードの与え方です。ドックフードの量は、便の状態を見ながら増減します。黒くコロコロした便は量が不足しています。また形にならずに軟便の場合は量が多すぎますので少し減らします。 サツマビーグルはかなり大きい中型犬ですので、エサの量は成長に大変重要です。 健康管理面では、生後100日で8種混合ワクチンと狂犬病ワクチンを接種し、8種は1ヵ月後に2回目を接種します。 また、2か月に1回は駆虫剤を投与します。腹に虫がいますといくら高カロリーのドックフードを与えても、犬はやせ大きくならず、骨太のガッチリとした若犬には成長しません。 飼育で分からないことがあれは、何時でも何なりとご相談してくださいね。 では今日はこの辺で失礼します・・・次回をお楽しみに! 写真・・・生後100日の僕「ドン」です。 毎日、エサを沢山食べ、日中は日光浴をたっぷりしています。 この写真は、ポカポカと暖かいのですこし眠くなっています・・・ ※ 子犬ですが凄い顔をしているでしょう!。。。動きが鈍いように思われますが「重くて軽し」と言う発祥地鹿児島での格言があります。これは一見動きは鈍そうにみえますが、放すと軽快で良い動きをすることを意味しています。こう見えて動きは軽快ですよ・・・。 |
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